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| 2006年01月03日(火) |
Bagdad Cafe |
ほんの少し遠いマーケットまでの道すがらホリー・コールを聴いていたら観たくなったのでレンタルして帰った。
ヴェガスから50km、砂漠のど真ん中、旦那との口論の末車を飛び出したジャーマンツーリストの太った中年の女が灼熱の太陽に照り付けられながら辿り着いたのは足が地につかない人間が集う旧態依然のカフェ(モーテル)。行く宛もなく自然とそこにいついてしまった女はやがてこの乾ききったカフェにオアシスをもたらすようになる。
"Jasmin"をヤスミンと読むジャーマンとジャスミンと読むアメリカン。濃いコーヒーを好むヨーロピアンとお湯を足して薄くしてしまうアメリカン。レーダーホーゼンを壁にかけるジャーマンとそれを見て驚駭するアメリカン。10代の頃に擦り切れるほど観た映画なのに、その頃に解からなかった文化的背景からくるオモシロさを今更理解して新鮮だった。
光と影をはっきりと意識したコントラストの深いビジュアルやカメラワークも抜群。あちこち切り取ってポストカードにしたい。
しかし主題歌の"Calling you"は映画へのマッチ云々は別にしてジュベッタ・スティールのよりもホリー・コールの低く力強い声のカヴァーのほうが断然好き。