気がつきゃライブの時間だぜ
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2009年04月29日(水)   ◎GOINGKOBE’09@神戸ポートアイランド

 GOINGKOBEも今年で5回目です。

 5回目と聞くと ふと1回目の時のことを思い出したりします。
 あの時は 東遊園地での開催で
 わたしは 松原さんもスタークラブも知らなかったのですが、
 震災関連のイベントだってことと
 ソウル・フラワー・モノノケ・サミットが出るということで
 神戸に遊びに行きがてら ふらっと寄ってみました。
 そんな感じのイベントやったんですよ。

 それが回を追うごとに どんどん大きなフェスになっていって
 なんだか神戸ってすごいなあ、と思います。

 考えてみれば、これがきっかけで
 スタークラブをはじめとする
 ライブハウスというものに出入りするようになったんですよね。

 出会いやきっかけって どこにあるかわからないですね。



 で、今回。
 サブステージとは言うものの、
 ワールド記念館で演奏することになった四星球。
 出番が1番目なので 出遅れるわけにはいきません。

 と、言いながら、出遅れました。
 出かける準備をしていたら、
 突然 娘が 今日はお弁当がいる、なんて言い出したもので
 それを作ってて 思ってた時間よりは遅れて家を出ました。

 ついてみると、たくさんの人が並んでいます。
 すごいなあ、と思いつつ、列に並んでいるうちに
 松原さん登場。

 拡声器で挨拶をされ、
 「ゴーイング!」「コーベ!」 ってみんなで叫びました。
 いよいよですね。


 会場に入って 急いで四星球のステージに行くと
 もう4人がステージに座っていて

 「四星球ライブに向けて精神統一中」

 と書いてありました。

 のっけからやるなあ。

 やすおくんは 時々、「赤いりんごに唇よせて」 と歌っていました。
 あれも、ボイトレの練習曲かな?

 で、大きくため息ついて

 「なんでサブステージやねん。」

 と、憤慨していました。 笑いました。
 せやけど、2年前なんかステージもなくて
 体育館の床でやってたやんねえ。
 見えへんからって 前におって
 えらい目におうたわ。

 で、その時に
 「だんだんステージの高さが高くなっていったらええと思います」 って
 やすおくん言うてて、
 ほんまにだんだん高くなっていってて
 なんかものすごくうれしい気がします。


 しばらくして、やすおくんが
 「僕らはいつでもOKです。」 って言うて ライブが始まりました。



 最初は 「お酒」の歌にあわせて
 やすおくんが自分たちの紹介みたいなのをして
 その後、「Mr.Cosmo」でした。
 歌い始めたとたんに お客さんがぶわ〜ってはじけて
 まるで四星球が魔法をかけたように
 その場が輝きました。

 松原さんに捧げます、って言うてたかな。

 今まで、ただ、
 「変なおっちゃんの歌やねんなあ。」 と思ってたのですが
 この前、例のおっちゃんのことを思い出してからは
 あのおっちゃんが頭に浮かんでくるので
 この歌がぐっと身近に感じられます。

 で、宇宙人登場のところは
 銀色のやすおくんが 後から登場してきました。
 お客さんをかきわけて ステージに向う時、
 たくさんの人にこづかれてました。

 ようやくたどりついたステージで
 「今、俺のことどついたやつ、呪うからな。」 とか言ってました。

 「ウソでもええから わくわくさせてよ」

 という歌詞が なんだか、こう、胸にぐっときました。
 これは人間に対する愛の言葉ですよね。


 2曲目は 「クラーク博士」。
 とたんにモッシュが始まりました。
 後ろから 走ってきて 前に突っ込んでいく若者も
 たくさんいます。

 この中の何人は 四星球のファンになってくれるかな。

 やすおくんは また降りてきてたな。
 なんか、頭が弾け飛んでて あんまり覚えてないんですが、
 横の位置にいるやすおくんに向かって 
 指差しをしてたような気がするので。

 で、機材の上に乗って フラフープしてました。
 首まわしもしてました。

 

 次は 「空瓶」やったね。
 CDのもいいけど ライブでやるの、めちゃいいです。
 そのうちまた ライブバージョンを音源にしてくれたら うれしいな。


 あ、そうそう、メインステージの方みて、
 やすおくんが 
 「あっち TVあるやん。」 って言うたら
 U太くんが マジで少し笑いながら

 「TVって・・・・。 モニターや。」

 って言うて、わたしはなかりおかしかったです。
 わたしもつい、TVって言うてしまうもんな。
 やすおくんって ちょっと中年入ってるんかな。

 「僕のうちにもモニターありますよ。
  ここらへんに 『アナログ』 って出ますけど。」

 とのことでした。



 それから、このステージの名前が
 「エビアンステージ」 やったんで、
 やすおくんは エビアンと 「他会社の水」 を飲みくらべ、
 他会社の方は

 「泥の味がする。」

 って言うてました。
 ほんで、エビアン飲んで なんかほめてたけど 忘れました。



 最後は 「吉野川同盟」。

 ボケるところは 闘牛ごっこをしていました。
 「ど〜め〜」 のところは
 なんか 久しぶりに 「め〜、め〜」 って
 ひつじみたいに言ってましたけど
 あ〜、ネタ思い出せん。

 すみません。



 これで、四星球のライブは終わりました。
 はあ、なんかもう ノルマ終わった感じ。
 

 ものすごく楽しかったんやけど、
 濃さで言うと
 万人向けのあっさり感がありました。


 だからといって 物足りなかったとかそういうことではありません。
 こういうのもありです。

 ほんで、フェスなんかでは
 このあっさり目のネタで 
 おおおおお!! って盛りあがって吃驚している
 ご新規さんを確認するのが なかなかおもしろいです。

 なんか、めっちゃ余裕やん、わたし。

 ふふふ〜ん。





 それから、ワタナベフラワーを見て、
 3号館に行って U太Tシャツ買って
 駅前でぶっかけうどん食べて
 さ、大学へロティカ見に行こか、と
 再度3号館の前を通ったら
 白のシャツに蝶ネクタイ、黒のパンツをはいた集団が
 ダンスをしていました。

 なんか、めっちゃおもしろい。
 あ、劇団鹿殺しや。

 思わず立ち止まってしばらく見ていきました。
 ほんまにおもしろかったです。

 「生きてる魚はつかみにくい。
  うろこがすべってつかみにくい。
  でも、どうしてもつかみたいのなら
  軍手をはめなさい。」

 この歌、めちゃウケました。
 むちゃくちゃ笑いました。


 鹿殺しが終わったので大学へ。

 ニューロティカは 入場規制でした。
 いや、ロティカが規制なんじゃなくて
 ロットングラフティが終わるまで
 待たされているといった方が正解ですね。

 列の後ろに並んでいると
 スイカマンになった人が 前の方に並んでいました。

 あそこまでやって 入れなかったら
 あんまりですよね。

 ま、ロットングラフティが終わったら余裕で入れましたけど。



 ニューロティカは始まるなり、
 めちゃくちゃ盛り上がりました。
 
 あっちゃ〜ん!!

 最後、やすおくんも出てきて一緒に踊ってました。



 ロティカの後は サブステージのナショヲナルへ。
 人々は メインステージの次のステージ、
 ジッタリンジンに向かって動き始めていて
 サブステージの方は そんなたくさんの人はいませんでした。

 でも、わたしは今日は、ナショヲナルは
 ぜひ見たいなあ、と思っていました。

 あれいつやったっけ、
 キャプテンズが出たスタークラブ、
 あのときに初めて見て なかなか気に入ったんです。

 おばけがテーマで、
 ほんとはここにはいないけど
 魔法かけられた君たちにはみえるんだよ、みたいなこと言ってたっけな。

 で、音楽は、一見ふざけてるんかと思えるんやけど
 結構真面目に追及してて
 しかも ソウル・フラワー・ユニオンっぽい、
 東洋、ワールド、歌謡曲入ってて
 すごく不思議でおもしろかった。

 だから もう一度見てみたかったんです。

 ロティカから移動している時にもう、
 指輪から光線だしてました。

 ほんで、歌が始まったら
 ああ、そうそう、これこれ、って
 あの時の感覚を思い出し、
 これはもう、確実やな、と思いました。

 すごくおもしろかったです。
 
 最後、カラオケでおばけの歌を歌っていました。
 セクマシの 「ALWAYS」 みたいな感じで。

 (歌はちゃんと歌ってましたよ)

 その歌が なんだかとっても気に入りました。
 また ライブに行ってみたいです。

 ライブの後、なんどか物販の前を通ったのですが、
 たいていお客さんがたくさんいて
 あとでもう一度来よう、と思っているうちに
 CDを買いそびれてしまいました。

 HPで見てみると ライブ会場でしか発売していないらしい。
 これは、もう一度ライブにいけ、ということなのでしょう。
 また、時間を見つけて 出かけたいと思います。

 

 さて、ナショヲナルが終わると大学は大混雑です。
 もちろん ジッタリンジンのお客さんです。

 それに逆らって外へ出ていくのはほんの5〜6人。
 外では 入れなかった人が
 始まった演奏にあわせて歌っていました。



 で、わたしは 野外へ大田クルーを見に行きました。
 時間的には ちょうどくらいのはずやったんですが、
 ステージには まだ誰もいなくて
 後ろのステージから 聞いたことのある音楽が。

 あ、鹿殺しや。
 今度はここでやってるんや。

 大喜びで 見に行きました。
 「生きてる魚はつかみにくい」 を聞いて
 またまたわらいました。


 それから、大田クルーを見ました。
 こういうターンテーブルをまわして歌うグループは
 あんまり好みじゃないんですが、
 大田クルーだけは別です。

 めちゃめちゃおもしろくて
 かっこいいんだけど
 どことなく泥くさくて
 それから メロディが好みなんで
 とてもすきです。

 今日もたっぷり楽しませてもらいました。



 次は、ザ・キャプテンズを見るために
 再び大学体育館へ。

 またまた長蛇の列です。

 しかも、野外のライブが遅れていたらしく
 もうキャプテンズは始まっているみたい。

 なんとか中に入れた時、
 すでに傷彦は歌っていました。

 でも、まだ始まったばかりみたいで
 失神も見られたし、
 とても楽しいステージでした。



 忙しいですが、もう一度野外に出て
 今度は少しゆっくりしながら
 WELLWELLSが始まるのを待ちました。

 その間に 今日初めて会う方や、
 友人との遭遇がありました。



 WELLWELLSの後は 大学のトリ、
 セックスマシーンを見にまたまた体育館へ入りました。
 ワールドの方は 泉谷しげるの時間のようで
 体育館は割とすいていました。
 規制もなく すっくり入れましたしね。


 もーりーは始まるなり、
 
 「ここに集まってくれて ほんとにありがとう。
  もし、猫が一匹だけにゃあんみたいなことになってたら
  どうしようかと思ってた。」

 「ここが終わったら みんなで走って
  ガガガを見に行こう!!」

 とか叫んで ライブが始まりました。

 とにかく、何度も何度も

 『ありがとう』 

 を繰り返してて、
 今、思いだそうとしても なんかネタが思い出せないくらいです。

 まあね、ワールドは
 泉谷しげるに ガガガやもんね、
 セクマシに何人来てくれるか、
 ほんま不安やったんたろね。


 「いい人どまり」 と 「死んじゃって頂戴」 が、
 ものすごい盛り上がってました。

 
 なんでも 新しいアルバムのレコーディングは終わったそうです。
 発売は秋くらいになりそうだとか。
 ものすごく楽しみです。

 セクマシにとって GOINGKOBEは
 なにかと節目のライブになるようですね。

 うれしいこと、悲しいこと、
 ほんとに取り揃えてくれますわ〜。


 ライブが終わったら
 もーりーは ほんとにお客さんの中にダイブして
 お客さんの頭の上を転がって 見えなくなりました。

 ほんとに走ってワールドに向かってたそうです。

 そのあとを みんな走っていくので
 警備のおじさんが

 「走らないでください!」

 って、必死で言ってたらしい。

 あかんやないか〜、言うこと聞かな。

 なんか、はちゃめちゃやな、もーりー。



 わたしは、もう帰るつもりで
 ぼちぼちと歩いていました。

 そしたら、前を歩いていた女の子が
 ワールドにいる友人に電話して

 「え〜、もうガガガ一曲終わったん〜?」

 なんて言ってました。

 もーりーとその仲間たちは 間に合ったんかな。


 分かれ道のところで
 わたしは駅方向への道を曲がり、
 ワールド記念館にわかれを告げました。

 今日一日、楽しかった。

 ほんとに素晴らしいフェスやったな。


 ただ、自分の中に このフェスが
 震災関連の催しだってことが少し薄れつつあり、
 神戸で開催されている 楽しいフェス、みたいな感覚に
 今年はなってしまったように思いました。


 それくらい、
 夏のフェスなんかにも劣らない
 おおきなフェスに育ったってことなんでしょうね。


 だけど、5年前に東遊園地をふらりと訪れた、
 あの感覚をわすれないように
 来年は もう少し意識を持って参加したいと思いました。


 とにもかくにも、松原さん、お疲れ様でした!! 

 
 
 

  


 


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