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数ヶ月前、事業部にひらりと届いたある青年の英語で書かれた大学の卒業証明証と履歴書。人事課に頼まれてほんのちょっと訳を手伝ったので彼がカリフォルニアの大学を卒業したことと在日韓国人であることを知っていた。
そして数週間前、その彼が入社してきた。背がスラリと190cmもある好青年風。履歴書だけでちょっと興味を持っていたわたしはますます興味をそそられ話しかけてみると、とても気さくで素直な人で、年も同じだったことから会話もはずんだので今度酒でも飲みながらゆっくり話そうと口約束をした。
彼は入社したばかりでかなり忙しそうだし、会社でもなかなか顔を合わせるチャンスもなくて本当に口約束で終ってしまいそうだなぁと思っていたのだけれど、あちらも楽しみにしてくれていたようでやっと都合がついて会えることになった。
毎度お馴染みの仲良しの女の子の同僚(イタリア留学経験あり)も参加し、3人で留学話や一応韓国人である彼の家族の話、彼も興味深々の会社の内情やおもしろ人物の話題でかなり盛り上がり、お酒もすすんでしまった。わたしも「毎度の同僚」もこの事業部にきてから、ほんの少し男性不振に陥っていた。それはどうしても「女は女」という事業部の方針が染み付いてしまっているせいかフレンドリーな男性がいなかった。普通に信頼してあれこれ話せるただの友達が欲しかった。こんなに沢山の男性に囲まれて仕事しているのに、彼らが「男だから」という理由で人間付き合いが阻まれるというのはあまりにも淋しいと思っていた。彼はやはり学生時代をアメリカで過ごしたせいか、パースの男友達がしてくれたように男女の区別なしに接してくれてそこにわたしは妙に安心や親近感をもったのかもしれない。とにかく一緒にいてコンフォタブルだと感じた。残り少ない日本での生活の最後の最後に初めてできた「男友達」だった。