気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2006年05月26日(金) |
◎セックスマシーン、ワタナベフラワー@神戸スタークラブ |
今日は 公休日だったので 午前中は 飛鳥に キトラ古墳の白虎を 見に行って来ました。
平日で 小雨模様だっていうのに 待ち時間は 30分。
見れる時間は 2、3分なんですけど やはり なにか こう、 胸の中に ずし―んとくるものがありました。
これを 描いた人は 1000年後に たくさんの子孫が こうやって見にくるなんて 思いもよらなかったでしょうね。
それを思うと 古代から伝わってくる魂を感じながら そこに繋がっている 自分の存在が 確かなもののように 思えました。
ああ、そうか。
わたしは 自分の存在の確かさを求めて こうした古くからのものを 見にいくのかもしれないな。
そんなふうに 感じられました。
雨が ますます 降りしきる中、神戸へ。
スタークラブでのライブです。 三ノ宮は もう 雨がやんでいました。
スタークラブは 結構 人がいっぱい。 今日は セクマシに ワタフラに キャプテンズ。 わたしも めっちゃ 楽しみです。
一番は セックスマシーン。
前の方は 女の子が いっぱいですが、 セクマシファンでも なさそう・・?
ライトがおちて BON JOVIが 流れて 人格が変わったように踊るたっち。
ありがとう、今日も笑えました。
しかし いつもより 手拍子が少ないような・・・。
そして もーりーです!
最初の 「いえ―ぃ!」 で いきなり、
「あ―! だめだ! だめだと思ったんだ―!」
と 軍手で 顔を押える。
「テンション あげる、あげる! あげないと ぼくらが 途中で、 ・・・・凹むから。」
せつね―。
で、唖然としている人を みつけたのでしょう、 いつものように その人に向かって
「怖くないから、おれ、やさしいから。」
「子猫みたいに こうやって、こうやって・・・・(なでなでするしぐさ)、 ・・・・最後に きゅって (締めるまね)。」
あかん。
爆笑。
ヒューマンなわたしが なんで こんなことで 爆笑してるんや。
でも もう 止まれへんくらいの爆笑。
「こんなことは まちがっても ギターの村山くんには 言ってはいけないな。」
って 言ってましたけど、 村山くんって 愛猫家なんかな?
そして 突然、
「猫 轢いたことある人!」
そ、そんなこと 言われても・・・。
もちろん 手はあがりませんでした。
「少数派か・・・。」 みたいなことを つぶやいていましたけど 森田くんは 猫を轢いたことが あるのでしょうか・・・。
それから 「いえ―ぃ!」 の応酬もありました。
手でエリアを示しながら (狭いライブハウスなんですけどね) 「こっちからこっち いえ―ぃ!」
「いえ―ぃ!」
「こっちからこっち いえ―ぃ!」
「いえ―ぃ!」
右側を示して 「こっちの方が クレイジーだ。」
で、もう一回、
「こっちからこっち いえ―ぃ!」 「こっちからこっち いえ―ぃ!」 「みんなで いえ―ぃ!」
「だめだ、こっちに いえ、いえ― みたいなタイムラグがある。 もういっかい こっち いえ―ぃ! こっち いえ―ぃ! ・・・・・。」
・・・・と 延々と続く 「いえ―」 でした。
最初の歌は 「サルでもわかるラブソング」。
後半の長々続く 「お―れ― おま―え すき― すき―」 に 「しつこいバンドだぜ―!」 って 叫んでて 笑いました。
そして 「ネクラ」。
前で出て 速弾きを披露する村山くんですが 口にピックをくわえて うつむいて ギターを弾くさまが めっちゃ かっこよくて ちょっと どきどきしました。
この歌のブレイクの間が すごく長くて なんか 次の曲にいきそうな雰囲気だったのを
「あ、まだ ブレイク中だから。」
みたいなことを言ってましたが ブレイクで なにを言ってたのかは 忘れました。
ただ 印象に残ってるMCは 前日の姫路ライブのことを
「失恋の歌ばかり歌っているわけだが 昨日の姫路も そうだった。
おれが泣かなかったら おれの勝ち、 おれが泣いたら
・・・・その子の勝ち。
(ここの言い方がものすごく悲しそうで めっちゃ かわいそうになりました)」
「・・・・おれが 勝った。」
ここで 静かにわきあがる拍手。
今がどんな状態かは知りませんが そんなこととは 関係なく ほんとに つらい失恋だったんですね。
そんな失恋をこのテンションで歌い、 わたしたちは 大爆笑している。
なんか そこへ持っていく森田くんの心の動きは とてつもなく わたしの心をとらえます。
へんないい方ですが、 これは 彼の失恋の供養なんじゃないんでしょうか。
つまり 法事。
「その子」 は ほんとに 森田くんに愛されていたのでしょうね。
「報えわれないぜ」 は いつものように サビの練習をし、
「これがサビだ。」
そう言われると これ、 ほんまに ネガティブなサビですね。
「セクマシきってのネガティブソング―!!」
いや―、ほんまに そのとおり。
ところがですね、 ギターソロの時に トラブルがありました。
村山くん、苦笑い。 森田くん、素で 「え?」 な表情。
曲が終わると
「ぼくたちわたしたちは ギタートラブルに気付かなかった―!」
と 叫んでいました。
「Jフォン」 の前は ライブ告知やったかな。
6月のKNAVE、
「大阪から来てる人。」 って聞いて
「その人たちの親戚とかいれて ×20くらいのチケット 用意しとくから。」
こりゃ たいへんだわ。
7月には スタクラで 2回あるそうです。
告知のたびに 拍手が起こると 大満足で 「だいすき!」 とか 言ってました。
また 拍手の中、
「この人たち みんな いい人だ。」
なんて うれしそうに 村山くんに 報告に言ってました。
それから どこでどんな脈絡だったかは 忘れましたが 「えらい えらい」 を連発していて 「えらい」 の 「ら」 の発音が 「L」 の発音で 言えてるんだか 言えてないんだか わからなくて おかしかったことを 今、思い出しました。
(あれ? これ よそのバンドのエピだったっけ・・・?)
「電車」 を歌う時に
「努力と結果は比例しない! 結果が 伴わなかった時には こう言おう。 はい、バンザイして。
♪ 今となっちゃ どうしようもねえ・・・」
なんか 生きる希望と勇気を もらっちゃいますね、まったくのところ・・。
グッズの宣伝の時に
「布袋ともやす (漢字、わからん) が言っていた。 『命は 燃やし尽くすもの』。」
「いいか、命は 燃やし尽くすものだ。 そして お金は 使い尽くすものだ―!」
「命は?」
「燃やし尽くすもの―!」
「お金は?」
「使い尽くすもの―!」
・・・・なんや、このC&R。
そして 「安全地帯」 と 「女心と秋の空」 と 続けて歌って 「ALWAYS」 です。
この 「ALWAYS」 が ものすごい ウケてました。 特に たっちが。
あ―、おもしろかった。
さっきは 古代を感じることで 自分の存在をたしかめようとしていたわたしが 今は 今 この時を、 同じ時代を生きていることを 実感することで それをしようとしているのだと 思いました。
2番目は ワタナベフラワー。
この前のアトランティクスは 「大丈夫か?」 ってくらい ファンらしき人が少なかったけど 今日は いっぱい。
神戸は ちがいますね。
♪ ライブが始まる― の歌で 登場してきたクマちゃんは
ギラギラサングラスに 髪の毛を 赤いお花 (さゆりのボヨヨ〜ンみたいなやつ) で くくってて 笑いました。
ステージに立つなり
「セックスマシーンのあとは! やりにく――い!!」
って 言ってました。
そう言えば 前にKNAVEで 森田くんが ワタフラのあとの出番のことを 「こういうのは 後出が不利だ。」 と 言っていましたが おもしろいですね。
一曲目は 「わ―い」。
なんか クマちゃん めっちゃ 元気。 すごく 楽しそうでした。
久し振りに 「チュウの花」 を 聴きました。 指を きつねの形にして 「チュウ」 ってやるの 久し振りやな。
え―と、「おなかがグー」 の時ですが 天下一品のCMソングになったことで
「割引券とか貰えるのかと思ったら 全然やった。 何も ないねん。」
「いっぺん ラーメン食べて言うたろかな、 『これ おれが歌ってるんですよ―、 ほんで いくらですか』 とか。」
「(むさくんに) なあ、期待したやんな―、一年間無料券とか。」
「うん。 ラーメン食べに行って どうも おつかれさんです―、みたいなん。」
と むさくん。
いや、なんで このMCを長々書いたかというと このMCを聞きながら わたしのすきになったワタフラが もどってきたような気がしたんです。
メジャーデビューが決まって なんとなく ワタフラに緊張感が漂って よく聞く インディーズから メジャーに行く時のもやもや感って これなのかな、なんて 思ったんですけど
このMCを聞きながら あ―、クマちゃん かわってないやん、
・・・って言うか、ま、えらそうに言うと クマちゃん自身が メジャーに行ったって 今と何もかわらへんのや、って 気付いたのやないか、 みたいな そんなものを感じて とても うれしかったです。
この前から クマちゃんは
「メジャーになっても 何もかわりませ―ん! この神戸で やっていきま―す!」
と 叫んでいますが、今日も そう言いました。
ほんまの気持ちやな、と 思いました。
クマちゃんの書く詞は かわいくて 楽しい恋の歌で それだけ聞いてると それだけのもん、って感じも したりするんですけど
以前は ネガティブだったというクマちゃんのステージを見ていると いろいろ傷ついて いろいろ悲しい思いもして そして たどりついた明るさなのだと思います。
それはそれで 悲しさの伴う明るさなのだと。
あの底抜けの明るさに見え隠れする 心の傷を感じながら わたしは ワタフラを 聞き続けたいと思いました。
なんか そんなことを感じたので 「おなかがグー」 も 久し振りだったのですが すごく すっきりした気分で 「グー」 を やってきて 気持ちよかったです。
だから 最後の 「ビバ結婚」 も 楽しかった――!!
あ、そうそう、 途中で クマちゃんが 「お―れ― おま―え すきすき―」 って やってた。
笑いました―。
次は GERUGUGU。
出てきたボーカルが 年いってるんで びっくりするとともに ちょっと ほっとしたりして。
でも 35歳と聞いて またびっくり!! もっと 年いってると思った。
・・・え、待って。
宮本さんより 年下? それも 5歳も?
・・・うそやろ。
歌い出すと かっこよかったですよ。 おじさんのよさが よく出ていて 素敵でした。 スカも気持ちよかったし。
MCも かけあいも むっちゃ おもしろかった。 特に 始まってすぐのMCで 「発表します。 ・・・・髪型 失敗しました。」
と ギターの人を紹介したのが ウケました。
下ネタも ガンガン 出てくるのですが なんか それはそれで粋で おじさんの味ですね―。
楽しかったです。 モッシュもすごかったです。
さてさて キャプテンズ。 めっちゃ 楽しみ!
出てきた―! 傷彦――!! めっちゃ きれいに化粧してる―!
曲は わたしなんかには もう しっくりきます。 タイガースも スパイダースも すきやったもん。
GOING KOBE で見た時は ウケねらいのバンドやと思ってたんですが
ちがいました。
傷彦は 本気です。 本気のパフォーマンスです。
素敵。
あ・・・ 失神・・・。
そうそう、失神タイムは ほんまにおもしろかった。
失神なんとか、って歌を歌いながら 客席に下りてきて お客さんの一人に
「やっと見つけたよ、ぼくの天使。」
と 赤いバラを捧げつつ そこに 失神するのです。
そして 起る傷彦コール。
「き―ずひこ、き―ずひこ。」
おもろい。 めっちゃ おもろい。
今度 ライブ 行こ。 あ―あ、また あり地獄や。
わたし 真ん中あたりで みてたんですが 男の子たちが 次々 前の方に おしよせてきてました。
「まじ ウケるんやけど!」 「ハマるよ―!」
って 口々に言いながら。
最後は 主催バンドの鴨川。
いや もう すごいモッシュ、すごい 盛りあがり。
楽しかったし かっこよかったんですが、 なんせ 飛鳥から移動してきてるもんで
疲労がどっと襲いかかって来た上に 横で クマちゃんが 真剣に聞いてるのに 緊張して やや 集中力に 欠けてしまいました。
しかし なかなか 実力派のバンドですね。 よかったです。
あ―、せやけど 楽しかった!
なんか 心が めちゃ 開放される気分になった。
で、ちょっと いいこともあった。
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