My life as a cat
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2007年02月10日(土) 秋までもう少し

週末は決まってマーヴの作るたっぷりとグレインの入ったパンに目玉焼きと沢山の生野菜を挟んだサンドイッチをブランチにして、午後にカフェでケーキをつついて、夕飯はわたしが自分の好きなものを適当に作る。大抵、雑穀やナッツの混じった玄米と味噌汁、ちょこちょこと野菜のおかずといった粗食がベースだけれど、それをマーヴが美味しい、美味しいと言って食べてくれるのはありがたい。天然健康舌を持つ彼は加工肉や白いパンを好まず、野菜がたっぷり入った食事ならば大抵何でも好き。食の嗜好の一致だけで男の人を選ぶことはないけれど、関係が長引くにつれてこの問題は重さを増してくる。BBQにジャンク・フードにビール!ビール!などという生活にだらしなさそうな人はまずタイプではないけれど、付き合ってみてもうまくやれるのは初期のお互いに盲目期間だけに違いない。

食後の腹ごなしにいつもの公園まで歩いて行った。今夏の水不足は例年にも増して深刻なようだ。水の供給を止められた池は乾ききって底がひび割れている。春には水面にプカプカと気持ち良さそうに揺られていた鳥達がその上を困惑したようにてくてくと歩いている。水の煌きを失ってしまうと、どんな力強い緑が周囲にあろうと色褪せて見えてしまう。哀しい気持ちでベンチに座ってぼんやりしていたら小さな鳥がお母さん鳥にひっついてよちよち歩いているのを見つけた。水が枯れてもまだその周辺で命が孵っていることに少し安堵した。雨の降る秋までもう少しの辛抱かな。


Michelina |MAIL