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2012年05月09日(水)
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スカイツリーから日光、日光から会津へ
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確か"ガイアの夜明け"か何かで見た。 「スカイツリーの客を東武鉄道で日光まで呼び込み、さらに、会津に引き込む!」との観光キャンペーン。 ふーん。いいかもね。がんばれー。と思い、その時はそれっきり。
数日後。 ベッドから飛び起きる。 「ちょっとまて、日光って徳川の霊廟で、会津っていやぁ戊辰戦争。どっちも徳川の拠点じゃん!」 鉄道は気を通す気脈だという。 っつーことは、これどういうことだ。落ち着け落ち着け。
まず、スカイツリーだ。 皇居の鬼門という人もいるが、ま、これは正確に東北じゃないし、ちょっと緩い。 ただし、地名が業平橋。
在原業平。 天皇の奥様候補と駆け落ちをした人。自主的配流で業平橋の地まで流れてきた人。 反藤原、親紀一族。六歌仙。惟喬親王派。 思いつくのはこんなところ。
まず、京の貴族がつてもなく、関東に流れてくるはすがない。 誰かを頼ったのは間違いない。誰を頼ったんだろう? 惟喬親王と言えば木地師・漂白の民ネットワークの中心人物。これかなぁ。 浅草界隈は熊野と同じ名前が多い地域。紀の一族に近いことから、熊野系を推測させる。 スカイツリー。ツリー=木=紀州=紀氏で繋がる!(これは駄洒落か)
惟喬親王って言えば、崇徳なみに天皇家を呪っていた人。 その一派のゆかりの地というのはひっかかる。
ついで、日光。 古くから開かれた山岳信仰の霊場。鉱物神奉っているところ。家康の霊廟。江戸の北。鶴岡八幡宮と綺麗に南北一直線に並ぶ。天海が張った結界。 イメージはこんなところ。
日光から浅草までの線路が通じているのは今に始まったことじゃない。 武蔵野の古刹を結び、気を流しているのだと聞いた。
が、この気脈に電波塔がのるっては話が別。 発信力倍増だ。 しかも、高さがムサシ(634メートル)と来た。 途中で計画変更があって云々言っているが、まさか信じろとでも?!
で、会津。 徳川と縁の深い土地であり、賊軍の象徴でもある。 以外にも、何かあったような・・・。と思い当たる本をめくってみたら、天海の生まれたとこって会津やん!
会津ー日光って、生地と墓地のラインだったのね。 その延長に電波塔を置くかぁ。えぐいな。 武蔵野の地霊満ち満ちまくりだ。
で、あともう一つ。 会津の伊佐須美神社。主祭神はイザナギとイザナミという。 日光はその名からして、太陽とするとアマテラス。 スカイツリーは木。木っつったら、スサノオだ。おぉ繋がる。 視線を北に向けると、出羽の国には月山があり、主祭神はもちろんツキヨミだ! 揃った揃った。
で、思うに。 あんまり皇室よりの気脈には感じられない・・・。 どっちかっていうと、源氏もしくは武蔵野の力を伸ばす感じ。
業平橋の業平がそもそもな上に、業平とくればコキュの旦那は水尾天皇。日光には後水尾天皇の奉納もあり、"水尾"つながり。 藤原氏に徳川氏に抵抗して、結局負けた方々。あんまりゲンが良い結びつきじゃない。 ゲンって言えば、皇太子に"徳"の字をつけた時点でどうかと思うが。 神話時代を除けば、徳のついた送り名の天皇は、皆直系の子孫に引き継げていない。 今の大河に出てくるところで言えば、崇徳・安徳。 あえて選ばんでも良い字と思うし、案の定、だ。
ガイアの夜明けでは、もう一箇所東京の新名所として、渋谷ヒカリエを取り上げていた。 渋谷っつーと、すり鉢の底。 とても聖なる気に満ちた土地とは思えん。むしろ有象無象・百鬼夜行がよどむ場所。
地図を見る。 ぱっと見、皇居の新宮殿を中心にスカイツリーと等距離・対極にあるような感じ。 うーん。ますます。雑駁な武蔵野の地霊が立ち上る気配。
遷都もしていないし、そろそろ京都に戻るのかなぁ。 そのうち起きるであろう地震か何かを契機に。
そういや、東京で"京"の字が入る鉄道は、陵とか天皇家縁の神社をつなぐ線と聞いたことがあるが、 今回スカイツリーは東武、ヒカリエは東急の主幹。入る字は"京"ではなく、"東"っつーとこもナイス。
思いつきでつらつら書いたけど、もうちと探ってみようかな。 と、書き終えようと思ったが、スサノオっつったら、根の国つまりは冥界の王でもあることに思いが至る。 渋谷はその土地の形状がまんま蟻地獄の巣。冥界の入り口と言えなくも無い。 うーん。冥王星っぽいかもしれん。つまりは破壊と再生。再生があれば良いけど単なる破壊かも。
でも、ツリーの凸と渋谷の凹でバランスを取っていると見えなくも無い。 となると災いよけになってるのか?
ま、とにかく気長にちみちみと、見ていこう。
alain
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