気がつきゃライブの時間だぜ
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2006年05月13日(土)   ◎GOING KOBE ’06 @神戸メリケンパーク

 あんなにお願いしたのに
 オフィシャルのてるてる坊主もクリックしたのに
 朝 起きてみると 雨でした。


 しかも いざ 家を出ようとすると
 近所の人が 回覧板を持って来て
 その話しをして行ったので
 遅れてしまい、

 11:45からの ザ・キャプテンズには
 とうてい 間に合いそうにもありません。

 しかたない、
 元町あたり うろついとこか、と
 ちょっと 凹み気味で 阪神電車に乗りました。


 ところが なんと、
 元町に着いて 地上に出てみると
 雨は やんでいます!


 やった〜!!

 と 俄かにテンション上がって
 そのまま 勢いで 会場へ。

 そして サブステージを 通りかかると
 今 まさに ザ・キャプテンズが ライブを始めるところでした!!


 なにかの理由で 開演が遅れてたんですね。

 めっちゃ らっきー!!


 しっかり 楽しんできました。

 すごく 楽しかったです。

 なんでも 最後のグループサウンズだそうで
 昔懐かしい ミリタリールックに身を包み
 GSサウンドを かきならしていました。

 ボーカルの人のノリは
 ミッチーみたいな感じで もう 笑いまくり!

 特に 

 「最後の曲の前に チューニングさせておくれ。」 と言うと お客さんが
 
 「いえ〜ぃ!」

 「なに? 今日も かっこいいチューニングが見たい?」

 「いえ〜ぃ!!」


 そしたら この人 モニターに足をかけて
 ちょっと いや どう 文字で書き表したらいいのか わからないんですが
 手品師のような優雅な手つきで
 ギターを指し示したりしていました。

 お客さんが わ〜! と盛りあがると
 マイクに近づいて

 「こんなので 合うわけないじゃん!」


 爆笑!!


 また 見つけちゃった。


 今度の26日のセクマシ、ワタフラのスタクラに
 キャプテンズも出るので ものすごく 楽しみです。



 そのあと、友だちと合流して
 メインステージのワタナベフラワーを 見に行きました。

 メインステージは さすがに たくさんの人が集まっていました。
 ステージの高さも すごく高くて
 こんな遠くで ワタフラ見るの 初めてやなあ、って思いました。

 セッティングができてから 演奏を始めるまでに
 少し 時間があったんですが
 その時のむさくんの行動が ものすご おもしろかったです。

 なんか 緊張しまくってたのか
 全然 落ち着きなくて
 宮本さんも真っ青なくらい
 頭を ぐしゃぐしゃ かきむしったりしてました。

 わたしたちは それを見て おおウケでした。


 始まったワタフラのライブは
 すごい 盛りあがりでした。

 今までにみたこともないくらい
 いっぱい 手が上がっていて
 ワタフラのライブって
 大きなステージが似合うなあ、と思いました。

 クマちゃんは めっちゃ 元気!

 うん、クマちゃんも メジャーが似合うアーティストだなあ。

 
 快速特急のように 駆け抜けた感じのする
 疾走感いっぱいのライブでした。


 終わったあと あちこちで
 「いや〜、めっちゃ よかったわ〜。」
 「はまった〜!」
 と言う声が 聞かれました。


 たまたま 物販のところを通りかかると
 今までに 見たこともないくらいの人だかり。

 永島さんが 必死で対応してました。


 やっぱり すごいですね、メインステージの力って。

 もう ほんとに びっくりしてしまいました。




 え〜、実は わたし ちょっと 体調が悪くて
 少し前に 胃薬を買って 飲んでいたもので
 ワタフラのあとは 喫茶店で ちょっと 休憩。

 そして 5:30の セックスマシーンに合わせて
 会場に戻りました。

 たぶん 押してるだろうと思ってたのに
 わたしたちが着くと
 もう セクマシのサウンドチェックが 始まっていました。

 あ―、よかった、間に合って。


 しかし 破れてないジーンズをはいている時の森田くんは
 ほんと 穏やかな感じがしますね。

 チェックが終わって
 「それでは もう少し お待ちください。」
 というと なぜか 会場から 拍手。

 森田くんは その拍手に 照れ笑いしていました。

 こうしてると 普通の人にみえるのにね。


 そして ライブの始まりです。


 BON JOVIが流れる中 もーりー登場!

 かっこいいやん!!


 ほんと 数分前の雰囲気とは 全然 ちがうわ―。

 でも かっこいい!  だいすき!!


 で、最初のC&Rを したのですが、
 BON JOVIは 流れたままで
 森田くんは 

 「音、消して―!」

 と 叫ぶこと3回。


 やっとこさ 音が消えると

 「やっと PAさんと意思疎通が出来た。」

 と 言っていました。



 今日のC&Rは 「あめ―!」 「いえ―ぃ!」 でした。

 そして

 「後ろで聴いてるやつにも 雨は降ってるんだ! いいか。 あめ―!!」

 って やってました。



 「次にするのは 大人のC&Rだ。 きたない。 きたないC&Rだ。」



 なんのこっちゃ? と 思っていると
 スポンサー名のコールで
 なんか 一番 たくさんお金を出しているのが ダイドーだそうで

 「ダイドー!」 「ドリンコ!」 「ダイドー!」 「ドリンコ!」

 を 繰り返しつつ 村山くんを指さして

 「ちなみに こいつは ジョージア一本だ―!」

 って 言ってました。



 そして 一曲目、「サルでもわかるラブソング」 です。

 あ―、いいな―、このシャウト!

 思いきり わたしも 叫びます。

 だって もーりー だいすきやもん、
 むしろ サルやもん、この気持ち。


 歌に入ると 前の方は 恐ろしいモッシュになっていました。
 歌と このモッシュにつられて
 後ろの方から 数人の若者が モッシュに参加していきます。

 うわ―、すげえなあ。

 やっぱ おまつりのステージはちがうわ・・・。



 2曲目は 「ネクラ」。

 今日も 村山くんの速弾きが さえました。

 右手を上げて 「ね―くら― ね―くら―」 って 
 叫んでいるうち また 気付きました。

 あ・・・、わたしの後ろ 手 あげてない。
 また 最後列でやってるんや、わたし。

 ま、いいか、年よりやもん。



 次、「報われないぜ」。

 例によって 手振りの練習です。
 
 今日は モッシュとかで盛り上がってるんで
 たくさんの手が上がっていて うれしそうな森田くんでした。


 この歌やったかな、いや その前か、
 モニターにかけた足が
 貧乏ゆすり的に ぷるぷる震えていて 
 すっごい おもしろかったです。


 「ここらへんまで聞いて 
  おれたちのこと きらいって思ったやつも 後ろ方にいるだろう。」

 と 森田くんが言うと
 わたしの斜め後ろの男性が 
 「わっははは!」 と 大声で わらいました。

 
 なに?  図星なん?



 その次は 「いい人どまり」 やったんですが、
 この前にこのイベントのことを

 「たくさんの大人が 
  喜んだり 悲しんだり 怒られたりしながら 作り上げてきた。

  怒られるのはいやだが
  怒られても このイベント作ってきた。

  そんなスタークラブの店長、それからスタッフ、対バンバンド、
  そして ここに来てくれているみんなに送る。」

 と言って 歌いました。


 ほらね、また わたしの心をつかむ。

 もう あかんわ、もーりー。


 
 と、感動していると

 「今日はいろんなバンドが いろいろグッズを持って来ている。
  箪笥貯金では だめだ。
  日本の経済のためにも おまえらの金を使え―!!」

 「いえ―ぃ!」

 と 大ノリのお客さん。

 そのレスポンスを聞いて

 「こいつら ばかだ―!」 

 と 森田くん。



 こらこらこら。

 客に なに 言うねん。

 せっかく Tシャツとタオル 買おうと思ってたのに やめるぞ。

 (・・・やめへんけどね。)



 そして 「最後の歌だ。」 

 「え――っ!」 の声。

 
 「おれの方がでかいもんね、寂しさは。
  でも フェスとはそういうもんだ。
  が―って歌って 
  ば―ってやって
  だ―ってして
  ガガガに行こう。」

 と 言ってました。


 歌は 「安全地帯」 です。

 わたしは この歌の 
 「それが悪いとは思わない」 というところが とても すきです。

 ふられた自分、泣き寝入りする自分、
 それを 全部 見つめつつ
 「しゃあないか、そんなこともあるわ」 って。

 かといって 力を振り絞って がんばるのではなく
 明日は 一日 寝て暮らすわけです。


 
 この前 凹みまくってた日に
 心斎橋の明治軒で オムライスと串カツを食べました。

 これは わたしが 小さい時から 食べてきた献立です。

 一口 オムライスを食べたとたん、
 はあ・・と ため息をつきそうになるくらい おいしかった。

 それから 串カツをかじると
 「生きててよかった。」 と 思えるくらい おいしかった。

 ああ・・・、おいしい、しあわせや・・・。


 その時 わたしは ふと この歌を思い出しました。

 悲しい時には
 おいしいもの いっぱい食べて
 暖かいふとんで寝るのがいい、って
 森田くん 言ってたなあ、
 ほんまに そうやなあ。

 凹むわたしも 全然 悪くないんや。

 そうや、
 失恋した時も わたしは 悪いのは自分や、って 思ってた。

 でも 森田くんの歌を聴いて 思った。

 わたしかて 悪いことなかったんや。
 誰も 悪いことなかったんや。


 みんな みんな 旅情が 悪いんやもん・・・・。  




 あ、いやいや、こんな感傷的になってしまいましたが、
 この日、この場所では
 雨を吹き飛ばすくらいのめちゃノリで
 歌って 跳んでいました。


 この歌が終わると
 メインステージの ガガガSPを見るためか
 どっと 人が抜けました。

 おいおい、まだ 終わってへんで、
 これから まだ おもしろいねんがな。

 と 心の中で思いつつ 抜けた分 前へつめました。


 そして 「ALWAYS」。


 あ―あ、終わっちゃった。

 短かったな、今日。

 やっぱり わたしの寂しさの方が 大きいよ。

 でも ま、フェスやもんな、
 フェスとは そういうもんや。



 そんなわけでして
 終わってから 日本経済のために
 ちゃんと 物販に行きましたよ。

 緑のタオルと ガキ大将Tシャツを買いました。

 これで 日本は 安泰じゃ。



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