気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2006年10月28日(土) |
◎セックスマシーン、THE WELL WELLS@八王子MATCH BOX |
八王子は恋の街とか。
そう、わたしにとっても八王子は ずっとあこがれの地でした。 八王子は 新選組のふるさとなのですよ。
だから 八王子の駅に降りた時 なんだか わくわくどきどきする思いでいっぱいでした。
でも あこがれと眠気は また別問題。 4:00起床のため ホテルに着いた時は もう極限の睡魔。
ちょっと寝ようと横になったら かなりの熟睡にはまり込み 気付いた時には ライブ開始10分前でした。
MATCH BOXは すぐにわかりました。 入ったとたんに これはいいライブハウスだとわかりました。
なんかすごく居心地がいい。 音がやわらかい。
人もいい具合に入っていて たっぷり楽しめそうな予感がしました。
ちょうど O.Aの ケツの穴、というバンドが 「リンダリンダ」 をやっていました。
わたしは なにもしらなかったので O.Aをやるバンドだし コピーをやってるから バンド歴の浅い若手バンドだと思って聴いていました。
でも それにしちゃ なかなかうまいなあ、 演奏や歌もそうやけど なんといっても ステージングが素敵やなあ、 なんて 思ってました。
あとで知ったのですが、 これは 最近解散したスーパーサンダース、ってバンドだったそうです。
わたしは スーパーサンダースってバンドも知らないですけど いや〜、これは解散前に聴いておきたかった、って思いました。
ドラムの人のキャラ、好みです。 この人 漫画の主人公にできそうやん。
最後は スティックがへし折れるほどの熱演でした。
次は SLUGGER というバンドでした。
スリーピースバンド。 ドラムが女の子。 ベースの人もギターの人も なかなかそれぞれ男前。
で、演奏が始まると目を奪われたのが このドラムでした。
非常に切れがよくて リズムを取るのが弾んだ感じで すっごく気持ちいいのです。
彼女自身も 楽しくてしかたないってふうでしたが いや〜、あのドラム叩いてたら 楽しくってしょうがないでしょう。
女の子ですから すごいパワー、という感じではないですけど リズム、切れ、身のこなし、センス、 そういうものが一体となって ただパワーだけで押しきるドラムなんかより ずっとずっと インパクトがあって存在感がありました。
上半身をあまり動かさず リズムを叩くところは きゅーちゃんに少し似た感じでした。
それから セックスマシーンです。
しゃとざはー! で出て来たたっちは 踊るのに勢いあまって 後ろのマイクスタンドに当たってしまい WEEL WELLSのオクが
(すいません、なんて呼んだらいいのかわからなくて これが一番わたしの中でフィットするので)
必死で支えに行ってました。
しかし、なんだ、 さほど 盛り上がってへんぞ?
もーりーも最初の 「いぇ―ぃ!」 もイマイチでした。
で、いつものように森田くんがあおっていると どうやら ジーンズのチャックが 開いてたらしく お客さんに指摘されていました。
すると 森田くんはそのテンションのまま
「あけてるんだっ!!」 って応酬。
で、村山くんの前に行って
「上げてくれ!」
おい、なに 言うてるねん。
村山くんも 「おれが?」 な表情。
そしたら 腰を突き出して
「力強く上げてくれ。」 って・・。
・・・・わからん。
いや、上げてやってましたよ、村山くん。
なんかね、ほら、宮本さんが石くんに ストラップの長さ なおしてもらってたじゃないですか。
ちょっとそれを思い出したりして。
でも これな―、 宮本さんが石くんに 「あげてくれ」 って言うたら もう洒落にならんやろな。
同人誌の世界やんな。
それ思うたら、森田くんたちふたりは むっちゃ健全やわ。
でもまあ、こんなふうに冗談してたのは かなり決まり悪かったからみたいですが あんなジーパンはいてても チャックが開いてるのは 恥ずかしいもんなんでしょうかね?
そうそう、途中のMCでも 「おれが 何しにここへ来たか知ってるか? 神戸から チャックを開けて。」
とか言ってました。
で、無事にチャックが閉まったところで あおり再開。
「この密度がおれはきらいだ! はい! 前 来て、 前 来て!」
「段の上でカップルで にこにこしながらセクマシ見ようったって そうはいかないぞ!
段、おりて! 前 来て! 早く! 早く! 早くしないと死ぬ―!!」
もう大騒ぎです。 わたしの横にいたおにいさんが めちゃウケで 大笑いしてました。
そのあおりの最中、
「今 久し振りの人と目があった。 ライブに来れなくなることもあるだろうな。」
なんて言ったりしてました。
前つめ、段おりのあおりは 一応終わったのかと思ってたら
「ここのライブハウスは そこのところに段があるから 気をつけてください。 ライブ中に こんなんならないように (ずっこけるまね) 始めから降りといたらどうかな?」
とかなり しつこく言っていました。
でも わたしは降りんよ。 見えへんもん。
この前だったかもしれないけど
「おれが 何しにここへ来たか覚えてるな? 覚えてる人!」
ぱらぱら・・と上がる手。
「・・・・大丈夫か、八王子。 30秒前のことも覚えてないのか。」
と 心底 心配していました。
それから 軍手のことも言ってたな。
片方はいつもの軍手だけど もう一方は 「鋼の錬金術師」 の白手袋になってました。
それで あちこちに炎を起こしていました。
やっと1曲目。
もちろん 「サルでもわかるラブソング」 でした。
あ―、叫ぶの気持ちいい!!
今日はレクチャー付きでした。 歌いながら
「くどい曲だろ―。」 って言ってました。
2曲目は 「ラブ イズ オーヴァー」。
意外とライブ向きですね、この曲。 楽しかったです。
それから 「ネクラ」。
イントロに入る前に
「愛が足りないので うちのギターがおかんむり―!!」
「今日一番の速弾きをみせてやるぜ―!!」 って。
やっぱあれは プリングオフ使ってるのかな?
次は 「Jフォン」 でした。
今日のわたしの位置は ステージ真正面の 段の一番前だったんですが この歌 歌ってる時の森田くん見てると ほんとに かわいそうになってきますね。
「いい人どまり」 があって 次の 「伝えたいことがないんだ」 の前に 長いMCあり。
「すごくすごくすきな子がいて 8ヶ月間つきあって ふられました。
で、1年半くらいたって 巨乳まんだらの○○くんの結婚式に行って しあわせそうな二人を見て もう一度 その子に電話をして 玉砕しました。
その時に 言いたいことは全部言ったけど もうこれで 何も伝えることはなくなった、 もうあかの他人なんだな、って・・・・。
あけましておめでとうも返ってこなかったし・・・。」
ここで お客さん数人から 「ああ―・・・。」 と ため息にも似た 同情の声が上がりました。
そしたら 森田くん、
「じゃ、聴いてください、新曲です。 『あけましておめでとうは返ってこなかった』。』
っていって、ドラムの方向いて
♪ あけましておめでとうは 返ってこなかった〜
って 適当な歌を歌い出しました。
あちこちから 笑いが起っていました。 わたしも おかしくて笑いがとまりませんでした。
森田くんも徳本くんも 笑ってました。
森田くん、あまりのばかばかしさに あきれつつ 笑いつつ、
「じゃ、新曲いきます。 ♪ あけましておめでとうは・・・。」
と繰り返し それには軽くドラムがついてました。
いや―、わからんで、これ。 次のライブでは ほんまに新曲になってるかもよ―。
「報われないぜ」 の前は
「初めての人と、そうじゃない人 手あげて!」
お客さんの中に ちょっとマがあって、それから、 「みんなじゃん (さすが関東)。」 と くすくす笑いが聞こえてきました。
こういうところは かしこいね。
このあとくらいに
「うれしい話がふたつある。 大きいのと小さいの。 どっちから先に聞きたい?」
お客さんの拍手は 「小さいの」 だったので 小さい方から話してくれました。
「秋の味覚のさんまを3日前に食したら のどに小骨がささってしまって それが今日取れた。」
おお―、と拍手。 実際 それはうれしかろう。
大きい方は
「8年間バンドをやってきたが 今度ワンマンをやることになった。 1/21 日曜日。」
うっわ―! やった―! ワンマンや―!!
日曜日やったら 絶対行けるで――!!
やっほ―!!
「場所は ここから少し離れたところだが―・・・。」
え―――、 東京――?
また 遠征せなあかんの――?
「神戸スタークラブ。」
やった―! やった―! スタクラや――!!
やった―! はははははは――!!!
たぶん この時 一番喜んでたのは まちがいなくわたしだったことでしょう。
だから もう、 あとの曲 「安全地帯」 とか 「女心と秋の空」 とか うれしくてうれしくて ノリまくってしまいました。
で、最後の方、
「おれもオクも 人格としては あまりよくないものが こうしてやってこれてるのは 聴きに来てくれるみんながいるからだ。」
みたいなことを言ってました。
これは 「ALWAYS」 の時やったかな?
人格、めちゃええと思うけど。
人格ええから こうして八王子まで聴きに来てるねんもん。
わたしの方が よっぽど欠陥あるわ。
でも こうしてライブに来れるから なんとかやっていけてるねん。
こちらこそ ALWAYS、 いつも聴きに来させてください。
あ、そうそう。
ワンマンの時には 今 なんとか、をやってるのが どうとか、に出来るって言ってた。
(日本語か、これ。 音楽用語知らないんで すみません)
もしかしたら CD出るんかな?
そして 最後はレコ発ツアーファイナルの THE WELL WELLS。
今日は SPバージョンだったらしく ギターの梅村さんのかぶりものが スティッチ、ダンボ、かえる、あともういっこなんか、の フルコースでした。
いいですね―、このバンド。 1曲目から もう楽しくてたまらなくなります。
なんと言っても どの人もみんなキャラがいい。
ここで音楽やってたら
まちがいない、 楽しい、 自分の居場所がある、
っていう確信の上で ほんとに自由にやってる。
それが 直に伝わってきて しあわせな気持ちになれます。
浅井さんの歌う時の表情は めちゃめちゃかわいいです。 これに惚れてる男の子 いっぱいおるはずやで―。
梅村さんのギターの音はいいですね。 わたしのだいすきな種類の音です。 フレーズも とてもすきです。
ドラムの人、 わたし あんまり知らんかってんけど この人 だいすきかもしれん。
和泉元弥のモノマネで惚れた。
あんなこと 臆面もなく出来る人は 絶対 わたしのすきなタイプの人やと思う。
末っ子長男のオクは もう完全にハイテンション。 きっとうれしくて泣きそうなのを テンションで押えてたのでしょうね。
でも最後、ファンから贈られた寄せ書きに こらえきれず ううっ・・・ってなってました。
ええな―、 しあわせやろな―。
MCとしては おかあさんが電話を取り次ぐ時に 「オク 電話。」 って言う、って話、 あれは おかしかったです。
それから おねえちゃんが見に来てるから それを意識してMCしてる、 家にかえって おとうさんに 「おもしろかったよ」 って報告してもらいたい、・・・・だって。
ちょっと恥ずかしそうに言ってました。
いい家庭に育ってるんですね―。
そして最後に 「みなさん、生きてください。」 と 何度も 繰り返していました。
友人が自殺されたそうです。
「死ぬのは楽かもしれないけど 残されたもののことを考えてください。」 って。
うん、でもね、 あまり 自分もその人も責めちゃだめだよ。
ほんとに 誰も悪くない時だってあるから。 わたしも そうだったから・・・。
わたしは THE WELL WELLSの歌では
「GONNA KILL YOU!」 「OUR FRIENDSHIP IS FOREVER」 「And a life is continues...」
が とってもすきです。
この曲々を オープニング、ラスト、アンコール、に聴くことができて とても うれしかったです。
終わってみると どのバンドも とてもすきなタイプのバンドでした。
すごく楽しいライブでした。
これは八王子まで来たかいがあったというものです。
八王子も MATCH BOXも 今日の出演バンドも ぜ〜んぶ だいすきです。
やばいなあ・・、 ことあるごとに 八王子 来そうな予感がする・・・。
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