気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2007年03月11日(日) |
◎四星球、レトロ本舗@姫路マッシュルーム |
いいお天気やけど めっちゃ寒い。 中国道の山ん中は 雪まで降っててほんまビビりました。
寒い寒い中をやっとこさ マッシュルームへたどり着きました。
入ってみると と横長の見やすそうなハコで お客さんは その時点で15〜6人かなあ。
後ろの方で U太くんがお友だちとしゃべってて やすおくんは その友だちに背後から 「カンチョー!」 って現れました。
なんやねん、それ?
今日は2バンド目です。 前の方には 女の子のグループやら さっきのカンチョーされてた子やらが 集まってきて まあまあの感じになりました。
ドラゴンボールが流れて パラパラが始まりました。
わたしたちの位置は 前から2番目でしたけど 最前列のとぎれたあたりだったので すっぱり舞台が見えました。
バンドマンって みんな色白やね。 保育士やってるわたしは うらやましいですわ・・・・
あ、今日もドラムはてっちゃんね。
てっちゃんファンの友人は すでに大感激してました。
まえフリのねたは 「無視」。
「前のバンドもダンスで登場したからかぶった思って あせったわ。 なあ。」
二人無視。
そして U太くん、
「いや、前のバンドもダンスで登場したから かぶったかと思って あせりました。」
「今、言うたやないか! ・・・あ、そうか、無視するんか、 ええよええよ、どうせ一匹狼なったるねん!」
「ここにもおるよ、一匹狼。」
やすおくんや〜〜〜〜!!
って、何回見てんねん、わたし。 そのたび初めて見たみたいに 大喜びしてるって、 いったい どうなんよ?
不思議やなあ、ほんま。
やすおくん出てくると それだけでテンションあがって すっごいしあわせな気持ちになれてしまう。
ちょっと吉本新喜劇的なとこあるかな。
ああ、そうそう、 このねたやりながら まさやんがはいてたのは うすいピンク色のハーフパンツみたいなんでした。
よく保育所でこういうのこどもがはいてるけど ええ年した青年がはいてるの見たのは 初めてでした。
上は緑色ででっかく星のついてる服で 下のパンツと全然似合ってなくて むちゃおかしかったです。
で、1曲目は 「コンプレックス」。
やすおくんは 一匹狼のかぶりものに 背中のないスーツを着てて この歌が始まると そのスーツを脱ごうとしてたんですが、 ズボンが靴にひっかかって なかなか脱げませんでした。
どうするのかな、と思っていたら そのまま ズボンを引きずりつつ 歌っていました。
で、間奏のところで 靴ごと脱いで そのあと 靴をはいていました。
ふと見ると U太くんやまさやんは 裸足でした。
C&Rは
「きっかわ」 「ほてい」 「きくかわ」 「れい」 「いちどう」 「れい」
「ぼくのこと ほていやと思ってください。 え? 思われへん? これで どう?」
ってかぶったのが キティちゃんのサンバイザー。
思えるわけないやん。
「哺乳類帝国、略して ホテイ。」
とか わけわからんこと言うてました。
最後 C&Rがごっちゃごちゃになってきて
「練習しといてくださいよ〜!」
って言ってました。
2曲目の 「晩酌」 は まさやんのギターが素敵でした。
だんだん ぐでぐでの酔っ払いみたいになって 弾いてましたけど。
でも、いい音です。
最初の楽器チェックの時も ストロークが めちゃかっこよくて じっと見てしまいました。
だいたいギターのうまい人って ストロークの時の手首がとてもやわらかですよね。
このときのまさやんも そんな感じでした。
次は 「クラーク博士と僕」 やったんですが、 やすおくんが天井あたりの管につかまろうとして 管をさがしてたんですけど いい具合につかまれるのがなくて そのうちに 頭打ってました。
そしたらステージでは U太くんとまさやんが向かい合って なんか変なステップで踊っていました。
それを見たやすおくん、 自分もそれに加わって 3人で輪になって 踊りながらまわっていました。
2番になると まさやんが フロアに乱入です。
お客さんにギターを預けて そばにあったゴミ箱もってきて フロアの真ん中に置きました。
で、ゴミ箱の位置を確認して 後ろに下がったので わたしは まさやんがこのゴミ箱をとび箱みたいに 飛び越すのだと思いました。
そしたらなんと、 まさやん 頭からゴミ箱の中にダイビング!!
それもまあ、めっちゃきれいに 頭がゴミ箱にはまってて 足がにょきって出てて 漫画でもみているかのようでした。
もうおかしくて おかしくて 笑いが止まりません。
そのうち 立ち上がってそのかっこうで歩き出す始末です。
あかん、あかんって、 面白すぎ。
やすおくんは やすおくんで フラフープ持って降りてきて いつものように 腰まわし、首まわし。
その間 まさやんは今度は 足からゴミ箱に入って それでギター弾いてました。
そのうちに ゴミ箱から出てきて 足首でフラフープまわしながら 弾いていました。
舞台にもどって 「あぶく銭」 です。
小さくバブル、の時 いつもかわいい。 今日は 「ざわわ、ざわわ。」 って言ってました。
出てきたジュリアナはスクール水着で 頭はハゲヅラに三つあみつけて なまずひげつけて 中国人になってました。
「こんなんもあるよ。」
って矢も刺していました。
そして
「あんね、なんで時間かかったか言うたらね、 次のバンドが これ (水着) の上にギター置いてた!! ギターよりたいせつやのに!!」
そしたら U太くんが
「ギターの方がたいせつや。」
やすおくん、
「おれにはこっちがたいせつや〜!!」
で、頭にさした矢が落ちて壊れたら
「これもたいせつ、たいせつ。」
って 拾ってました。
♪ バ〜ブル バブル バ〜ブル のところでは
また フロアに降りてきて 二人組の、ヒールのあるブーツをはいた
(つまり 絶対四星球のファンじゃないと思われる)
おねえさんにからんでいました。
そうやそうや、このときじゃなくて もっと前やったと思うけど
サイドに置いてあるソファーの上あたりに 出窓みたいなスペースがあって なぜかそこにもぐりこんでみている女の子がふたりいたんやけど
やすおくんは そこにいっしょにもぐりこんで からんでいました。
背の高いやすおくんが よう入れたなあ、っておもうくらい 狭いスペースやったんですが うまいこと 入り込んでましたよ。
ほんで 「森三中です。」 って言ってました。
それ以降、その場所をさして
「2階もいっしょに!!」
とかって言ってました。
2階って、ねえ。
わらいましたよ。
この曲の最後のネタは 出目天狗でした。
これ、おかしい。 笑う。
なんかすごい似合ってる。
「はなたかゆきです。」
っていってましたから、この天狗の名前はそうなのでしょう。
で、「はななが たかしが選挙に出ます。」
って言って 次の歌が始まりました。
「世論」 という選挙の歌でした。
「竜馬にあこがれ選挙にでる! 選挙に出る!」
みたいな歌やったんですけど ただのおもしろい歌じゃなくて かなり風刺や社会状況がもりこまれていて とてもいい歌だなあ、と思いました。
間奏の時に入る、 ロックンロールなまさやんのギターが すごく素敵でした。 前に聴いたときも まさやんのギターに感動した覚えがあります。
後半、シャウト気味に歌うとこ ちょっとじんときました。
『日が昇る町もある、日が沈む町もある、 日本の夜明けじゃなくて アメリカの夜明けじゃなくて 世界の夜明けはいつなんだ』
みたいな歌詞があって ちょっと 涙が出てしまいました。
次の曲は タイトル知りません。
「獅子座流星群の夜に」 という歌です。
なんでもこれは やすおくんのおばあちゃんがなくなったときに作ったそうです。
「悲しいからこそ 楽しい歌を作りました。」
って やすおくん言うてました。
前に聴いたときもかなりじんときたので 今回はピアニカの音聴いただけで 泣きそうになりました。
後半、コーラスが入るねんけど U太くんのコーラスがえらいがんばってて 熱入ってて 結構聴かせどころやし 笑うたらあかん、って思って 我慢してたら いきなりやすおくんが
「うるさいわ! ボーカルあってのコーラスやろ!!」
って、ネタやったんや〜!
もうめちゃくちゃ笑ってしまいました。
U太くん、調子にのって低音コーラスとかもやってて やすおくんに マジで 「うまいな。」 って言われてました。
ここらで物販の話し。
「Tシャツしか持ってきてません、 CDはないんです。 今度フルアルバム出しますので。
・・・このバンドが。 ちょっと唖然としますよね。」
とU太くん。
うん、確かにそういう人もいるかもね。
って、U太くんがしゃべっていると やすおくんが 用意してあった お茶のペットボトルとプラコップを出してきて
「お茶にしませんか?」 って。
そしたらU太くんが
「いらんわ。 なんで落ち着かなあかんねん!」
これね、ステージ始まるまえに やすおくんのマイクの前に置いてあったんですが、 5つくらいプラコップが用意されていたので なんで あんなたくさんコップあるんやろ? コップで飲むんかな、ネタかな、
って言うてたんですよ。
ネタやったわけね。
そして 「明日までkm」 です。
何回聴いても ほんまにええ歌です。 ものすごくすきです。
この歌の前やったかな、
「昨日はまさやんの家に泊めてもらって カレーを食べさせてもらったんですけど、
カレーいれるときに おかあさんが 『どのくらい?』 って言う意味で 『どんくらい?』 って言わはるんがね、 『DON'T CRY』 って聞こえて なんで朝からはげましてもうてるんかな、って思ったら おかしかったです。」
「みなさんもはげましてほしい時には まさやんの家にいって カレーを御馳走になりましょう。」
って言うてました。
おもしろい子は おもしろいもん見つけるのもじょうずやね。
そして 最後の曲は 「潮騒ぎ」。
まさやん前にいてた子、頭振ってる振ってる。
やすおくんも その子の前までいって横に足上げたら その子があげた方の足を支えてました。
そいで なぜか靴を脱いで また 足上げたら その子は 靴を足の高さにあわせて持っていました。
なんかすごく楽しそうなふたりでした。
今日は最後に大根のネタあり。
うれしかった。
いやいやいやいや、もうもうもうもう、 最高に楽しかったです。
めちゃめちゃ楽しみました。
ええバンドやなあ。
わたしはほんまに不思議です。
この前も書きましたが、 わたしはこのバンドの歌を聴いていると
「ああ、リアルタイムで エレファントカシマシの初期の歌を聴いてた人たちって こんな気持ちやったんやろなあ。」
って思います。
意味不明なようで ピンポイントで心を突いてくる、 なにに感動してるのかわかないのに めちゃ感動してる、 つかみどころがないようで 明確に伝わってくるものがある、
そんなふうに感じます。
確かにCD聴いてると いったいオリジナルの音程はどれやねん、っていうくらい ボーカルの音がはずれてたりしてるんですが、
そのはずれ方が ものすごくせつなく胸に響いたりして これは 確信犯なのか? とさえ思うほどです。
音楽なんてもんは どんだけ歌が下手でも 楽器が下手でも 聞き手の心を射抜いたものが勝ちですから、
やすおくんは 最高のボーカリストだと思います。
そのやすおくんをボーカルにしている 四星球というバンドも ほんとにすごいバンドだと思います。
ああ、次のライブが待ち遠しいです!!
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