今日のブルー
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2013年11月05日(火) 突発的な講座のようなもの。 『犬を描く』 3 毛の流れの下書き



こんにちは、今回は『毛』です。
と言っても動物の毛は人の頭髪より密集している部分等変化が多いので先に荒く毛の流れを下書きしていきます。
毛の流れは大体筋肉に沿っているように思いますので、興味がある方は犬の筋肉構成の図解でもご覧ください。

さて、暗い(黒い)部分はある程度先に塗りつぶし、まわりを重ね描き(マンガで言えばカケアミ?)してぼかしていきます。
デジタルではレイヤー分けしますので100パーセントブラックを細筆等で描き込み
レイヤーで50パーセントくらいの透明度にしておくと良いです。これを三つくらい作って重ねながら濃さを調節します。
下のレイヤーは柔らかい部分としてソフトフォーカスでボカし、上のレイヤーでシャープな描き込みにするともふもふふ感が倍増です。
(輪郭線は最終的にはほとんどなくなります)


アナログだともうひたすら丁寧に一発勝負です(^^;デジタル万歳(私はアナログ鉛筆でこれやって腰痛肩こりになってました)
省けるやり方見つければどんどん使った方がいいと思います。
ちなみに私はデジタル筆で犬の毛先のようなブラシを作っていますがラストのホワイトや光用か
急ぐ時ベタっと塗って、指のばしツールで引っぱりまくってモフモフにするくらいにしかうまく使えません。
効率といってもある程度は丁寧に描き込んだ方が仕上がりが良いように思います(当社比)




まず顔から。

目はつるっとしているのでとりあえず軽く塗っておきます。光を入れながら仕上げて行くのでまだまだ先。
暗い部分もベタっと塗り。







ベタ塗りがすんだら毛の流れを資料と照合しながら書き込んでいきます。雑ですがあとでボカすのでこのくらいで充分です。
仕上げサイズが小さいとせっかく描き込んでも潰れるので、毛の流れの切り替え部や全体のメリハリ部分で丁寧にするときれいです。

※アナログならもう少し太く柔らかい線で薄く書き込んであとからシャープに描き加えてください。
鉛筆画であれば柔らかい芯(色鉛筆など)を使って薄めに描いておきあとから固い芯でシャープに仕上げて行きます。
この場合広い面のボカしならソフトパステルをカッターで粉にして擦り込んでもいいと思います。又は水彩色鉛筆で描いて水でぼかします※

あ、ボカすといっても毛の流れが潰れないように注意してください。
イメージとして剛毛の下に柔らかい細い毛に覆われた皮膚が覗いてると思って下さい。
覗いた部分にも毛の流れが見えるとよりモフモフ感がアップします。

まんまるちゃんなわんこの場合ははち切れそうにピンと張った感じにするといいです。
可能なら犬なりモフモフな生き物の体をわしわし触りまくって感触を掴んで下さい。
ついでに筋肉もこのへんかしらとお尻とかももとか触りまくってみましょう。
勿論おうちのよく慣れた犬や仲良しのおとなしい犬でやらないと噛まれてえらい事になりますのでご用心。
私は昔犬を飼っていたので今も手が覚えています(笑)








私はこのくらいの透明度にして毛を描き込んでいます。



それではレッツモフモフ!




今回はここまで(^^)/



                                   


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