今日のブルー
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2013年11月28日(木) 突発的な講座のようなもの。 『犬を描く』 7 口、唇〜装備品〜全体仕上げ


こんにちは、犬を描く、7回目です。前回、被毛や鼻の描き方でしたので今度は口や唇部分です。
こんな感じで描き上がりました。↓






作業は舌部分の鋭角な部分を柔らかく薄く重ね塗りすることで生き物の丸み、やわらかさを出します。
薄い色を少しずつ濃さを変えて重ねややぼかして血管やでこぼこ、影を作り、最後に濃い白をほんの少し点のように入れて行く事で濡れた質感になります。
唇のびらびらした部分はベースをピンク系で何度か重ね塗りした後にだんだん濃い黒系(に見える色)を置いていきます。
牙も真っ白ではなく、やや黄ばんだ色を置いて奥行きや形を整えます。

あ、チェーンも描き上がってます(^^;
ここも濡れた部分と基本は同じで、少しずつグレーを濃淡を光から意識して重ね、最後は白で金属の滑らかでシャープな質感にします。
コツは境目をきっちり分けてラインを浮き上がらせる事とブラックの部分でいかに形を正確に出せるか(この絵だと丸いリング部分です)なので
ここと同時に首輪の皮の塗りも作業して隣接する色の塗り分けでチェーンを描きます。

ハーネスもこの時違った布の質感をしっかり出します。
例えば細く線を格子状に引いて繊維感を出し(大きめに丁寧に描いて縮めても良いです)あとはもう一枚新規レイヤーで明るい色を足し使い込み感や汚れなど表現します。
新規レイヤーを使えば失敗しても大丈夫ですし、ボカしたり濃度調整で馴染ませる事が可能です。(水彩等のアナログだと一発勝負ですが)





全体の顔や体を描き込んで整えていきます。
足の先と後ろ足、ヒゲ以外をだいたい仕上げました。比較図はハーネス部分が主に描き込まれています。










ハーネスの刺繍部分をアップにしてみます。






刺繍は糸が盛り上がって形になっているので、Sの文字の下とは質感が違う事を意識します。
刺繍部分の盛り上がりは中央を明るめにして、縁は暗めで下塗りしておき、そのあと細かい糸の繊維っぽさを描き込みます。
この時、しっかりマスキングしてはみ出してもいいように描くときれいに線が引けます。ブラシでも一本ずつでもかまいません。
大体描き上がったら一番明るい色で盛り上がった部分の糸をほんの少し付け足してやるとそれらしくなります。
ここもレイヤーをいくつか重ねてグループにまとめて行くといいと思います。
私はグループで毛とかハーネス、首輪、刺繍と分けています。(グループ分けにしないとレイヤーだらけ(^^;




更にここから首輪のディティールとハーネスの布部分を描き足しました。
舌を調整した時、隣接する尻尾部分も描きました。
後ろ足は少し距離が後方にあるので先にその前の部分を完成させます。
前足から胸の部分は毛の流れが複雑ですのでよく資料を見て描いていきます。この時筋肉や毛のつむじについて知識や資料があれば作業はずっと楽になります。
私は前描いた狼の時に調べながら描いていました。面倒ですが何度か描く事でつく知識は絵の引き出しになって良いと思います。

また、布部分で文字が入っている部分は波打っている事を意識するといい感じになります。
首輪の下地の上に新規レイヤーで糸を描いて行く時、縫い込まれた糸は同方向へ向かう事を意識するといいと思います。
糸ははみ出し放題に描いても消しゴムですーっと方向に沿って消して行けば良いのです。(又は首輪の下地の色を塗って消して行く)
これは縫い込まれた糸なんだとわかればオッケー。
同じように調整穴も影の部分とパンチ穴の丸い暗い部分をしっかり描き分けます。





このあとは肉球や爪、後足、ヒゲに入ります。
これらが終わったらレイヤーを全部一枚に統合してフィルターをかけてみたりデジタルならではの馴染ませ方をやります。
あくまで光の当たり方や目などポイントを浮き立たせる補助作業ではありますが、魔法のように楽しい作業。

では今回はこのへんで!
なんだかヒゲを描き忘れそうな予感がすごくしているので早めに描いてしまわないとですね(^^;
ゴールまであと少しです。

 11月 28日  更新

                                   


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