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| 2010年04月10日(土) | 四星球ワンマン＠徳島グラインドハウス |
いいお天気です。
朝早くから家を出て、バスに乗って まずは鳴門へ。
大塚国際美術館に行き、世界の名画をたっぷり堪能。
途中で庭に出てみると 青空の中、鳴門の海がとてもきれいでした。
思わずまったりして ワンマンを忘れかけるわたし。
鳴門から路線バスに乗って徳島を目指しました。
ところが結構道が混んでいて
徳島に着いたのは17:00過ぎ。
娘に頼まれた「マンマローザ」を買ってからチェックインし、
しばし休憩した後、ジッターバグならぬグラインドハウスへ向いました。
どんなふうにリニューアルされたのか、
わくわくどきどき楽しみにしてたのですが、
これは、リニューアルとはいわんやろ、壁の塗り替えちゃうか。
ま、いろいろ事情があるんやろけどね。
中はいっぱいの人で もともと後ろの方でみるつもりだったので
後ろの方にいることにしました。
登場してきたのは、工務店の格好をした3人。
そうそう、今日のコンセプトは、『四星球工務店』 なんです。
なんか、顔に黒いペンキとかつけてました。
そして、
「音のチェックするの忘れたぞ。」
とか言うてるところへ、
桜の木になったやすおくん登場。
まるっきり画用紙で作ったような桜の花が
いっぱいついていました。
一曲目は、「思い出暴走族」。
なんか、もうすでにうるうる･･･。
年とったとは言え、涙もろ過ぎる。
曲順覚えてないので、記憶に残ってるのからどんどん書いていきます。
「あぜくら」は、ひさしぶりやったな。
懐かしい感じがしました。
「つかみたいと思うものが」 と熱唱するやすおくんが
とても素敵でした。
「バブル」の時は、やすおくんが、
「今日はワンマンやよ―！
よそのバンドのファンに気ぃつかうことないよ―！
両手でいこ、両手で。」
みんなが両手で バブルをやってると
「フラカンみたいや。」
なるほどな、こんな感じやな。
ほんで出てきたのは 瀬戸内寂聴のやすおくん。
な、なんや、なんや。
わお！のところは、5人も瀬戸内寂聴が出てきて
「ジャクチョウファイブ」だそうで。
ほんで、
「ひとりだけ、わお！のうまいのんがいてる。」
って言って、ひとりずつ わお！していって、
ま、そりゃもちろん てっちゃんでした〜、ってネタでした。
てっちゃん、どうやら今日は勤務明けでの参加らしくて
オペが終わってから駆けつけたらしいです。
え、さっきまで人体解剖してたん？ と思うと、
なんかこわい。
やすおくんは、おしゃれに散髪していました。
おしゃれに散髪って、変やな。
散髪って言葉自体、あんまりおしゃれちゃうもんな。
ま、えっか。
で、カットしてもらってる時、
美容院に流れてるラジオから
「悲しみの果て」が流れたんだそうです。
「ざざっ 悲しみの果てに、って流れてきて、
お、エレカシやって思ったら、
ちょうどその後に 時報のチャイムが重なって、
ざざっ 悲しみの果てに きんこんかん、みたいな。
で、思わず ぶって噴出してもうて
そのはずみで ここ変に切られてしもたんです。」
と言う話しでした。
おもしろい話だったんですが、
三回くらい歌った 「♪ 悲しみの果てに」 は、
全部微妙に音がちがってて
「悲しみの果て」は、そんなんちゃう！ と、やや不満を抱きました。
だけど、やすおくん、
よくエレカシネタやってくれるから
めちゃめちゃうれしいです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
「保健室へ行こう」やったかな、
あの歌はやっぱりよかったです。
早くCDにならへんかな。
「潮騒ぎ」と「クラーク博士」の盛り上がりはすごかったです。
後ろにおったにもかかわらず、
えらい勢いで押されました。
暴れるのも前に行くのも勝手やけど、
ひとりで行ってくれ。
巻き添えにしようとするでない、こんな後ろにおるのに。
「クラーク」では、まさやんが降りてきてましたが、
何もみえませんでした。
水だけがかかりました。
やすおくんは、首フラフープをしていました。
「ペイントペイン」では、ホールの後ろに用意された白い紙に、
手形をぺたぺたして 花を咲かせてました。
その前に、福山になったモリくんが、
白いうわっぱりを来てたんですけど、
そこにもぺたぺたされてました。
福山になって出てきた時、
これは絶対「YO.RO.NN」を歌ってくれる、って期待したんですが、
聴けなくてちょっと残念でした。
え〜と、「グラインドハウス」って文字を
それぞれ書いてきました、みたいなんがあって
U太くんは、漢字で。
「夜露死苦」みたいなん。
まさやんのは、めちゃめちゃなハングル文字みたいなん。
「読めん〜！！！」 って。
モリくんのは、カタカナやねんけど
「インド」のとこだけ 大きく書いてありました。
ここは、インドか、みたいなネタでした。
わたしは、まさやんのにめちゃウケしてしまいました。
一時間半があっという間のワンマンでしたが、
思い返してみると、
「ギンヤンマ」を歌ったやすおくんの顔が
すごくよかったなあと心に残っています。
本編最後の 「明日まで�辧廚如�
やすおくんがちょっと涙ぐんでいたのも感動的でした。
アンコールは、ファッションショーをやっていました。
あ〜、でも、忘れちゃった。
まさやん、マリリン・モンローやったよな。
最後の最後は、「クラーク博士と僕」でした。
初めてここで四星球を見たときは、
ガガガSPとフラカンの2マンのO.Aで
そりゃ盛り上がってはいたけれど
まあ、それもぜいぜい5列目くらいまでやったんですが、
今日は、一番後ろまで手が上がってて
ほんとに確かな着実な、四星球の歩みを感じて
胸が熱くなりました。
やすおくんが、MCの中で、
「ここに来てくれてる人に嫌われたらおしまいやからね。
これからもかわらずやっていきます。」
と、言った時、
その中に自分が入っていることがとてもうれしかったです。
そんなのは、勝手な妄想といえば妄想なんだけど、
四星球のライブに、やすおくんのことばに、
そういうふうに思わせる威力が備わったってことやな、と思いました。
今日来てよかった。
いや、別に来るのん迷ってたわけやないねんけど。
でも、そう思いました。
本編約一時間半のワンマンを見ながら、
四星球は、ワンマンライブがちゃんとできるだけの
実力を持ったバンドになった、と思いました。
今までのワンマンは、
かなりお祭り騒ぎの要素があって、
それはそれでよかったんやけど
今日のはそんなお祭り騒ぎ抜きでも
長時間のライブを
きちんとまとめて きちんと伝えられるバンドに育っていることが
なんかもう、浮き立つようにうれしかったです。
四星球は、お笑いも盛り込んでいるバンドで
今までのライブは、音楽6、お笑い4くらいやったと思うねんけど
今日のは、7:3か、7.5:2.5 くらいやったと思います。
でも、え―、四星球おもしろなくなった―、ではなく、
そのバランスがすごくよく取れてて
とても気持ちのいいライブでした。
四星球は、めっちゃめっちゃがんばっていると思います。
でも、
『ね、うさんくさいでしょ』
の、「うさんくささ」が薄まってきているような気がしていました。
だけど、今日のライブは、
その「うさんくささ」が、いわゆるアマチュア時代のものとはちがって
プロのバンドのものとして
少し質を変えたものとして現れてきているように感じました。
これは、なんかうれしいです。
次のライブが、ものすごく楽しみです。
ただひとつ、リクエスト。
以前の歌には、童謡や絵本のモチーフがいっぱい盛り込まれていたけど、
（毒りんご、モチモチの木、てるてるぼうず、とんぼのめがね、
いたいのいたいのとんでいけ、狐の嫁入り、など）
最近少ないので、なんか寂しい気がします。
そういう歌も作ってほしいなあ、と思います。
