母親からメールが来た。携帯電話から頑張って打った様子が窺える。内容はただ挨拶程度のものなのだけれど文章もちょっとおかしい。常識的で世間体が良いことを美徳とする母はもっと若い頃はそんな間違いはしなかった。これは30手前のわたしに親ももう若くはないと見せ付けられているようでなんだか切なくなった。親に世話になってもわたしは何も返していない。去年帰国した時に幼馴染が連れて来た彼女の赤ちゃんを嬉しそうに抱っこする母を見て何もしてあげられない自分に落ち込んだ。でもだからといって自分の意志を犠牲にして生きることもできない。ただただこんな娘ですみませんと心の中で謝るのみ。