気がつきゃライブの時間だぜ
index|rew|ff
| 2008年06月21日(土) |
◎ 四星球@心斎橋キングコブラ |
「よっしゃ、間に合う!」
最後のこどもが帰った瞬間、 わたしは密かにガッツポーズをしました。
仕事が終わったのは 5:30。 7:00までには 充分アメリカ村に行けます。
前回の四星球は 6/1やったから、 3週間ぶり。
去年の今頃、ほぼ5日に一回くらい、 四星球のライブに通っていたことを思えば ここんところ 月1ペースが定着しつつあります。
そりゃ 行けるライブは全部行きたいと思ってるけど、 これくらいのペースにも慣れていかなあかんかな、と思ったりもします。
なんていうても 四星球は徳島のバンドやからね。 うん・・・・・。
ま、ま、そんなことはどうでもいいです。 小雨の中、キングコブラについてみると ホールから人があふれています。
キングコブラで、こんなに人が多かったのは フラカン、YOKOLOCO、NEATBEATSの対バンの時くらいですかね。
どないなっとるんや、今日は。 四星球人気?
と思いつつ まわりを見ると いかにもスカファンといった人たちばっかりです。
今日はスカバンドのイベントですからね。
そっかそっか、 だったら 四星球の時にはすかすかになるわ。
だってこの前のスカのイベントの時も 四星球の時は人がさあ〜って引いて行って イベンターの人が 「徳島から来たバンドなんです。 一曲でもいいから聴いてください。」 って 訴えてたくらいやもんね。
と、思いながら、 後ろの方で その時期を待つわたしでありました。
ところが、四星球がセッティングをはじめても あんまり人の動きはありません。 明らか スカファンの人たちが かなり期待してるふうな表情で 四星球のセッティングを見つめています。
この前とえらいちがいやんか・・・・・。
そうこうするうちに 客電が消えて ドラゴンボールが流れてきました。
見えへん!! パラパラ、人で見えへん!!
今までこんなことはなかったので 誰に対してではないのですが、 なんかキレそうになりました。
ところが U太くんの
「今日はスカバンドのイベントで、 スカバンドにはかわいい女の子がおりますけど うちのバンドには そんなんはおらへんのですが。」
という前説にかぶって
「かわいいのいてるよ、かわいいよ。」
と、やすおくんが後ろから登場。 エルモのかぶりものをかぶっていました。
はははは〜、と笑おうと思ってびっくり。
笑われへんくらい かわいいんやもん。
うっそ〜、めちゃかわいい。 今までのかぶりもんの中で 一番かわいいんちゃう? ものすご似合ってるわ〜。
ちょっと感動の域にまで入ってしまうかわいさでした。
そのまま、「歌ってもいいですか!!」 って言いながら ステージの方へくるわけなんですが、 途中で
「エルモにさわるな!」
とか言ってました。
わろた。
で、「吉野川同盟」 に突入。 一気に上がるテンションと右手。 ああ! 楽しいわ!!
「ボケて」 のところは まさやんがやすおくんに なんかちょっかいだしてました。
ど〜め〜、のところにはいる前、 ネタがどうかわからないんですけど まさやんのギタートラブル。
で、やすおくんがホールに降りてきて
「ギターがなおるあいだ時間かせぎます。」
って言って、そこらへんの人たちに
「歌ってる?」 「踊ってる?」 「笑ってる?」 「楽しい?」 「愛し合ってる?」 「学校行ってる?」
とかって、マイクを向けて最後には
「ぼく、GLAYのTERU。」
ほんで、「BE LOVED」 のイントロが始まって ステージに帰ってきたやすおくん、 歌うのかと思ったら
「ギターなおってよかったな。」
みたいなことをいってオチでした。
次は 「コンプレックス」 やったな。
♪ コンコンコンコン コンプレックス
って歌いながら またもやホールに降りてきて わたしの側のベンチの上に上りました。
そして、ベンチのそばにいる人に向かって
「きつね してない〜!! 油断してたやろ! とうだい もとくらぁし (灯台下暗し) !!!」
って叫びました。
わたしは ひとり大爆笑!!
だって 「とうだいもとくらぁし!!」 のいい方が エレファントカシマシの 「まぬけなJohnny」 の
「灯台は もとくらぁし!」
の言い方と一緒やったんやもん。
こんなんで笑ろてんの、 わたしと あと一人だけやろな。
それから C&Rは
モンバスに布袋さんが来ることになったから 「きっかわ」 「ほてい」 が出来るかどうかわからへん、 せやから 「きっかわさん」 「ほていさん」 で練習します、
って。
間に 「気ぃ使うわ」 も入ってました。
なんかさあ、せっかくやし、 モンバスで宮本ネタもやってくれんかなあ。 「きっかわさん」 「宮本さん」 とか。
・・・・・なんのネタにもなってへん。
でも、こう、
白シャツ黒ズボンで 頭ぐしゃぐしゃとか、 モリ君に向かってマイク投げるとか、
いやいや、あかんあかん、 いじって宮本さんが喜ぶかどうか、そこんとこはわからへんからなあ。
そんなことと 四星球の未来を引き替えにはできません。
それから、ここやったかどうか忘れたけど ホールからステージに帰る時 キングコブラの後ろにかざってあるドクロを指して
「あのがいこつが怖くて 後ろまでいけませんでした。」
って言ってましたが、 これは エルモの次にかわいかったです。
最後は 「佐々木〜!!」 ってさけんでたんやったかな。
誰やねん、それ、みたいな。
それから、次は 「潮騒ぎ」 でした。 これ、かなり盛り上がって曲に入ったので ホール全体が うわ〜っとした熱さになりました。
すると、そこはそれ、 条件反射的に 後ろを振り返り 突っ込んでくるM君に備えるわけで、 今日も思わず、振り向きながら身構えてしまいましたよ。
M君、来てないのに。
なんかちょっと気ぃ抜けるよね〜、 あれがないと。
あの子、完全に歌舞伎でいう大向こうやんか、ほんま。
すっごいなあ。
でもね、会場は会場でものすごく盛り上がってました。 せやけどわたしのまわりは 楽しそうには聴いてる人たちなんやけど 手を上げたりとか そういうところまではいかなくて ええええいっ、まどろっこしい!!
気がつくとわたしは そういう人たちをすり抜けて 突進し、 モッシュ最後尾につけて、 モッシュからはじきとばされてくる子たちを除けつつ ジャンプしまくってました。
たぶん かなり変なおばさんだったと思います。
だってね、どう考えたって こんなとこわたしには場違いなわけでしょ。 でも、四星球聴きたいんやもん、しょうがない。 それやったら、なるべく あんまり目立たんところで それなりに盛り上がっとこ、って いっつも思ってるんですけど 気がついたら こういうことになってるんですよ。
しかも 今日は前の人すり抜けて突進してしもたからね〜、 あ〜あ、もう終わりやわ。 終わりやったら終わりでかめへん。 とことん 終わりまで行くことにしよっと。
次の歌は 「カスタネッティスト」。 当ってる、これ?
1日に聴いたのとは また少し変わってたかな。 とにかくすごくよかったです。
この歌のサビのメロディは どうしもうもないくらい 心をつかまれますね。
詩の持つイメージと メロディの高揚が ぴたっとあっていると思います。
だから 詩に表わされている気持ちの高ぶりが ものすごい力となって こちらに届いてくるように感じます。
四星球の歌の中でも 最高に素晴しいサビのメロディだと わたしは思っています。
MCでは 今度出るCDのことや、 「ゆとり教育」 のことを話していました。
「ゆとり教育」 は 1890円やのに、 やすおくんが 「1820円」 ってまちがってました。
それで、
「1890円ですが、3000円で買ってください。」
みたいなこと言ってました。
で、流れとか忘れてしまいましたが、 やすおくんが お客さんに向かって 「死刑。」 とか言って、
「死刑言うてもた。 死刑宣告。」
って言いました。
うわうわうわうわっ!
「とうだいもとくらぁし!」 に続き、 またもや、エレカシコラボやん!
日本の生命おぅぉぅ 世間の生命おぅぉぅ コール アンド レスポンス おぅぉぅ 生命! 死刑宣告
もっと俺に輝かしい未来おぅ 我らに都合のいい法律おぅ 我らに都合のいい世界おぅ 生命! 死刑宣告さぁぁあぁぁぁぁ!
しかし、こうやって歌詞書いてみると、 どんな歌聴いてんねん、わたしら、って思いました。
それで、「あと2曲やらせてください。」 って言って 「秋田町」 の歌の説明をしていました。
「がんばってね、じゃなくて がんばろうね、っていう歌になってきました。」
みたいな話をしてたら、突然マイクの混線。
ええとこやったのになあ。 せやけど やすおくんは そこで 「なんでやねん」 みたいなことにならずに 混線で ちょっとだけ曲が流れると
「ウルトラドン!」
っていって、ネタにしていました。
ネタにするのもすごいなあ、って思うけど そうすることで 自分のテンションも下げないでおこうとする、 その、なんていうか、 プロ根性に わたしは頭が下がる思いでした。
それは とにもかくにも 次の歌を きっちりみんなに伝えたい、という やすおくんの思いで お客さんや 歌や、 そして 四星球というバンドを ほんとに大切に思ってるんだな、と感じました。
ですから、そんなことがあったにもかかわらず 「秋田町キッズリターン」 は なにごともなかったかのように 歌が始まりました。
前に聴いた時とは コーラスがちょっと変わったんですかね。
前のは U太くんのコーラスが
「ちょ、ちょっと、大丈夫かな。 U太くん、死ねへんかな。」
ってくらい、シャウト気味になってたんですが、 今回は そんなふうでもなく かなりメロディアスに歌っていました。
わたしは 徳島の生まれではありませんから 秋田町が 徳島の人にとって どんなところなのかは よくわかりません。
でも、何度かあのあたりのライブハウスに行き、 きっと あの町には 夢やら 挫折やら そんなものがいっぱいつまっているんだろうな、って思いました。
そこに自分たちの青春をぶつけてきた彼らにとっては ほんとに思いの深いところなのでしょうね。
わたしは 四星球がだいすきですが、 徳島に生まれたらよかったとか 徳島に住みたいとかは思いません。
なぜなら わたしの青春があった場所は やっぱり大阪だからです。
「秋田町キッズリターン」 は、そういう歌だと思います。
そして、ラストは 「クラーク博士と僕」 でした。
これでおかしかったのは やっぱり まさやんのギター持ったままダイブですね。
そのまま、ギターで剣道の素振りみたいなのもしてたし。
めちゃくちゃ笑いましたよ。
やすおくんのフラフープは 残念ながらみえませんでした。
前の方にわりこめば見れたんですが、 なんか 四星球初めてっぽい前の人が ものすごく喜んでみてたので 「四星球っておもしろいでしょ。 じゅ〜ぶん楽しんでちょうだい。」
みたいな気持ちになってましたもんで。
最後は モリ君が突然、 「佐々木先生!!」
って叫んで ホールに降りてきて 適当に佐々木先生を見つけ ステージに引っ張ってきました。
やすおくん曰く
「佐々木先生、自分から積極的に上がってる。」
で、感動の御対面のあと、ライブは終了。
舞台裏に引っこんでいく佐々木先生に
「佐々木先生、楽屋に行ってもた。」
って、やすおくんにめちゃウケてました。
しかしねえ、感動でしたよ。
もちろん、四星球のライブもよかったですが、 わたしは スカバンドのイベントに来た スカファンのひとたちが こんなに四星球のことを待ってて 四星球のライブを楽しんでくれたなんて、 ものすごくうれしかったです。
四星球、どんどん大きくなってるようで めちゃくちゃうれしいです。
それから、初めてキングコブラで 四星球のライブをみたことも思いだしました。
やすおくんとたけちゃんがDJやってて、 わたしは3回目くらいの四星球ライブやったんですが 服をきているやすおくんを見たのが初めてで なんか変な感じがしました。
それで、DJで 「クラーク博士」 をかけていて わたしはそれを聴いて
「ええ歌やなあ、誰の歌なんやろ。」
って思ってたら ライブの時に歌ってたので あ、自分らの曲なんか、ええやん、これ、って思いました。
それから、「ギンヤンマ」 も初めて聴きました。
サビのところで 泣きそうになってる自分に驚きました。
ライブ後、すぐに 「草枕」 を買いました。 トリやったんで、 ライブを終えてすぐのU太くんが 物販で、 汗びっしょりのまま (しかも上半身裸)、 「ありがとうございます」 もいえないくらい 息をはずませてて にこにこ笑いながら 何度も頭を下げてくれました。
ほんの一年半ほど前のことなのに ほんと すごいなあ、四星球。
どんどん どんどん おおきくなあれ。
|