My life as a cat
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2008年05月09日(金) Boysの夢

午後にシティへ出た。半年ぶり。ニュースなどで報じられているように、人口増加の著しさに比例して町の変化が忙しいのが寂しいところ。変わらないのがこの町のいいところだったのになっ。かつての住処を訪ねてみたらステファンはいなかった。一年かけて世界一周クルーズの旅に出ると聞いていたけど本当にここを売り飛ばして行ってしまうとはショッキングだったな。ノースブリッジでコピを買ってシティまで歩いてきたら金曜というのもあって、人の多さにうんざりして買い物は断念。セントラルパークのカフェで一服して階上へ昇りアレックスのオフィス見学。スワンリバーを臨む快適オフィスでヘッドホンしてガンガンミュージックかけて仕事してた。金曜の4時、オフィスはもうガラガラ、パブは満員御礼。カフェテリアでコーヒーをいただいて待った。働きもののアレックスは4時半退社。バスをキャッチして一度家に戻ったら速攻着替えて彼の同僚のハウスウォーミングパーティーへ。到着したのはなんとサウスパースのジェッティ前のミリオネアマンションだった!しかもオーナーは20代くらいのカップル。そんな若くてこんな買い物しちゃうんだぁ。。。カナダから一緒に移民してきたという美男美女カップルだった。シティの夜景を一望するバルコニーでワインを飲んで雑談した。アレックスの会社といえばスノッビーで成金趣味みたいな人々を想像していたのだが、全く違った。凡人感覚の常識ある品の良い人々だった。金曜の夜はビルに一斉にクリーナーが入り、ライトがフルに点灯するから夜景を見るならベストだという。ビルの清掃に入る外国人の苦学生達もいつかこちらでワインを傾け夜景を眺める側の人間になることを夢見ているのだろうか。

その後ケニヤ出身の若いブラックガイと3人でヴィクパーのマレーシアンレストランで軽い夜食を摂りながらおしゃべりに明け暮れた。20代中盤のBoysは他の国への移住やキャリアアップの話題に花を咲かせ、いつか結婚もしたいと目を輝かせていた。ふと、マーヴだってこうなるはずだったと思った。でも失ってしまったものは仕方ない。違う形の幸せを見つけるしかないのだ。彼が希望を失ってしまわない限りわたしは彼のそばにいたい。


Michelina |MAIL