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| 2007年03月19日(月) | ◎四星球、MORITA＠神戸スタークラブ その�� |
もーりーのソロ、MORITAは一番最後でした。
いわゆるトリ、ってやつね。
ソロやのにトリってなんでやろ。
もーりーのソロって 意外と存在大きいんかな。
･･･なんて思ったのですが、先に結論言っときましょう。
遅くなって 終電に間に合わない客が
ま、ええか、って帰れるように、や。
競馬でいうたら 12レースみたいなもん？
ぎゃ―！ うそです―！ うそです―！
楽しかったです、もーりーのソロ。
また必ず行きます―！
ほんま ネタです、うそ書きました！
････でも ちょっとほんとです。
ま、とりあえず レポいきます。
最後だったのもあるのでしょうが、
前のバンドのドラムとか もうそのまま置いてあって
遊びに来てたらしいたっちや 出番の終わったやすおくんが
アコギやら マイクやらの用意を手伝っていました。
アコギ弾くんや、どんなんやろな。
で、早々と客電消えて
しゃとざは―！ で もーりーの登場です。
テンションはバンドの時と変わりないくらい充分高いです。
それで
「おもしろい人も踊る人も みんな出てきたので
もうすることがない。」
「照明 落としてみてください。
････今日は ライトの効果でごまかしていくようなことをする。」
とか なんかそんなこと言ってました。
で、置いてあったアコギを持って
「いつものようにギターの説明から入る。
ギターには弦が6本張ってあって
上から ミラレソシ････。」
み。
と、思わず言ってしまうわたしです。
もう呪文みたいに覚えたから
ミラレソシ、って言われると
「み」 って言わな 気持ち悪い。
何度も 「ミラレソシ････」 を繰り返すもーりーに
わたしも 何度も 「み。」 って言ってました。
「そして こうやってコードを押さえて弦をならすと
これが･････。」
わおん。
あああ！
これも 何度も言わされたから
言うように身体が出来てる。
なんかしらんけど いらいらする。
ああああ、ギター 弾きたい！！
「今日は これを弾きながら歌うことにする。」
と言って もーりーは軍手をかみながらはずしました。
前ん時は 軍手のままコード押さえてたけど
本気で弾くとなったら そうはいかんわな。
そして 弾き始めたのですが。
え。
下手やん。
上手いとか下手とかとちゃうで、
練習したばっかし、って感じやん。
･･･････。
「いつもソロでは 1曲か2曲か0曲しか歌わないが
今日は がっつり歌う。」
と言いながら 歌い始めたのは
ロッド・スチュワートの 「SAILING」。
アカペラでした。
よう弾かんのかな。
そうそう、ロッド・スチュワートは
酒屋でスカウトされた、とか言う話をしていました。
で、この曲はロックの代表曲で
今日は 代表曲シリーズなんだそうです。
2曲目は チューリップの 「心の旅」。
元チューリップファンから言わせてもらうと
その 「心の旅」 はちがいます。
コードを弾くリズムがちがいます。
DOWN、UP のまったりストロークじゃなくて
これは DOWNで キレよくリズムを刻まないと。
それは 吉田栄作の 「心の旅」 やんか。
いやや、そんなん。
でも もーりー、チューリップすきなんかな。
前も ネタっぽかったけど
ラジオで 「青春の影」 歌ってたもんね。
あれは 声がすてきで よかったです。
歌い終わったあと、
「適当に終わるつもりだったが、
切るところがわからなくて
最後まで歌ってしまった。」
って 言ってました。
3曲目は なんやったっけ、
わたし ロックうといから わかれへんねんけど
インストで
ミュート弾きながら
ところどころメロディちゅ―か、
オカズみたいなん弾く曲。
思いっきりへた。
あれ、ネタやったん？
4曲目は ほんのちょっとだけギター弾いて
「かいだん」 って歌ってました。
「天国への階段」 だったみたいです。
こんな感じでうだうだライブは進んでいきました。
なんかね、ちょっとおかしいんですよ。
前、ソロみたときは
それなりに はっちゃけてて 元気いっぱいやったのに
今日は なんか借りてきた猫みたいに
おそるおそるやってる感じ。
でもね、それが おもしろいんですよ。
ギター弾くってことで 緊張してるのかな。
ボーカルの人って そうなんですね。
ギター弾きながら歌うのはむずかしい、って宮本さんもいってましたもんね。
でも わたしは
かえってギター持ってるほうが 安心して歌えたな。
持ってないと 手持ちぶさただった。
あ、そうそう、マジックやってた。
犬のやつ、 わん！ って言うの。
あれ 去年見たのもスタークラブでした。
めっちゃウケて 帰りの電車でも 思い出して笑ってました。
あのネタ、すきです。
ここらあたりやったかな、
「初めて見る人は 混乱しているだろう。
ステージで何が行われているのか。
確か お金払って入ったよね―、
なんか 損してる？
みたいな。
レアということでは 値打ちはある。」
で、後半は
セクマシの曲のアコースティックバージョンになってました。
「報われないぜ」 とか 「いい人どまり」 とか。
「いい人どまり」 は
さんざん サビを繰り返したあと、
「歌詞が全然出てこない！」 って。
で、フロアでは たっちが携帯で録画してたんですけど
たっちに向かって
「平井くん、一番の歌詞 なんだった？」
「え。 全然わからん。」
あ〜、そんなもんなん？
で、たっちのこと、
「始まる前に ベース＆コーラスやる？ って聞いたら
死んでもやらない、って。」
って 言ってました。
それから 「バンド名変えたい」 も歌いました。
これは とてもよかったです。
歌詞がちゃんと聞き取れました。
後半のサビは
『バンド名変えない』
なんですね。
ちょっと感動しました。
この歌、とってもすきです。
早く CDで聴きたいな。
そのあと、初めて聴く 「無理っす」 とか言う新曲がありました。
初めて聴くもんですから、
アコギでも違和感なく
フォーク調の曲かと思うくらいでした。
バンドアレンジになるとどうなるのかな〜。
あとね、「恋の話をしよう」 って言って
友だちに 失恋を国宝級にひきづってる人がいて
その話を聞いて 電車の中で
わんわん泣いたとか。
自分を重ね合わせてしまうから、って。
どんだけひきずってるんやろ？
国宝級って、
阿修羅とか 薬師寺の聖観音とか 観世音寺の鐘とか
戒壇院の広目天とか 法華堂の月光菩薩とか
百済観音とか 東寺の帝釈天とか 新薬師寺の本堂とか
長谷川等伯の屏風図とか 源頼朝の肖像画とか
鳥獣戯画とか 信貴山縁起絵巻とか
（誰か止めてください、このまま国宝リストを書いてしまいそうです）
そんなのと同じくらいの
深さと重みと歴史と感動とせつなさをたたえた
ひきずり方なんですね。
寛平ちゃんのひきずり女の髪の毛についてる
やかんをおもいだしてしまいました。
わたしにとっては
あのやかんは 最高級のひきずりです。
しかし その話し聞いて 電車で号泣できるもーりーも
ある意味 国宝が入ってる感じします。
最後の曲は 「安全地帯」でした。
その前に
「ギターを弾くのは大変だ。
こんな指の痛いことを30分もやってるギターの人はえらい！」
うっ、うっ、うっ、って 泣き入ってました。
ギターリストは 指痛くないです。
そうそう、もう少し前に話してたけど
バンド転換に もーりーだけ5分しかなかったそうです。
「ずっと見てた人はわかるだろうけど
おれが出てくるのが早かったと思う。
他のバンドは 転換に10分って書いてあるのだが、
おれは5分、って書いてあった。」
「でも そんなスタークラブがすきです。」
って 顔ゆがめながら 言ってましたよ。
それで どういう流れだったか忘れましたが、
「帰りに車にはねられるかもしれないが
車よりも機敏な動きで よければいい。」
みたいなことを言っていました。
「安全地帯」 のあとは
「音楽！」 って 片手をあげていましたが、
なかなか 「ALWAYS」 がかからず、
その間に
「もーりー もう1曲！」 って 声がかかったんですけど
もーりーは 毅然として
「NON！」 と言ってました。
ようやく 「ALWAYS」 がかかって
ライブはおしまいになったのですが、
客電 つかない。
そのうちに まさかのアンコールの拍手が始まって、
もーりーは ほんとに唖然とした顔で出てきました。
「正気？」
って、本気で困ってた感じでした。
「ほんとにもう1曲歌歌うの？」
「後ろの人 すみませんね〜、前のやつらが。」
このアンコールって はっきり言ってネタですよね。
こいつ、困らせたれ、みたいな。
おもろいライブハウスやなあ〜。
そいで もーりーは もう一度ギターを持つと
「もうアンコールはしないでください。
もう少し レパートリーが増えるまでは。
かと言って これ歌って楽屋へ帰ったら
増えてるってもんでもないですから。」
と言いながら
アンコール曲 「死んじゃって頂戴」 をやりました。
この曲の 「あ―あ―あ―あ―」 って
あんなメロディやったんか。
知らんかった。
バラードっぽく歌ってました。
で、ほんとにこれで終わりです。
実際 まあ、ほんまにギター下手でした。
ギターで作曲するらしいけど
作曲して ギターに伝えたら
もうコードは 忘れちゃうらしい。
でも、ボーカルやもんね。
別に ちゃんと作曲できるだけ弾けたら
それでいいことやし。
いや、なかなかおもしろかったです。
中味は ぐだぐだやったかもしれないけど
それが おもしろかった。
なんでかな。
セクマシのライブはしばらくないみたいで
かなりさびしいんですけど
このソロはソロで ちょっとおもしろいかもしれない。
またあるみたいやし、
出かけてみることにします。
