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ダレンは早朝に、ホエール・シャークを見るのだと言ってずっとずっと北のエクスマウスへ出発してしまった。最近わたしは弱っているのか、たった4日会えないことに"世界の終わり"くらい大袈裟に落胆してしまう。
新婚の友達は、どんなに旦那さんに愛されているかということを嬉々として語る。素直に羨ましかった。わたしは家族以外の他人に愛されたことなどあっただろうかとたまに考える。言葉を尽くしてくれた人はいたけれど、それが自分の心髄まで届いたことがあっただろうか。そう思ったら哀しくなった。
冷たい風が吹き始めた夕暮れ時の帰り道に決めた。わたしがわたしを、誰よりも愛して大切にしてあげようと。
(写真:いつもの公園)