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| 2006年11月22日(水) | ◎四星球＠神戸スタークラブ |
久々のスタークラブです。
着くと もう歌が始まっていました。
見ると 音℃です。
このバンドは わたしが見たスケジュールには載っていなかったので
あとから決まったのでしょうね。
また ここで見るとは思ってませんでした。
それが終わると マフィア。
前日の友人からのメールで
ここの店長の松原さんのバンドらしいとは知っていたのですが、
スタンバイが完了すると 場内は真っ暗に。
そして 7人の男性がお立ち台に並びました。
でも 顔まではわかりません。
で、ぱっとライトがつくと
みんな黒のスーツにサングラスのギャングスタイルでした。
真ん中にいるのは 松原さん扮するマツカポネ。
おもちゃの銃を持って セクシーに舌なめずりしています。
それで めちゃくちゃ笑ってたんですが、
よくよく見てみると・・・
え？ あ？ あれ？
あれ、森田くんや―。
前髪、整髪剤であげてるけど 間違いないわ。
あ、こっちの人はDBやんか―。
わたしはスタークラブ初心者なんで
あとの人たちは たじまーに以外 誰とは断定できませんが
ま―、そういう人たちです。
お客さんの笑いが一段落したことろで
おもむろに 全員が親指を立てて
「おれたち」 「マフィア！」
マツカポネが 悪そうに口を開きました。
「おい、そっちの端から 悪いこと言ってやれ。」
「おぅ。おれはよ、ごはん食べる前に いただきます、っていわないぜ。」
「お―、ワルだぜ。 感謝の気持ちがないんだ、こいつは。 次。」
「おれはな、ペットショップに行ったら
小鳥を全部逃がしてやるぜ。」
「小鳥もおれたちも フリーダムだ。」
・・・こんなんが続いて 最後は
「おれはここへ来る途中 車こすった奴がいたから
これ （銃） で 撃ってやったぜ。
サツがうるさいから 神戸港に沈めてきた。」
「え・・・・。」
「・・・。」
にわかにビビりはじめる6人。
・・・・「おれたち」 「マフィア！」
それで 演奏が始まりました。
ボーカルは モリターニのようです。
で、センターにマイクを持ってきて
モリターニは 「Believe！」 と言いました。
ふ―ん、「Believe」 か。
わたし 「Bilieve」は SOPHIAのんしか知らんけど
誰の歌かな、と思っていると
モリターニが歌い始めたのは
♪ 誓うよ 君だけ守り続けたい
うっひゃ―！ SOPHIAや―ん！！
きゃ―、森田くんでSOPHIA聴けるんや―！！
ま、かなりあっけにとられてるっぽいお客さんに
「ごるらぁ―！ 手ぇ 叩け―！」
的なご指導が こわい方から何度かあったあと
歌は続きました。
「頭の上で拍手！」 みたいなんも指導されましたが
それはちがうやろ。
SOPHIAは そんなんちゃうで、PUNKちゃうもん。
両手あげて 手首をまわす振りやで。
と、言いにいきたくなりましたが、まあ、ええか。
モリターニは 胸の前に手をおいて 片手を伸ばしたり、
顔をそむけながら 片手を上に上げたり、と
お、こりゃ、
なかなかまっちゃんのアクション 研究してきたやないの、
と 思っていたのですが、
だんだん それもええ加減になってきて
そのうち 頭を激しく上下に振り始めました。
あの、ほら、あの人みたいなアクションですよ、
誰だっけ、
・・・そうそう、セクマシのボーカル。
で、ここらあたりで やっとわたしは気付きました。
あ―、そうか、マフィアやからSOPHIAなんや。
あ―、そうかそうか、マフィアってSOPHIAのコピーバンドなんや。
気付くん、おそ―い。
えっと、マツカポネはベースを弾いていました。
前へ出てきて弾くと
それがむさくんのと同じ
ミュージュックマンのスティグレイだとわかりました。
で、曲が終わりそうになると モリターニが突然、
「あ！ やばいやばい！ やめやめ！」
赤いライトが照らされて
ウ―ウ―ウ―のサイレンです。
それが消えると
「あ― やばかった。 つかまるかと思った。」
・・・・ガサ入れってわけですね。
で、MC。
マツカポネが 「アメリカへいってきた」 みたいなことを言って
「え、ほんとうですか？
あの自由の女神が 町を歩いているという。」
「歩いてへん、歩いてへん。」
「あ、聞いていいですか。
アメリカって 蛇口からコーラが出るんですか。」
「アメリカって 蛇口がコーラってほんまですか。」
とか そんなのがあって
「おれが英語を教えたろ。」
「空に輝く星は？」
「スター。」
「愛は？」
「ラブ。」
「じゃ、空を流れていくあの小さな雲は？」
「それは 『Little Cloud』。」
って 曲が始まりました。
このイントロで思ったんですけど、
うん、なかなか 演奏うまい。
コピーは それなりにしてる。
雰囲気 いいよ、いいよ。
・・・ただね、ボーカル 歌詞めちゃくちゃです。
ところどころしか覚えてないもん。
「適当に歌詞作って歌ってる―。」
みたいなこともどさくさにまぎれて歌ってましたよ。
で、終わりに近づくと また赤いライトとサイレンです。
で、3曲目に入る前には 松原さんのタジマーニの話になって
「若いバンドに 『おれ、ガガガすきなんっすよ』 って言われた時、
おれ どない答えたらええねん。
ああ、あいつ友だちや、言うのも自慢っぽーていややし。」
とか入ってるうちに
マツカポネは タジマーニに狙撃されてしまいました。
「あ〜あ、とうとう死んだか。」
「こいつ ろくでもないからな。」
「三ノ宮でみるたび 連れてる女の子ちがうで。
ほんで 目合うたら ゲーセン逃げ込みよんねん。」
「いや、でもこの人は これでけっこういい人だったのに。」
「神戸のためになってるか？」
「養育費払ったりとか・・・。」
「こいつ こどもふたりおるねん。」
こんな調子でさんざん言うてるうちに マツカポネ復活。
上着の内ポケットから ガガガSPのCDを取り出し、
「こいつが守ってくれた。」 みたいなオチでした。
最後の曲は 「街」。
いや―ん、 もうわたし だいすきやん、この歌。
・・・やけど、のっけから 歌詞めちゃくちゃ。
覚えてるとこの方が少ない。
途中からは
「にゃ にゃ にゃ にゃ―」 になってましたよ。
でも、ほんま おもしろかった―！！
またみたいな―！
またやってな―！
次は ゴールデンローファーズ。
さっきまでマフィアやってたから DBは大変ですよね。
「ライブの前って 結構緊張して集中するねんけど
もうライブ終わったみたいや。」
って言うてました。
なんでも 今朝メールが来たそうです。
「でも、黒のスーツ持ってない。」 って言うたら
用意されたんが ベルベットのコートやったんだそうですよ。
この前見た時より 自由な感じで歌い、MCもやっていました。
ほんとにいい声ですね。
なんやったかな、あ、そうそう、
「みんなが盛り上がってくれへんかったら、
おれのストレスになる。
それでハゲたら チビ、デブ、ハゲの三拍子そろってまう―。」
って 言うてました。
ちょっと笑ってしまいました。
「ニューミュージック」 は 聴きほれました。
その次が四星球。
チェックのシャツにオーバーオールで
マイクスタンバイしているやすおくんは
ほんと ふつ―うに男前です。
とってもすてき。
あ、そういえばスタクラ入った時、
すぐ横にやすおくんがいました。
わたしは背が低いんで 完全に見上げる感じになるんですが、
その横顔は 色が白くて 端正で
「わ―、彫刻みたいや―。」 って思いました。
あれ？ ちょっとほめすぎ？
で、四星球を待っていると
横の椅子に ガガガTを来たおじいさんが
孫娘と一緒に来ていて
たまたま居合わせたらしい女の子に
熱くガガガの話をしていました。
このおじいさん、四星球みたら怒れへんかな、と
ちょっと心配になりました。
今日は やすおくんのアナウンスから始まりました。
「徳島から来ました四星球です。
ライブは祭りや思うてます。
音楽が流れたら踊りますので よろしくお願いします。」
みたいな感じ。
それで ドラゴンボールが流れてきて
祭りの半被＋ブリーフのメンバー登場。
踊りの後は
「今日は祭りやな。」
「ほんま祭りやな。」
と話しているところに ほんっま突然、
肌色全身タイツにちょんまげ、赤フン、
腰にビニール刀のやすおくんが出てきて
いきなり Ｕ太くんを斬っていました。
あかん、また爆笑や。
めちゃ 笑える。
ほんま はまる。
一曲目は 「潮騒ぎ」 でした。
タイトルを言ったとたん、
後ろの方から 前へ突っ込んでくる男性あり。
前もこの人やったなあ。
わたしも だいすき、この歌。
一緒に歌いましたよ〜。
なんかね、今日は2本ライブがあるそうです。
これが終わったら 香川まで行って
アコースティックライブのゲストかなんかなんだそうです。
「ダブルヘッターってやつですね。
でも ここもがんばります！
ここで燃え尽きるくらいの思いでやります！！」
と絶叫するやすおくんでした。
で、お酒の歌をうたって
次が 「こんこん コンプレックス」 やったかな。
「きっかわ」 「ほてい」
「きくかわ」 「れい」
というC＆Rでした。
ほんとこの歌のフリ かわいい。
このあとU太くんが
「ぼくたちは徳島から来ました。
徳島と言えば すだちです。」
と言うと すだちくん登場！！
かわいい！
で、もう忘れてしまったけど
「すだち」 で あいうえお作文をして
最後のまさやんの 「ちまみれや〜。」 かなんかが
ほとんどウケなくて
「あれ？」 って やすおくん。
それが ちょっとおもしろかったです。
そして 「すだちくん」 の 「く」 を
「クラーク博士と僕！！」 ってさけんで歌が始まりました。
この歌もだいすき！！
ふと気付くと となりのおじいさん、
怒るどころか おおきな声援を送っていて
なんかうれしくなってしまいました。
少し日がたってしまったので
記憶があやふやなんですけど
「あぜくら商店街」 もうたいました。
この歌の時 やすおくんは
お客スペースの上にある
足場みたいなところに登って歌っていました。
で、降りてくるときは やっぱり、
マイクを口にくわえていました。
わたしはこの歌の
『つかみたいと思うものが見つからずポッケに手を入れた
穴のあいたジーパンのポッケに手を入れて歩いた』
というところがとてもすきです。
時には じわっと泣けてくるくらい
心に染みる歌詞だと思います。
ただ ここんとこのメロディは
松山千春の 「はてし〜ないおおぞらと〜」 っていうのに
かなりよく似てますね。
いやいや、別に似てたって 全然いいんですけど。
だって 伝えてるものは四星球ならではのものですからね。
まさやんも やすおくんが登ったあとに
足場にのぼっていました。
そして ほとんどわたしたちのいるところの
真上あたりまできて
それでそこから 下に飛び降りました。
びっくりしました。
だって 2mはありますよ。
わたしは絶対よう飛び降りないですけど
2mって 普通飛び降りられるもんなんですか。
とにかく ほんまにびっくりしました。
全然平気そうでした。
運動神経 いいのかな。
体育の先生なんやろか。
若いなあ。
それから 「選挙の歌を歌います。」 って歌い始めました。
これは とてもいい歌だと思いました。
社会風刺も入っていて
内容やポリシーの充実した歌だと思います。
サビのところが
「しゅびっつ しゅびっつ しゅつば」
みたいな感じでおもしろかったです。
でね、歌いながら全身タイツを脱いだら
その下にスーツを着てたんですよ。
選挙やから スーツね。
これも笑うたわ。
わらいながら なんかぺらぺらした感じのスーツやな、
やすおくん そうとう痩せてるんかな、
と思ってたら、ちゃいました。
そのスーツ、後ろがなかったんです。
あははは〜！
すっごい風刺やな、これ。
ほんますごいわ。
その次の歌は
ちょっと内容忘れてしまったけど 新曲でした。
で、最後が 「明日まで�辧廖�
この歌は CDで聴いた時、
あ、知ってる、って思ったから
それまでにどこかのライブで聴いたんだろうけど
どこでだったか わからないんです。
だから わたしとしてみれば
「明日まで�辧廖，世醗媼韻靴督阿い燭里禄蕕瓩討任靴拭�
こればっかり繰り返してますが、
だいすきです、この歌。
聴けて ほんとにうれしかったです。
聴きたかった歌の一番目でしたから。
この歌の歌詞で わたしは
四星球の歌が ものすごく詩的であることに気付きました。
『家路を急ぐ僕の横で
フェンス越しの月は捕らわれの身で
ワルサーP38のような 輪ゴムで狙いを定めてる』
この歌詞を聴いた時、
朔太郎の 「竹」 という詩を初めて読んだ時くらいに
胸にぐぐぐっときてしまいました。
なんていうか すごくすごくまっすぐな感じがして・・・。
もっというなら、
この曲で わたしは四星球を聴き続けようと
決定したくらいの歌なんです。
だから ほんとにうれしかったし、感動しました。
やすおくんの熱唱のあと、
「だいだいだい・・・こん。」 があって
また 大根がちらっとお目見えしてました〜。
