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| 2007年10月14日(日) | ◎四星球レコ発ファイナル＠徳島ジッターバグ その�� |
やすおくんが てっちゃんのこと話すシーンがありました。
「こいつ、おもしろいで。
この前 まんが喫茶で寝よ、って言うたら
毛布とふとん持ってきてん。
こうやって抱えて。」
って、めっちゃウケてました。
「サポートなんですけどね、
もうええんちゃうん、サポートちゃうかっても。」
って、てっちゃん どうやら
やすおくんのツボにはまるみたいです。
え―と、場所忘れたけど MCで物販紹介。
「Tシャツは もうおっき―いのんしかないです。
残り物です。」
って、な、なんや、その物販。
それと MCの最中かなんかに
やすおくんが U太くんがつけてた
ピンクのカーラーを拾って
望遠鏡みたいにのぞいていました。
「ピンクの中にまさやんがみえる」 とか言ってました。
で、ギターのアルペジオが流れる中、
「古い歌をやります。
古い歌やるの すきなんです。
この歌は 高校の時 女の子と別れて
その子はどうしよんかは知らないですけど
ライブに来てくれてるとか、
応援してくれてるとか、
そんなんやったら
ええ別れ方したかな、って思います。」
と言って 「青空教室」 を歌いました。
そんな話しを聞くと
『16の頃の君からの手紙を待ってるやすおくん』
の歌詞が ぐぐっと胸に染みました。
「明日までkm」 の前には
「チャットモンチーの高橋久美子 （合うてる？） が
ぼくのことを天才と言っていますが
その高橋久美子でもしらないことを言います。
『明日までkm』 の 『km』 は
こどもに帰る 『帰路』 のことです。
そんなことも知らず 天才と言わないでほしい。」
かっこつけに爆笑。
そうかそうか、そうやったんか、
爪を噛むくせをなおさないのが誇りなのも
大人の階段駆け下りるのも
探求心が北島少年の虫取り網におさまるのも
みんなそういうことやったんか。
書いてたら 泣けてきた。
涙 出てきた。
これからこの歌聴いたら 泣きそうや。
ほんまにすごい詩やと思います。
彼は 詩人です。
「もう一曲 こどもにもどりたいと作りました。
『ギンヤンマ』 ！！！！」
とたんに ぶっわ――！！ って盛り上がる会場。
すごい熱気です。
これ聞くと 去年のキングコブラを思い出す。
あれは確か3回目のライブやったけど
あの時が 分岐点になったように思います。
どの歌やったか忘れましたけど
やすおくんの歯が マイクで欠けました。
「前歯 やってもた。 そこらへんにぼくの歯 落ちてます。
今、ぼく一番素やったわ―。
あ―、やってもた。
でも前歯保険きくよね。
ね、ね。
あ― よかった。」
そうそう、ツアー途中で 3回スピード違反でつかまったらしく
今回は6万円振り込まなあかんとかで
募金の訴えもしていました。
ちなみに 前歯につきましては
かえってすっきりしたらしいですが
やすおくん的によりは
むしろ 事務所的にNGが出てるそうです。
これもどの曲かはわすれましたけど
曲の途中に まさやんのストラップが切れました。
かかんで弾いて コーラスもして
えらい大変そうやった。
やすおくんが助けに行ったあと
スタッフさんが来て
ストラップを持って支えていました。
あんなんみたの初めてです。
次の曲はちがうギターで弾いていました。
あれ、もーりー弾いてたやつやね。
最後の曲は 「ハワイアンブルーのある風景」 でした。
「ちょっとしんみりするけど
まだアンコールもあるしね。
あ、アンコールの練習しとこか。」
で、お客さんが 「アンコール！ アンコール！」
やすおくんは 「うんうん、出やすい。」 とご満悦でした。
そしていろんな人たちにいっぱい御礼を言って
この歌を歌いました。
『ちぎれ雲 さみしくて』 の前の
まさやんのギターが めちゃよかったです。
じーんときました。
で、練習とおりのアンコールに答え、
まずは3人が登場。
やすおくんはしばらくしてから
赤いツナギに 「ドッキリ」 のプラカードを持って出てきました。
プラカードは 「わお」 の使いまわしだそうです。
「なんやねん、それ！」
「いや、ドッキリ。 このライブがドッキリやねん。」
シュール。 意味わからん。
そして
「アンコールっていうのは
してない曲をするもんでしょうけど
やった曲をするのもええかな思って
やった曲を2曲したいと思います。
ええですか。」
会場は拍手。
そしたらやすおくんが
「『潮騒ぎ』！！！」
もう会場がどないなったか わかるでしょ。
だって U太くんもまさやんも めっちゃ乗り出してるし
やすおくんも めっちゃ乗り出してるし、
ダイブ、ダイブ、モッシュ、モッシュ！
やすおくんは まるで球転がしの球みたいに
寝転んだまま 運ばれていったし、
潮騒ぎは 左からステージにあがってダイブするし、
ま―、かつてわたしが一番かなわんと思っていた
ライブの状態でしたね。
だから、もう、正直言って―
め―――っちゃ楽しかった！！！！！
もう1曲は 「クラーク博士と僕」。
これもすっごいことになってました。
が、ほんとに楽しかったです。
まさやんが歌うところは
やすおくんがてっちゃんを指差してて
てっちゃんは
「ぼくのおかん名前。」 って歌ってた。
そして最後は 声も限りに
「す―！ しん！ ちゅ―！」
って叫びました。
それから もう一回 アンコールやってたら
やすおくんが出てきて
「今日はファイナルやから
ギター弾こうと思って 持ってきて忘れてました。」
と言いながら 長方形のハードケースを持ってきて開けると
なかに ソフトケースが入っていて
それをあけると また 中にソフトケースが入っていて･････
それを繰り返すと
最後には めっちゃ小さいギターが出てきました。
それで 奥田民夫をワンフレーズ歌って
ライブはおしまいになりました。
いや―、ほんまにおつかれさん。
レコ不発の時は なんか落ちこみ発言がいくつかあって
「コンプレックス」 を最後にしたりとか
いろいろあったけど
それはそれで 健気な姿が胸を打ったし
レコ発になってからは
自信のほどがしっかり見え、たのもしかったです。
中には SET YOUR FREE みたいな初々しさもあったしね。
ほんとに四星球が
階段を一段ずつ上っていく姿を見続けられたようで
わたしにとっても いろんな意味のあるツアーでした。
正式には いつからがレコ発やったんか、
どれがレコ発やないライブやったんかは
分からないですけど
当初CD発売予定だった 4/25以降のライブ参戦を数えてみると
参加 19回
内訳 遠征ライブ （近畿以外） 8回
泊まり 5回
台風 1回
遅刻 1回
キャンセル 1回 （ごめんなさい！）
新規の友人は なんとか誘って3人。
おおむね好評。
CD―R 「我ら吉野川同盟」 を聴いた回数 数知れず
CD 「ゆとり教育の星」 を聴いた回数 数知れず
八王子でCDを買えた時は ほんまにうれしかったし、
なんばのタワレコで 推薦盤になってた時や
視聴コーナーにあったときも
なんばに無理に用事作って
タワレコに2日間通ってしもたし、
せやけど実際 しんどいこともいっぱいあって
こんな生活続けててええんやろか、みたいな気持ちもすっごいあって
でもやめられへん自分が
少し嫌いで一方で誇らしくて
複雑な思いと共にライブに通ってたようにも思います。
だけど今、よかったなあ、って思います。
この年になって
今だにこんなに揺れ動く感情と付き合えるなんていうのは
ある意味しあわせだと思うのです。
この旅行中、お遍路さんをたくさん見かけました。
で、そうや、わたしもお遍路さんになろうと思いました。
そしたら 正々堂々と四国に来れるじゃないですか。
こう数が重なると
さすがにライブとは言いにくくても
お遍路さんやったら言いやすい。
うち、真言宗やし。
それにわたし ほんまにお寺すきやから
ライブのたびに お寺へ行けるのも
なかなかうれしい。
そうや、お遍路さんになろう。
この前読んだ永六輔さんの 「芸人」 って本に
沖縄の人が長生きなのは
温暖な気候と 伝統食と
それから ことあるごとに
集まっては歌ったり 踊ったりしているからだ、って書いてあった。
わたしも四国のライブハウスをひとつひとつ訪ねて
歌って 踊って 長生きできたらいいな。
それにしても 遠征するたびに思うんやけど
なんでわたしのまわりの人たちは
みんなあんなにやさしくしてくれるんやろ。
ありがたいことです。
ありがたや、ありがたや、
音楽はありがたや。
感謝とともに お遍路さんの旅は続く。
