気がつきゃライブの時間だぜ
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2007年09月29日(土)   ◎四星球、メガマサヒデ@徳島ジッターバグ

 今日のライブはほんまにどきどきです。
 メガさんに 四星球に フラカン。
 しかも メガさんのバックは 四星球です。

 始めっから終わりまで 全部すきなわけです。

 前に フラカン、ガガガ、四星球ってやつを見に来た時は
 すごいモッシュだったので
 今日は前の方の左側におとなしくひかえておくことにしました。


 メガさんは 緑のTシャツに
 いつもの帽子をかぶって 現れました。

 バックの四星球は
 ファンダンゴの時よりは
 かなり落ち着いてる雰囲気でした。

 なんかねえ、
 四星球の演奏聴いてて思ったんですけど
 今まで わたしは四星球の歌で泣けるのは
 やすおくんの作る歌とボーカルのせいやと思ってたんですよ。

 でも、今日、
 四星球で泣ける要因に
 この演奏も大きくかかわってるんだと知りました。

 どういっていいのかわからないですが、
 泣ける演奏なんですよね。

 はっきりいってうまさでいうと
 ミントで聴いたガガガの方が うまかったと思います。

 だけど よりわたしの心をつかんで
 せつなくさせるのは
 わたしにとっては この四星球の演奏です。

 今日のこのステージを見て
 それが ほんとによくわかりました。


 メガさんは とってもよかったです。
 メガさんの歌って詩が鮮烈ですよね。
 壊滅的な 破滅的な愛。
 なのに メロディは希望と未来がいっぱい、みたいな。

 その生きていく上の
 清々しいまでの力強さに惹かれます。

 メガさんの彼女は 赤西くんのファンだそうですが、
 どんな話を彼女とするのかなあ。



 そうそう、今 思い出しましたけど、
 なんかの歌の時に
 メガさん ピースでU太くんを突こうとしてました。
 
 かっこええんやら おかしんやらで
 笑ってしまいました。


 それから U太くんは
 最後の方 ピックを後ろに放って
 指で弾いていました。

 あれは 純粋にかっこよかったです。





 さて、いよいよ次は四星球。

 客電が落ちて ドラゴンボールが流れてきました。
 徳島の人たちは もう慣れているようで
 暖かく見守りながらの拍手。

 それが終わるとU太くんとまさやんが

 「お客さん、もっと前来て。」
 「ほらほら、もっと前。」

 とお客さんに呼びかけています。

 するとどこからか、


 「いやよ。」

 「いやよ、前行かないわ。」


 という声。


 後ろの暗闇が明るくなると
 そこにいたのは
 貝殻ビキニと短パンと落武者かつらと麦わら帽子のやすこちゃん。


 「わたし、フラカン見にきたのよ。
  フラカンがこんなバンドと対バンするなんて
  汚点だわ、汚点!」

 「お前、誰やねん。」

 「名前? ごうだ。」


 ご、ごうだ?
 どっから出てきた名前なんや〜!


 「フラカンファンやったら グレートごうだ?」

 「ちがうわよ、ごうだグレート。」

 「なんや、その短パン。」

 「フラカン見る時は 短パンってきめてるのよ!」


 そういいながら やすおくんはどんどん前へ。


 「わたしもうたっていい? アムロちゃんみたいに。」


 そしてステージへ。


 「歌ってもいい?って聞いたら いいですよ、って言ってね。
  これからのテンションがちがうから。

  歌ってもいい?」

 「いいですよ!!」

 「クラーク博士と僕――!!!!」



 うわ〜、一曲目からこれや〜!!

 いてまえ〜〜!!


 「クラーク博士」 の時、
 ネタやフラフープのことばかり書いて
 つい忘れてしまうんやけど
 いつもこの曲の最後、ピースをするんですよ。

 「こんなにたくさんの人が神様の目を突こうとしています!」

 って。


 で、その時に

 「一本は君の分、一本は僕の分、
  ふたり合わせて ピース。」

 みたいなことを言ったりします。


 これはすごくいい言葉やと思います。

 自分だけでもなく
 あなただけでもなく
 ふたりいてこその平和なんですよね。

 なんかおおげさになりますが、
 ほんとうの意味での
 世界平和を言い表しているように思います。

 それから 

 「ピースで今を切り取ろう!」と言って

 はさみチョキチョキのふりをします。


 これもだいすきです。

 「愛しきは今この瞬間」 なんですね。




 お酒の歌は あいかわらず怖いU太くんでした。




 それで 「コンプレックス」。

 C&Rは 「キッコー!」


 きっこう? なんや、それ?


 そう思っていると やすおくんは

 「キッコー言うたら キッコーマンやろ!」

 と醤油を取り出す。


 うわ、あかん、おもろい。 醤油持ってる。

 このネタのために 
 わざわざ醤油買いに言ってるの想像したら おかしい。
 笑い止まれへん。


 それで 「キッコー!」 「マン!」 のレスポンスが
 「きっかわ!」 「マン!」 になると

 「なに、それ――!! きっかわマンてなに―!!」

 「どんな戦隊や。」

 お―、ないす突っ込み。
 勉強してんねんやろな、U太くん。
 突っ込みは めっちゃ重要やで。
 笑いは突っ込みや。
 突っ込みのうまいとこは おもろい。

 言うといたろ、フットボールアワーはうまいで。
 キンコンもええけど ちょっとテンポ早すぎかな。
 あと笑い飯の両方ボケって言うのも
 一回取り入れてほしいな。

 
 あ、そうそう、指差し棒いっぱいありました。
 わたしは 孫の手のん すきです。


 C&Rの時、

 「ホテイ言うたら ホテイが来るよ。
  今、楽屋におる。
  フラカン ピリピリしてるよ。」

 現れたホテイは 赤の全身タイツにぞうさんギターでした。




 次は 「吉野川同盟」 やったかな。

 ボケるとこは まさやんが
 やすおくんを 「わ――っ!!!」 っておどかしにいってた。

 なんか本気でやすおくん びびってました。
 U太くんも 素で なんや、こいつ、って顔してました。

 それから 花を捧げるところは
 前みたいに 100円からのオークションになって
 今日は 1000円でハンマープライスでした。




 次は 「ギンヤンマ」。 (だったと思う)

 曲の終わりくらいに U太くんとまさやんが降りてきて
 ホールで演奏してて 
 ステージにもどったら やすおくんがいなくて

 よく覚えてないんですが
 「待つだけ」 みたいなネタふりがあったんやったかな〜、
 とにかく

 「はい、まつたけです。」

 って まったけやっちゃん登場。


 これ、初めてみるわ〜。
 めっちゃ頭おっきくて おかしいおかしい。

 手、あげにくいみたい。

 
 「まつたけすきな人! 
  お金がなかったら まつたけもかわれへんよ!」


 と 「バブル」 が始まりました。

 ジュリアナは 始めはもり君のばーさんクイーンが出てきて
 「なんや、その腹。」 とか言われていました。

 確かに なんや、その腹。


 それから出てきたのは イノキジュリアナ。
 これはしゃべりにくいらしいです。

 「わお」 のところは 
 今夜も わおのおにいさん登場でした。

 前に乗り出して 「わお――!!!」 って。

 やすおくんもそのテンションに
 「どうも。 恐れ入りました。」 て、言うてました。





 「幸せなら CLAP YOUR HANDS」 の前に
 
 「曲と曲の間になんか言うたり、
  曲の解説したりせんと歌えるようになりたい。」 

 といってました。

 それもええけど やっぱ その時その時の
 曲への思いもききたいな、と思います。

 



 え―と、順番ちがうかもしれないですけど
 MCのところ

 「告知とかありますか。」 って U太くんにふるねんけど
 U太くんの告知に めちゃかぶりで
 しゃべるやすおくんです。

 ジッターバグは ステージの天井が低くて
 真中あたりにさんみたいなのがあるんですが
 それに 角っこをガードするスポンジみたいなのが
 はりつけてあるんです。

 きっと アーティストさんが
 しょちゅう頭を打つんでしょうね。

 やすおくんは それを見つけて
 「新素材やな。」 とか言うて

 「アサハラショウコウ 出て来い!」
 「1000円あげるから。」

 
 なんかいかにも それっぽい感じがあって
 ものすごくおかしかったです。


 で、物販の話しする時にも
 やたら かぶって、

 「のど 乾いた。 お茶 もって来て―。」

 って言うと モリばあさんがお盆に十六茶を入れて持ってきました。
 それを飲みながら

 「おばあちゃんが 十六の時から作った十六茶。
  戦争にもいかんと作った十六茶。
  十六人の悲しみがつまってる。」

 これ すきです。



 物販の話しは 

 「CDとTシャツ持ってきてます。 そんだけ。」
 「ぼくらみたいなバンドはそんだけです。」

 と やや自虐的な発言。


 「そんだけ」 で 思い出したけど
 あすたむらんどの時の話しで
 「朝まで寝る」 って 寝転んだら
 そばにいたこどもに

 「このおにいちゃん 白髪多い〜。 どんだけ〜。」

 って言われたそうです。


 「世の中のおかあさん、ちゃんと教育してくださいよ。
  人は殺したらあかん、
  物は盗んだらあかん、
  白髪に白髪言うたらあかん。

  久々に傷ついたわ―。」


 そんなに白髪気にしてんのか―、
 背 高いから あんまり見える人おらんと思うけどな。
 きれいな黒髪やと思てた。





 「ツアーずっとやってると TVも見ないので
  世の中のこと 全然わからんのですけど。
  今、なに政権?」

 (ふくだ! ふくだ!の連呼あり)

 「誰が政権取っても どうでもええんですけど
  ちょっと政治の歌作ってみようかなと思って 作りました。」

 と 「YO.RO.NN」 を歌いました。


 いや、これ、かなりしっかりした政治批判ですよね。
 ちゃんとわかってて 
 すごくシンプルに大事なとこおさえてると思う。

 TV見てなくても ぐっとポイントをおさえられるのは
 そういうことが得意なんやな。

 ・・・・・・と関心してたら ちょっと歌詞とんでました。

 「ほにゃららほにゃらら・・・ 選挙に出る!」 みたいな。



 出る合戦のところは 

 「GLAYのTERU!!」

 て言うて 両手を広げ TERUのまね。


 「今週の8位 GLAY 『BE LOVED』!」 って言うと
 
 「BE LOVED」 の演奏を始めるU太くん、まさやん、てっちゃん。
 これが 結構うまいんですわ。
  
 おお、GLAYみたい、って思ってると
 やすおくんはそのまま TERUになりきって ステージへ。

 そして 「もうどれくらい―。」 のVO.で
 ほんま コケた、わろた、ウケた。

 あの歌、ネタやんな、
 笑ろてもええねやんな?



 コーラスのところでは
 「ウォウォトゥナイト」 を歌うU太くん。
 これ、後の 「潮騒ぎ」 でも歌ってた。


 その間、シンバルのチェックをするてっちゃん。

 「こいつも気になるな。」 とか言ってて
 シンバル鳴らすんかと思ったら
 「わお!」 で来ました。

 これ、めちゃめちゃU太くんとまさやんにウケてた。


 それで もう一回歌おうとしたら
 今度はドラゴンボールがながれてきて
 パラパラを始める3人です。

 やすおくんは 
 「ライブハウスぐるみか―!」 って怒ってました。


 そうそう、GLAYのとこらへん、
 マイクトラブルがあったんですよ。

 「マイクトラブルにもめげず 歌いきる感動がだいなしや。」 って。




 マイクトラブルは この後の 「潮騒ぎ」 でもあって
 やすおくんは まさやんのスタンドマイクで
 ちょっと中腰っぽく歌ってました。

 それから そのマイクをはずして 歌おうとしたのですが
 コードが短くて
 それを無理に引っ張るところ
 エレカシライブを彷彿としました。

 マイクスタンドをひきずってたら
 完全に宮本さんやったな。

 (ちなみにマイクスタンドひきずりながら歌う様を
  我々エレカシファンは 『名物 犬の散歩』 と呼んでいます)



 「潮騒ぎ」 のあと気付いたら
 潮騒ぎが前の方にいました。

 今日は突っ込んできたんや〜。




 最後は

 「ここ何ヶ月かのライブでは歌っていません。
  いろいろリクエストももらうのですが
  この曲は 歌いたい時に歌いたいんです。」

 と言って 「ハワイアンブルーのある風景」 を歌いました。

 十六茶を万華鏡に見立てて
 目のとこにあててみたりしながら 歌っていました。

 あかんあかんあかんあかん、
 しょうみ 泣きそう。

 これ 聴いたら
 歌の感動のほかにも
 四星球のライブに行き始めたころのこと
 いろいろ思い出して
 ほんとに感慨深くなるのです。

 こんな素敵な歌、
 みんなに知ってもらいたいけど
 みんなに教えるのが惜しいような、
 そんな気持ちになります。



 今日は ほんまにかっこいい四星球やった。

 いつものやぶれかぶれではなくて
 やっぱり地元のせいか、
 リラックスして のびのびやってたように思います。

 その分、歌にこめる思いが
 いつもより 
 なんちゅーか ねっとりとしてて
 人間っぽさを感じて
 なんやろ、いつもより 胸がどきどきしました。

 やすおくんの目が とてもやさしかったように思いました。


 そして、SET YOU FREE の時の緊張ぶりとは
 全然ちがってて 貫禄みたいなものが
 なんとなく感じられました。

 これから どんどん大きくなっていく予感。

 ものすごく楽しみ。

 ず―っとみときたい。


 20年後の四星球を見るために
 わたしは長生きすると決めた。 



 
 
 ちょっとおまけ。

 このライブなんか 他のライブなんか
 わからないんですが
 ギターとかドラムとか見ながら
 やすおくんが
 全身でリズム取って
 歌に入るタイミングを計ってるところがありました。

 それを見ながら 
 ほんまかウソか知らないんですけど
 ずいぶん前にファンサイトで読んだ
 エレカシ伝説の中の

 「宮本は 石くんに 『はい!』 って言ってもらわないと
  歌に入れない曲がある。」

 って言うのを思い出して
 急に笑いがこみあげてきて
 大変困ってしまいました。


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