My life as a cat
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2005年11月11日(金) もう刺激はいりません

男というのはどうしてこうも言葉が足りないのだろう。たったもう一言付け加えれば大分ニュアンスが変わって印象がよくなるというのに不完全なまま終えてしまう。この半年間こんな男達に随分と苦しめられたが最後の最後、「退職」の件にまでひと悶着あった。

退社の1ヶ月前くらいにはその旨を上司に伝えるという社会人の常識をわたしは実行した。当然2,3日以内には同じグループの人々はそれを知って仕事の調整などをしていくものだと思っていた。が何日経っても音沙汰が無い。それどころかそれを皆に伝えて調整を図っていかなければならないマネージャーまでもがわたしが辞めるのを忘れてしまったのか、半年先の仕事を頼んでくる始末。部下の退職願いを忘れるなんて普通では考えられない。どうなってるんだ?と更に上の部長に聞いてみると一言「忙しくて忘れちゃったんじゃない?」とサラリと言う。忘れる?辞めることを忘れてしまえるほどわたしなど居ても居なくても同じ存在だったのか?そう思ったら涙がこみ上げてきてトイレにかけこんでしまった。その日は仕事をする気にもなれず、一部始終を同僚に話すと「デリカシーないよね。でも彼らのことだからなんにも悪気はないんだよ、きっと。困った人達だよ。」と言い、それでもわたしの気が晴れないのを見かねてマネージャーに話してくれたようだった。

「Michellinaさん相当ショックうけてますよ」と言うとマネージャーは「えーー!忘れてるなんて、誤解だよぉ。そうじゃなくて、ずっとどうみんなに話そうかって悩んでたんだよ〜。そんなつもりは全くないんだぁ。困ったなぁぁぁ」と言いコミュニケーションって難しい、、、、と頭を抱えてしまったそうだ。

そしてその後に部長にわたしとマネージャーが呼ばれ、わたしの後任者を雇うかどうかについて意見を聞かれるとマネージャーは「後任者は絶対必要です。彼女のポジションは絶対いてもらわなきゃ困るところなんです」と妙に強調して恐る恐るわたしの横顔を盗み見ていた。わたしは彼の非常に単純でわかりやすいその行動に笑いがこみあげてきた。

その後は順調にグループの人にも認知されて調整なども少しづつ相談するようになってきた。がそんな矢先、部長がお別れ会をしなくちゃなと言い出した。大好きなのだけれどわたしのお小遣いでは遠慮がちになってしまうイタリアンレストランへ連れて行ってくれるというのでまたあの美味を堪能できるのかと楽しみにしていた。

が、今朝、同僚(女の子)がやってきて「やばいよ。部長が昨日わたしのところに来てプレゼントを自ら買いに行くって言い出して、何がいいか相談しにきたんだけどさぁ、アイディアがまた突飛で"オーダーメイドの靴"なんて言ってるんだ。これだけはいらないとかこんな物が欲しいとか希望があったら言ってね。さりげなく部長に伝えておくから。」と言う。こ、こわい。。。会の途中で渡され、みんなの前で包みを開いたら、とても反応に困るようなものが入っていたらどういう顔をすればいいんだ。正直者でお世辞のひとつも言えないわたしがビミョウな物を前に顔を引きつらせながら「ス、ス、ステキですね」などと言うところを想像して身震いした。彼女に「わたしの希望は部長を止めて"趣味のいいあなたが選んでくれること"のみよ」と言っておいた。

部長、マネージャーありがとう。でももうこれ以上刺激は要りません。最後くらい穏やかに終わらせてください。


Michelina |MAIL