気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2007年10月05日(金) |
◎糞尿特選落語会@天満天神繁昌亭 |
行ってきました。 友人に言うのもはばかるようなタイトルですが ほんまに福笑い師匠ならでは、の会ですね。
こんな落語会に なんとわたしたちは 最前列ほぼ中央。
エレカシライブなら宮本さんのまん前、 四星球ならブリーフにつけた光一くんのまん前、 みたいな位置です。
緞帳があがった瞬間、 うっわ、ちかっ! って感じでした。
でも、結構見やすくて 演者の方の着物の様子までしっかりと、 そして 福笑さんの表情も とくと見ることができました。
最初のたまさんは 出てきはるなり 「わ〜、きれいな着物。」 と ため息をついてしまいました。
白の地に ラメの入ったような淡い桃色、緑色、水色の 葉っぱの柄がついていました。
「こんな会ですので 着物だけでもきれいにしようと思ったのですが 便器色になってしまいました。」
と言うてはりました。
ネタは 3ヶ月前に師匠に 「こんな会やるから 新作考えろ。」 と言われて作った落語だそうで
「ぶりぶり」。
ソレの海の中で
「クロールできる状態」 とか 「ヘッドスライディング」 とか
めちゃくちゃでした。
でも、福笑さんの 「ちしゃ医者」 みたいに 品がなんとなく感じられて そこまでいったら気持ちええわ、みたいな感じでした。
よかったです。
次は福笑さん 「矢橋船」。
着物は たまさんとはうってかわって 光沢のある濃い鈍色で あれなんていうねんやろ、 まるくって ところどころ欠けてる 雪模様みたいな柄が 重ねで入っていて 羽織はくちなし色に ドットの模様が入っていました。
上品な上におしゃれ。
この人の着物には いつも感動すら覚えます。
「佃くずし」 で登場してきはった時には 「待ってました!」 の声がかかり もう大きな拍手が 鳴りやまないくらいでした。
いや〜、おもしろかった。
船を出すときの描写とか 船頭さんのキャラとか 一番前で 聴き入ってしまいました。
それで、
「おうちね、 『比叡山や』 『ひえ〜』 って言わはったときから この遊びはでけへんな、っておもてましたんや。」
とか めちゃウケてしもた。
「『かまきりが青筋立てて田植えする』。」
「そら青いですけど かまきりが田植えしまっか?」
「いや どっちか言うたらこんなカマやさかい あいつら稲刈りの方がええかな、おもいますけど。」
あかん、くだらんけどウケた。
で、クライマックス。
「ションベンや、ションベンや、ションベンや、ションベンや!!!!」
と絶叫する男がめちゃおかしかった。
やっぱし めちゃすきや〜。
中トリは 笑福亭三喬さん。
白地に紺の縞模様の着物に 鮮やかな青の羽織でした。
「勘定板」。
落ち着いた話口の中にも 煮ても焼いても食えんような (いい意味で) 灰汁があって でも なんかさわやかで 味のある噺をされるかたでした。
うまいですね。
マクラ、最高でした。
中入り。
ロビーに結構若い女性が多いことに気付きました。 落語ブームなんでしょうか、 それとも誰かのファンなのでしょうか。
笑福亭生喬さんは 縮緬の若草色の着物に これも縮緬の深緑の羽織でした。
演目は 「ちしゃ医者」。
むずかしいネタですよね、これ。 最後の肥たんごに 顔つっこまれる場面、(なに書いてるんや、わたし) 勢いで飛ばすんじゃなくて じっくり描けるようになったら 名人なんでしょうね〜。
さて、トリです。
「絶対絶命」 です。
わくわくしすぎて どきどきします。
出囃子は 「佃くずし」 ではなく ちょっと落ち着いた感じでした。
着物は 淡い藤色で 羽織は 緑かかった深みのある青でした。
あれ、反対やったかな? ま、どっちにしたところで これまた、きれいで品がある。
もう、いったいわたし、どうしましょう。
この噺は二回目なんですけど、 「いったいどうなるんやろ・・・・・。」 と 自分に置き換えて ちょっと不安になってしまった前回にくらべると もう 純粋にお腹の底から笑え、楽しめました。
しかも 最前列でしょ、 福笑さんの表情が ばっちり見えて 絶妙なマを取る時の なんともいえない 空気の流れみたいものも感じて 笑いと芸の感動に 酔いしれました。
至福の時間でした。
ああ、ほんまにもう わたし、 福笑さん だいすきです。
「まあ、なんてきれいなお星さま。 ロマンチックだわ。」
「月の〜砂漠を〜 はるばると〜・・・・。」
あ、そうそう、マクラで言うてはったけど 福笑さん 娘さんがいてはるそうです。
なんかちょっと ええなあ、とか・・・。
なにがええねん。 わけわからんわ。
それからね、 お茶子さんが 師匠の脱いだ羽織を片付けるの見て なんかちょっと うらまやしいなあ、とか・・・。
病気や、これ。 ほんま。
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