My life as a cat
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2006年04月13日(木) イースターホリデー

イースターホリデーに入り開放感に満ち溢れたグレッグから電話がきて2度目のデートに出かけた。今日は彼がつい最近購入したばかりの家へ招いてくれた。モダンなタウンハウスに大きな家具がぽんぽんと置いてあるだけで、まだ人間の温もりがない。どうしたら温かい雰囲気になるかと一緒に考えてあげた。きっとそこであたたかい暮らしをすればいいだけなのだ。ワインを開けて買い込んできた夕飯を摂って調合してきたゼラニウムとベンゾインのアロマオイルでハンドマッサージをしてあげた。練習し始めてからもう半年経つのにまだハンドマッサージしかできないし、手つきも悪い。それでもその行為自体に人はリラックスしてくれるようだ。身の周りのことを沢山喋って夜が更けていった。

グレッグが作ってくれた朝食を摂って外に出るとひんやりした空気の向こうに泣きたくなってしまうほど澄んだ青空が広がっていた。仕事も私生活も充分満ち足りている彼はわたしには媚びていない。一方何もかもが不安定なわたしは頼りなげな感情を彼に重くのしかけている。甘くされればされるほど、もやもやと不安に包まれていく。帰り道のハイウェイを爽快にとばしながら、あなたの夢はなに?と聞いてみると、はっきりとした口調で明確な答えが返ってきた。この人は強く強くしっかり自分を支えて生きているのだと気後れした。わたしはどこへ向かっているのだろう。


Michelina |MAIL