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2012年04月29日(日)
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Samurai Vendetta
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YouTubeで見た。 時代劇に英語の字幕って面白い。 I am grateful for your kindness。 「ご厚誼かたじけない。」
間違ってはいないけど、雰囲気違うー。ところが面白い。
最近読んだ昭和文壇実録ものの中に、五味康佑と柴田練三郎について、 戦場を見た世代の虚無があると書かれていた。
それは現実への信頼感の欠如であり、反面、現実を超えた脱俗の清潔感であるのかもしれない。 彼らが活躍した昭和30年代は、昔は暗かったけど時代はイケイケ。(体感していないのでイメージだが) そこで暗いニヒリズムが流行ったというのは、一種の後ろめたさか、押し殺した不安感か。
今は逆に、昔は明るかったけどこれからは下り坂まっしぐらの気配。 という中でのこのリメイクは、「やっぱ時代は"坂の上の雲"より、"全てはむなしいぜ"だ」ということか。 ま、虚無っつー感じはあるよな。
英語タイトルは納得。 原題を直訳すると『Pale Cherry blossoms Story』 PaleじゃなくてLight?Cherry blossomsよりPinkか? いずれにしても意味不明。上手く題つけるもんだなぁ。
alain
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