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妹のストーカーは完全な精神異常者だ。40歳の塾長。なぜか妹が学生の頃働いていたコンビニでアルバイトしていた。お金に困っているのか、単に働き足りないのか知らないけど。3年前に一度食事に行っただけ。一度で妹は嫌になり、それっぽっきりだったのに、今になってどこで電話番号を調べたのか突然電話がかかってきた。
「謝りたいんだ。」
「何を?」
「会って謝りたい。」
「嫌です。今言ってください。」
「どうしても会って言いたい。」
こんな押し問答の後、この男は一緒に働いていた別の女の子に電話した。
「3年間も放っておいたから彼女怒ってるんだ。でも僕はもう結婚する準備ができて式場も予約した。来週親が来るから紹介するつもりだ。彼女に来てもらわなくちゃ困るから君からも説得してくれないかな。」
家族は大揺れ。今回ばかりは妹に隙があるなんて怒れない。相手の完璧な妄想。仕事中に着信40回入っていたなんていうこともあるらしい。わたしは家の戸締りをしっかりしてこの日記にちゃんと書き残してベッドに入ることにしよう。