気がつきゃライブの時間だぜ
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2009年08月17日(月)   ◎四星球@神戸スタークラブ

 久しぶりです、
 ほんと、久しぶりです、四星球。

 あの、書いてたレポが消えてしまった
 6/7のファンダンゴ以来です。

 こんなに長く四星球があいてしまったのは初めてで
 家を出るとき、
 今日、ほんまに四星球のライブやんな? と
 とまどってしまったくらいでした。

 
 6:30くらいにスタークラブに着くと
 中から数人で舞台挨拶してるふうな声が聞こえてきます。

 てっきり、O.Aの演奏が聞こえてくるだろうと思ってたのに
 どうしたんかな、と思ってると
 スタークラブの前の番組表に

 「都合でO.Aがキャンセルになりました」

 と、書いてありました。

 なので、O.Aの時間つぶしを
 出演者+松原さん+もーりーがやっているところだったのです。

 なんやろ、なんでキャンセルなんやろ。



 かなりぐだぐだな光景がステージで繰り広げられ、
 一番は花団でした。

 ちょっと時間がないので
 レポは四星球だけにします。

 時間があったら また追加していくことにします。


 ただ、花団でおかしかったのは
 カズくんがホールにおりてきてからは
 なにがなんだか、どこを目指しているのか、
 さっぱりわからない暴走状態になってたんですけど、
 そんな中でカズくんが

 「ちょっと落ち着こ。
  いや、オチつけよ。」

 と、言ったのがものすごくおかしかったです。



 で、四星球はトリでした。
 一応レコ発やしね。

 TMレボリューションの曲に合わせて
 身体に黒のガムテープを貼った
 3人が出てきました。

 それで、オープニングのMCは
 「おれが歌うたうわ。」
 「おれが歌うわ。」
 みたいな言い合いがあって
 
 「みんな 口ばっかりや。
  歌うのはおれや。」

 というやすおくんの声が聞こえてきて
 登場したのは 
 ブリーフに口のかぶりもんで
 身体中に口(KISSマーク)をつけた
 「口ばっかりマン」でした。

 そしていきなりホールに降りてきて
 手に持ったビニール袋から口を取り出して
 お客さんにペタペタ貼っていってました。

 壁にはってあるバンドのポスターにも貼ってました。

 女の子には、
 「わたくし、口ばっかりといいます」
 と、名刺かわりに差し出していました。

 このばかばかしさ、めっちゃくちゃおもしろいんですけど。


 そして、1曲目は

 「こどものころはあんなに大人になりたかったのに
  今はこどもに戻りたくてしかたありません。
  そんな歌です、『ギンヤンマ』!!」


 最初からモッシュが起こってました。

 やすおくんは歌の後半、
 ホールに降りてきて 丸テーブルの上に上り、
 そこにあったチラシなんかをばらまいてました。

 テーブル、ちょっとぐらぐらしてあぶなかったんですが、
 ビデオを撮ってた女の子が
 テーブルの下にもぐりこんで テーブルの足を支えてました。


 「ギンヤンマ」の歌は、そのテーブルで終了。

 2曲目の「コンプレックス」は、そこから始まりました。
 1回目のきつねの手の時に
 「後ろの人もするよ〜。」 と言ってて、
 それでもしない人がおったんでやすおくんは
 キムタクのうちわを顔にあてて
 キムタクのものまねで

 「しろよ。」

 と、言ってました。

 「ぼくたち、命かけてますからね。」

 と、言いながら、いのっちのうちわを出してました。
 そして、

 「笑ってるいのっち、
  笑ってないいのっち、
  インフルエンザ対策ばっちりのいのっち。」

 そのいのっちは、マスクをしていました。

 次に出してきたのは、
 ゴルゴ13の絵がはってあるいのっちのうちわで

 「ねらわれてるいのっち。」

 で、そのうちわを裏返すと 口ばっかりが貼ってありました。

 前にいた男性ふたりが、めちゃウケでした。



 次はなんでしたっけね、
 「エイトビート」やったかな。

 この歌、ライブで聞くほうがずっといいですね。
 なんかこう、やすおくんの思いがつたわってくるような気がします。

 それにしても、なんでやすおくんはこんなに
 思春期とか、少年時代をいっぱい背負っているのでしょう。

 いつも不思議になることがあります。

 フラカンの圭介さんなんかは
 実際まだ思春期真っ只中、っていうか、
 その頃の思いの中で生きてる感じがします。

 宮本さんも、なんだかんだ言っても
 少年の頃からぬけだせていないと思います。

 (環境も環境ですしね)


 でも、やすおくんは、
 このふたりに比べると かなり大人な気がします。

 親しいひとたちから見れば そうじゃないのかもしれないけど
 わたしのような一ファンにしてみると
 充分大人な気がします。

 大人なんだけど
 こどもの頃のことや 思春期のことを
 ものすごく愛おしく思っている。

 きっと、大人になってくる過程で
 家族を含め、
 出会った人、関わった人たちを
 とっても大切に思っているのでしょうね。

 
 これからもっともっと大人になっていくだろう自分、
 だけど、そういう人たちのことを
 ずっとずっと大事にしていきたい気持ち、
 それが 四星球の歌だと思います。

 わたしは四星球の歌は
 そういう人たち捧げられた愛の歌だと思っています。


 やすおくんは、大人だと言いましたけど、
 そりゃもちろん大人になりきっているわけじゃなくて
 大人になっていきつつも
 あの大きな身体で
 一生懸命少年期の思い出や気持ちをたぐりよせている姿が
 ほんとに素敵だなと思います。



 長くなってしまいましたが、
 レポにもどります。

 と、言っても、曲順とか、ちょっとあやういですけど。



 このあと、「思い出暴走族」を歌ったのかな。

 この「思い出暴走族」を歌うときのやすおくんが
 なんだか、ものすごい熱唱っていうのか、

 この日は、昼間にもライブがあって、
 このライブは2本目になるわけです。

 ここへきてちょっとバテ気味っぽくもあるんですけど
 そのバテ気味が かえってテンションあがった感じで

(それやったら クスリと一緒やん・・・・)

 渾身の演奏になっていました。


 半泣きみたいな表情で
 全身の力をこめて歌うやすおくんは
 尋常じゃない感じで、
 ちょっと震えがくるように思いました。

 そして、その姿をじっと追いかけているうち、
 一生懸命だから、とかそんなところの感動じゃなくて
 ひとりのアーティストとして作り出す
 芸術の世界への感動で
 涙があふれてきました。

 で、今、思いかえしてみると
 完全に目がいってしまった時の宮本さんの尋常じゃなさと
 同じ系列のもんやったなあ、と思いました。

 宮本さんのは 凍りついて動けなくなりますけど、
 やすおくんは 泣かせるみたいです。



 この歌の後、
 「すぐ次の歌入ることになってたんですけど、
  ちょっとお水飲んでもええですか。」
 と言って、水を飲んでいました。

 その時間でわたしも 少し気持ちを落ち着けることができました。

 やすおくんは、水を飲みながら

 「水飲むとこ見んといてよ!」

 って、ぷいってスネてみせてました。



 そして、次が「クラーク博士」やったと思います。

 これ、なんか大騒ぎでした。
 やすおくんが ホールに降りてきて
 ほんで、ミラーボールにタッチするって
 助走をつけてジャンプするんですよ。

 でもね、あと、数センチのところで届かない。

 女の子にマイク預けて 再挑戦。
 でも失敗。

 ついには、さっきいのっちでおおウケしていた
 ふたりの男性にかついでもらって
 ようやくタッチできました。



 このあと、結構長いMCがありました。
 告知とか。

 で、その中で、GOINGKOBEを見に来ていた
 神戸市の職員の方が来ている、って話しになり、
 その人は、

 「来てるよ〜!!」

 って、手を上げてはりました。
 
 「あ、どうも。 こんなんすきですか?」

 「だいすき!!」

 「今度 GROWINGKOBEもあるそうなんですけど、
  ぼくら、この前のGROWINGKOBEで
  警察の人に怒られたんですけど、
  いいですか? 大丈夫ですか?」

 「うんうん。」

 「・・・・金にモノいわしてくれるそうです。」


 でも、GROWINGKOBE、野音と重なったもようです。
 残念。



 MCの後、「吉野川同盟」。

 ボケてボケて・・・のところは
 まさやんが 例の神戸市職員さんのところへ行って
 ギターをわたしました。

 そしたらその人、ノリノリでギターを弾くアクションをしていました。

 やすおくんも、またまた降りてきて
 またもやミラーボールへのタッチに挑戦。

 クラウチングスタートの体勢から
 スタートしたかと思うと
 横につってあった提灯に そっとタッチしてました。

 笑わしよんな。

 

 あれ。

 確か、MCのあと、3曲やります、って言うてたな。
 あと、「コスモ」しか思い出されへん。

 あれ、「エイトビート」って MCの後の3曲なんやったかな?

 わかれへん。
 もしそうやったら そういうことにしておいてください。


 最後は 「Mr.Cosmo」でした。

 宇宙人は、白の全身タイツに銀色のはたきでした。

 しかしそれより一緒に出てきた天狗が・・・・。


 わたしはいまだかつて あんな変なものを見たことがありません。

 赤の全身タイツに 
 青のビニールテープをはって作ったお面。

 左目は ×と書いてある丸い紙をはってありました。

 ほんで、横にはペットボトルをさかさまにしたのを
 やはり青のビニールテープでくっつけてました。

 なんか、これって、
 前日の滋賀のライブのとき、
 お客さんからリクエストしてもらったら

 「テング!」 

 というた人がおって、
 それは 「カツパ」 の間違いやった、というフリがあるそうで、
 それにしても この天狗は
 笑いを超えた、
 前衛芸術に足の指を一本踏み込んだような代物でした。

 最後のキメの振り向きは 
 天狗も参加していました。


 アンコールは、「潮騒ぎ」でした。

 演奏の前にまさやんが

 「なんかいろんなことがあったような気がする」

 って言うてました。

 そりゃ、昼にもライブあったしね。


 そうそう、この日のライブの前半に
 まさやんのギターストラップにアクシデントがありました。

 ストラップがずるずるになったそうです。

 ナショヲナルのギターの人が出てきて、
 一緒に直していました。

 その間に ナショヲナルの「せいちゃん」も出てきて
 モリスの汗をふいてあげていました。



 そんなこんなで 「潮騒ぎ」。

 モッシュ、ダイブ。

 大盛り上がりで 最後はみんなで

 「しお、しお、しお、しお、しお、しお、しおさわぎ!!」

 と叫んで終わりました。




 あ〜、楽しかった、暑かった。

 2ヶ月と10日の間を埋めるに充分な
 すごく楽しいライブでした。

 楽しいだけでなく、
 四星球の、秘めた底力を
 ちらりと感じたように思いました。

 それが、なんだかうれしく感じました。



 その分、このバンドは
 売れなくちゃいけない、と思いました。

 わたしは、昔からヒットチャートとは縁のない音楽を聴いてきたので
 歌が売れるとか売れないとかには
 なんの興味もないんです。

 自分がいいと思って聞いてれば
 それで100%OKなんです。

 だけど、四星球は 売れてほしい。
 売れなくてはならないバンドだと思います。

 こんなことを書いて、
 四星球にプレッシャーを与えるつもりとか
 そんなことは全然思ってません。

 四星球は、今まで通りに
 真面目に 一生懸命にやっていけばいい。

 なにか、わたしに出来ることはないかなあ、と。


 これは、エレファントカシマシが売れてない時期に
 宮本さんが 「なんで売れへんねん!」 って
 いらついていたときにも 感じたことです。

 
 やっぱり、なんかおんなじようなバンド、
 すきになるのかなあ。



 あ、ちなみに天狗はこんなんです。
 夢にまで出てきそうでした。

 

  
  

 

 


 
 


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