気がつきゃライブの時間だぜ
indexrewff


2012年08月28日(火)   ◎MAINICHI RT  てんとう虫

  

 「MAINICHI RT」 とは、
 毎日新聞が出しているタブロイド紙のことです。

 もともとは、毎日新聞6月6日付の夕刊に
 宮本さんの記事が載って
 それよりも詳しいインタビューが
 タブロイド紙に載ったということでした。

 で、このタブロイド紙というのは、
 東京の方しか取扱いがないそうで
 欲しかったら直接請求してください、とのことで
 それじゃま、頼んでみるか、と購入したものであります。

 見開き1ページが記事になっていて
 写真がやけにキュートで、
 好き嫌いの意見の分かれるところではありましょうが、
 なかなかレアものかな、と思いました。



 まずは、この写真です。

 



 たぶん、児童公園にある、固定の遊具ですよね。

 しかし、どうよ、これ。
 てんとう虫やで。
 45歳やで。
 なんかもう、どういうふうにとらえていいのか、
 ほんとに不思議ですよね。

 で、宮本さんって、なんか児童公園で撮ってるの、多いですね。
 やはり、なにか少年を思わせるものが
 カメラマンにもアピールするのでしょうか。

 そして、写真下に、『港区』 という文字がありました。
 これを見過ごす手はありません。

 早速、港区の児童公園を検索してみました。
 案外あっさりと見つかりました。

 喜び勇んで、遠征時にその公園を訪れ、
 意気揚々と写真をUPしたのですが、
 ある時、この写真と わたしが撮った写真を見比べているうちに
 なんだかちがう気がする、と思いました。

 実は、背景の写り方がなんか違うな、
 どうも腑に落ちないな、とは思っていたのですが、
 気づかないふりをしていたのです。

 でも、この日は、
 どうしても動かしようのない違いに気づいてしまいました。

 これは、こんなものをUPしていてはいけない、と思って、
 すぐに写真と記事を削除。
 そして、一からてんとう虫探しを始めました。

 「港区」というのは間違いない情報ですから、
 港区、児童公園、てんとう虫の遊具、をキーワードに
 いろいろ調べてみました。

 ところが、出てくるのはやっぱり、
 先ほどの間違っていた公園情報ばかり。
 ためいきをついていた時に、
 ふと、ある人のブログに、
 ぽつん、と写っているてんとう虫の遊具の写真にたどり着きました。

 そのブログは、公園のことを書いたブログでもなんでもなく、
 たまたまその人が、
 だだっぴろい、寂しい公園のまんなかに
 ぽつん、と佇むてんとう虫の遊具に
 なぜか心ひかれて
 都会の一風景としてあげられているものでした。

 その写真を見たとたん、
 ほとんど他の情報がないにもかかわらず、
 「これや!」 と、直感しました。

 これに間違いない。
 これ、どこの公園?!

 息せき切って ブログを読んでみました。
 しかし、その公園がどこの公園かは
 まったく書いてありませんでした。

 そうなると今度は、その公園がどこの公園かを探す作業です。

 これが大変でした。
 何枚の画像を見たかわかりません。

 (て、なんでそこまでする必要があんねん、と言われたら
  それまでのことですが・・・)

 そして、あきらめかけた頃、
 今度は、東京の児童公園のことを書かれているブログの中で
 偶然 このてんとう虫と思われる写真を見つけました。


 よっしゃ、間違いない。
 このブログやったら、どこの公園かわかるはずや!


 果たして、その公園は、都立青山公園北地区でありました。
 青山一丁目広場、とうような名称もあったかと思います。

 早速、ストリートビューで見てみますと、


 ああ! なんかある!
 それっぽいてんとう虫が!

 



 そして、その近くというか、
 一部になっている青葉公園には、
 あの、黄緑色のジャングルジムも見える!

 



 そうか、あのジャングルジムも、ここやったんか。
 ああ、そういうことやったんや。



 「探してる」 を始めて以来の、
 なんともいえない脱力感が わたしを襲いました。


 思い上がっていた。
 「探してる」 の数を重ねて、
 わたしは、なにか心にひっかかる疑問を追求することをせず、
 軽々しく結論を出してしまっていた。

 反省しました。
 心から反省しました。

 初心にもどって、
 もう一度、気持ちを入れ替えるためにも
 ぜひともこの場所に行って写真を撮ろう、と心に決めました。


 (なあ、日常生活にもっと反省せなあかんこと、いっぱいあるやろ、と
  もう一人の自分が、ずっと語りかけていたことも
  まぎれもない事実なんですけどね)




 で、今回の東京旅行の時に
 この、青山公園を訪れました。

 公園に近づくと、ひとりぽっちのてんとう虫が見えました。

 



 ほんとに、ひろいひろい広場のまんなかに
 ぽつんとひとりで立っています。

 人もそんなにいません。

 わたしは、なにかこのてんとう虫に感動を抑えることが出来ず、
 都会で生きて行く孤独を感じました。

 このてんとう虫に座って、
 あんな、うれしそうな笑顔をみせている宮本さんって、
 もしかしたら 
 都会の生き様を象徴しているのではないか、とさえ思いました。

 思ったことは思ったのですが、
 行動としましては、
 友人ときゃあきゃあ言いながらてんとう虫の写真を撮ってたんですけどね。


 その写真が、これです。

 



 
 かわいいけれど、
 なにか哀愁を感じてしまうのは、
 こうしたいきさつのせいかもしれません。



  


 MAP









   


ちどり |Home