気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2008年05月04日(日) |
◎笑福亭福笑@天満天神繁昌亭 |
昨日は 繁昌亭に行きました。
GW特別興行の朝席。 トリはもちろん 笑福亭福笑師匠です。
中トリは 露の五郎兵衛師匠でしたが、 御高齢のため、時間が短めで トリ前の三象さんも 踊りの披露だったので これも短めで
そのため、トリの福笑さんは たっぷり40分もの熱演でした。
着物は 深い青緑の揃いで 実に 粋で渋くて綺麗で上品でした。
くらくらです。
だというのに 爆笑もんのマクラは 今 世間で問題になってる 例のアレね、 アレの作り方や材料を説明したりして もう 毒いっぱい。
吉兆のつかいまわしで 一番びっくりしたんは 鮎の塩焼きちゃうか、 おれ、また出るんか、て。
って、いうのもめちゃおかしかったです。
それから、
しったかぶりとは反対に 知ってるくせに 「知らん」 っていうやつもおる、 うちの嫁はんがそうです、
みたいな話で
携帯やら 傘やら 靴やら、財布やら なにを聞いても 「知ら〜ん。」 っていう奥さんにキレて
「ええ加減せえ! なに聞いても知らん知らんいいやがって! いったい 俺はなんやねん!!」
客席は オチを予想して くすくす・・・・。
そしたら 師匠が
「ではみなさん 御一緒に。 『しら〜ん』!」
師匠は
「これ、今日初めてやってんけど。
・・・・・いけるな。」
と、しごく御満悦の様子でした。
ま、言ってみたら 新曲発表みたいなもんですよね。 立ち会えて 光栄でした。
あ、ネタは 「千早ふる」 でした。
「ああ〜、ああ〜、ああ〜、すまんの〜。」
で、必ず爆笑してしまいます。
それでですね、 もらったチラシの中に 「らくごや」 という店のがあって なんでも 落語専門店みたいで、 近くなので 帰りにいってみることにしました。
そしたら やっぱりおなじ思いの人たちが多くて 小さなお店は 寄席帰りの人でいっぱいでした。
いっぱいやなあ、と思いながら お店近くまで行くと そのお店の向かいに
「手作り万華鏡の店」
というのがありました。
で、お店の前に万華鏡が置いてある。 思わず 手に取ってのぞいてみると これがきれいなんですよね〜。
そしたら お店のおじさんが出てきて
「お店の中に割引のんもあるから 見てください。」
と言われるので 中に入りました。
そして、「こどもの日セール」 で ワゴンの中にある割引のを 夢中になって 次から次へとのぞいてて ふと気付くと そのおじさんも
「これは金属が入ってるなあ、 これは 貝殻や。」
とか言いながら わたしとかわらないくらい 一生懸命覗いてるんですよ。
思わず
「おっちゃん、なにもんやねん!」
「知ら〜ん!」
ってネタが 浮かびましたわ〜。
そんなわけで、 結局 安い万華鏡を買ってしまいました。
でもね、 そのおっちゃんが
「これ、高いけどのぞいてごらん。」
って見せてくれたのがほんまにきれいで いつか あれほしいなあ、って思ってるわたしが 今 ここにいるわけでして ちょっと なにか、 また足を踏み入れてしまったような気がして 怖いんですけど・・・・・。
あ、「らくごや」 さんの方は そのあとに入ったら お客さんはわたしだけで お店の方が
「繁昌亭のお帰りですか。」 「はい。」 「福笑師匠は おもしろかったですか。」 「はい! すごくおもしろかったです! 大ファンなんです。」 「あの人が一番おもしろいですね〜。」 「今日は 『千早ふる』 でした。」 「ああ、そうですか。 ほかの人のんとはちがいますからね〜。」 「ちがうんですか。」 「ええ。 テンション高いというかなんというか。」
なんて、うれしいお話をしてくださって なんかめっちゃ得した気分でした。
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