気がつきゃライブの時間だぜ
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2006年11月14日(火)   ◎SHIBUYA HEART ATTACK!06@SHIBUYA LUSH編

 今までのライブハウスは なんやかんや言いながらも
 近くに固まってたのですが
 次に目指す LUSH というライブハウスは
 かなり離れています。

 急いでいかなくっちゃ。

 賑わうハチ公前広場を越えながら
 ひたすら 道元坂通りを歩き続けました。

 みやます? ますみや?

 どっちだったか そういう坂のところまで来て
 地図の通りを数えながら 角を曲がったのですが・・・。



 ありゃ?


 なに、このひっそり感?



 今までのどの場所より ライブなんちゅーもんには
 関係のない雰囲気の通りです。


 何度地図を確かめても 間違いはなさそうだし・・・



 えええ?


 もう時間やねんけど。

 メガマサヒデ 見たいねんけど。



 そうするうち、わたしを追い越していったおねえさんが
 ある雑居ビルの中に入っていきました。

 あれかな、 とりあえず ついていってみよ。

 と、そのビルに近づき ビルの案内をみると
 ありました、
 「BF」 のとところに
 ものすご〜く地味に 「LUSH」 と書いてありました。


 なあ、東京人。

 こういうのが粋でおしゃれなんかもしれへんけど
 今日は イベントやんか。

 普段 けえへん人も来るやんか。

 来れるもんなら 来てみぃ! みたいな態度はどうなん?

 せめて 今日だけでも
 張り紙とか 立看とか 出しといてえや。

 ほんま 頼むわ。

 あの地図で このライブハウスで、
 もしわたし わからんままにライブ見られへんかったら
 行列に並んで 訴えるで。




 ま、文句はこのくらいにして。

 LUSHのドアを開けると
 まあ、これは今日行った中でも 一番に人少ないです。

 しかし 反面 一番濃い人たちかもしれませんけどね。


 ステージの前にスクリーンがかかっていて
 またもや 映像が映し出されています。

 東京って これ定番なん?
 関西では こんなライブハウス わたしは知らんなあ。

 でも 今度の映像はイメージ的なもんで
 特に突っ込むようなもんでもありませんでした。


 お客さんたちは 両サイドの椅子なんかに座って
 のんびりと談笑されてましたが、
 ライトが消えて SEが流れると
 その表情が一挙に ライブに挑むモードに変わり、
 さっと席を立って わらわらとステージ前に集まってきました。


 わたしは ライブ前の雰囲気から
 このまま 椅子に座って
 まったり聴くのかな、と思っていたので
 ちょっとびっくりしました。


 メガさんのライブにくる人たちの
 メガさんに対する思いが象徴されているように思いました。


 1曲目から 「ひとりぼっちの世界」。

 わたしはこの歌で メガさんがすきになりました。
 
 でも 普段はあまり聴きません。
 なぜなら どんなところであろうと 号泣してしまうからです。

 環境を整えてからでないと 聴けない歌なんです。


 それが 1発目に来ました。

 まだ わたしのテンションもそんなにあがってないやろし、
 大丈夫かな、と思ったのは やっぱりあまかった。

 ♪ 愛をもらったり 愛をあげたりを繰り返して

 のところから 涙がどっとあふれてきました。


 もう全然だめです。

 ずっと 泣いてました。



 ほんとに メガさん、だいすきです。

 わたしなんかの世代には
 非常になじみのある ギター1本の弾き語りなわけですが
 そんなスタイルのことじゃなくて
 メガさんの発するものがすきです。

 歌詞、メロディ、歌い方、歌声、ステージ、

 みんなわたしの胸の奥に届くような気がします。


 「北の国から」 みたいな歌が
 「イムジン河」 のように
 若者に歌い伝えられていく世の中だったらいいのになあ、と思いました。



 あと 「夏の雫」 という歌も
 メロディが とてもきれいで 
 そのラインに 涙がにじんでしまいます。



 ほんとに どの歌もとてもよかったです。


 
 MCの時に 「君たちは三流だ!」 みたいなことを言ってたんですけど
 そのあとで なんか忘れてしまいましたが
 お客さんに向かって

 「THAT'S RIGHT?」

 って言うたら

 「THAT'S RIGHT.」

 って 答えたにいちゃんがいました。


 そしたらメガさんが

 「お、いいね。 君だけ二流。」

 って言いました。


 わたしの並びにいてた人なんで
 どんなやつやろ、と思って 
 ちょっと身を乗りだして見たら 

 ・・・もーりーでした。



 最後の歌は 携帯電話の歌でした。

 (タイトルを未だよく覚えてない)

 
 「お客さんに ここへ上がってこいなんて言われへんから
  僕が降りていきます。」

 って行って フロアの真ん中あたりにマイクを持ってきて
 そこで歌ってくれました。

 みんなで 一緒に手拍子して歌いました。

 楽しくて うれしくて なんか胸がいっぱいになりました。





 さて、トリのバンドはスキップカウズです。

 満員とはいかないですが そこそこ 人が入ってきました。

 わたしは スキップカウズは 何回かみてるんですけど
 歌のタイトルなんかは 全然知りませんので
 ええ加減なレポになるかもしれません。

 お許しを。



 とにかく トリってすごいなあ、と思っていたら
 1曲目が終わったあと イマヤスが

 「入るわけないよなあ、2:00からやってんだから。
  トリっていったら 聞こえはいいけど
  ていのいい押し付けだよ、これ〜!」
 
 って。


 もう 爆笑ですよ。


 「ここに来た人は 今日のことブログには書かないように。
  書くんだったら 人がいっぱいで 肩なんかぶつかった、って書くように。」


 と言われましたが、
 これは ブログじゃないんで 書いときます。



 だけど 明日ある後夜祭ライブで 
 出演バンドのリクエストを取ったら
 スキップカウズが1位で選ばれたって すごい事実がありまして
 イマヤスは もちろんそのことをしゃべっていました。


 「1位にえらばれちゃってさぁ。 90アーティストの中からだよ。

  えっと〜、ナオキ、アーティスト どれだけいるんだったっけ〜。」


 すると ナオキさん (ベース) は
 御主人に問われた執事のように 真面目な顔で

 「ナインティーアーティストです。」

 「ナインティー、だよな、 ナインティーンじゃないよな。」

 「はい、ナインティーです。」


 「で、おれたち、何位に選ばれたんだったけ〜。」

 「(巻き舌で) ナンバーワン。」



 この会話は ライブが終わるまで
 何度となく繰り返されましたとさ。



 でもね、あしたの出演は 7:00頃だそうで

 「1位に選ばれたわりには 前座的扱いです。」

 って言うてました。



 それから めちゃめちゃおかしかったのは、
 イマヤスが 取り出した一枚のチラシ。

 それは パス引き換え時にわたされるチラシの中のひとつで
 スキップカウズのチラシだったんですけど

 「我がスキップカウズのチラシの裏に 
  セットリストを書いてるバンドがいる〜!」


 それは スクラフィーというバンドで
 たぶん ライブのあと落としていったか
 ステージに忘れていったか、
 そんなことなんでしょうね。


 イマヤスは もう意気揚揚とそれを読み上げていました。


 「最初は なに、 こんにちは、スクラフィーです?
  あいさつなんか いちいちかくな〜!」


 「次は お目が、だけ書いてある。
  たぶん 
  たくさんのバンド中から 僕たちを選んでくれるなんて お目が高い、
  とかなんとかいったんだろうな〜。」


 「ライブ告知も書いてある。
  次のライブは 新宿・・・、
  あ、よそのバンドの宣伝することないな。

  次のライブは 新宿の ピーッ ・・・でありますので〜。」



 とまあ、さんざん ネタにしていました。
 ほんまに おもしろかったです。 




 スキンシップタイムもありましたよ。

 「今日はじっくりたっぷり よしよしできる。」 って言うてました。

 2回もなでてもろて よっちゃんイカももろた。

 思いっきり 投げたで〜!!


 この歌のあと 一回引っ込んでから
 アイスバーみたいな食べながら 出てきました。


 「あ〜、うまいうまい。」 って。



 で、そのアイスを箱の中から投げ始めました。

 その最初の1本、わたしの方に投げてくれて
 え? ってびっくりしてしまったんですが
 もちろん GET!!


 やった―!  うれし――!! おいしい――!!



 大騒ぎのライブでした。

 わたし 今日のライブで思ったんですが、
 スタクラで スキカウがライブすると
 クマちゃんが見に来てたり、
 森田くんが すごい嬉しそうに見てたりするけど
 この人 すごいエンターテイメントやね。

 
 こういうバンドマンが すきだから見る、っていうのを越えて
 なんちゅうんですか、
 芸を盗むみたいな、そういうスタンスでも
 彼らは注目してると思います。


 それくらい イマヤスの芸 (あえてこう言いましょう) は
 すごいと思います。

 
 で、言いたいこと 好き放題に言ってるけど
 全然 嫌味がなくて 後腐れがなくて
 ほんまに スキっとしてる。


 これは イマヤスの持っている
 天衣無縫というか なんというか
 この世の中には かなり希有になってきた
 天然記念物的な人間性のような気がします。


 いやもう、この人をすきにならんでどうしますか。


 すきです。





 こうして SHIBUYA HEART ATTACK!06 おわりました。

 夢のように楽しかったです。

 LUSHから どうやって大井町のホテルまで帰って来たのか
 ほとんど記憶にありません。

 気付いたら ホテルのベッドの上で
 H.にもらったフリーペパー見ながら
 HPにアクセスしていました。

 そして 明日はタワレコ行って H.のCD買おう、って思ってました。



 そして ふと思いました。

 今度 大晦日のCDJ行くけど 見たいバンドはふたつだけや。

 それにくらべて 今日のイベント、
 イベントとしては 小さいもんかもしれへんけど
 見たいバンドが 5つもあった。


 これはどういうことなんやろ・・・。

 

 ・・・。



 ま、えっか。

 楽しかってんから。


 んじゃ、おやすみ〜!


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