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深きょんのタックル可愛ぃーとか。 俺様の玉木義朝は彼じゃなきゃ通用しないキャラで、これがまた絶品。 家盛、健気だねぇとか。 由良姫。そう好きな女優さんではなかったけれど、勝気でいじらしい役はやっぱり上手いー。 彼女に限らず、このドラマのキャスティングって、自分の中ではかなりどストライク。
問題は話の流れにはまれないこと。 先日の同窓会会報紙での総合Pのインタビュー。 "複雑な生い立ちをもつ少年が、やがて平家一門という大きな家族をつくり、その団結力によって時代の荒波を乗り越えていく、そうしたストーリーを通じて「家族の絆」の大切さも伝えていきたい"
すみません。メインの話の軸がまるで伝わってこないのだがー。
鳥羽院とたまちゃんのねじくれた純愛、いらなかったんじゃないかなぁ。 面白くないとも退屈とも思わない。むしろ逆であるが故の弊害。 元々の演技力もある方が熱を入れて演じていただけに、サイドストーリーとして置くには印象が強すぎて、 全体のバランスがおかしくなってる気がする。
清盛と関係の有る話じゃないし。 "鳥羽院は崇徳を叔父子と呼んで遠ざけ、かつ、後年は得子に入れ込んで、たまちゃんの権勢は落ちて行きました。 崇徳は母親のたまちゃんを不憫に思い、得子とは対立するようになりました" ってなとこだけでも足りよう。
平安時代を背景に清盛の生き方に焦点を絞るなら、折角生き方三者三様、 「おもしろう生きたい」「強く生きたい」「美しく生きたい」の3本柱を立てくれたのだから、 清盛・義朝・西行の生き方を三者三様に描いてみるとかさぁ。
義朝は野生化して強く生きていそうだったけど、二人で異国に乗り込んで手下を従える過程が見えず。 野猿のごとく木にのぼっているわずか2名、それも出自も自称以外は定かならず、それに従う地元武士団数十人ってどういう経緯だ? 西行の出家までの心の揺れ動きはさらにないがしろ。 崇徳院を救うことと、たまちゃんを押し倒すことと、家族をけり棄てることと、美しく生きることが、どうにも繋がらず。
もしくは清盛の勝ち抜き方に絞って、対峙の構図で、 VS頼長、VS義朝、VS後白河 とVSをメインの軸に、武道会や男塾的な次第に 次々に強大になってくる敵をなぎ倒す展開にするとか。バックグラウンドは家族愛と同士愛で。
その他、構図は色々あるだろうけれど、清盛をど真ん中にくると、やっぱり鳥羽院とたまちゃんのシーンは強すぎる気がする。 外伝が本編にぽつぽつ混ざってしまっているかのよう。
でも、それも今回で終わったから、これからは少しはすっきりするかな。
深きょんの敗戦後退時のゴッドマザーっぷりに興味が沸いて来た。 モリタゴウも見続けたいし、うっかり最後まで見る可能性もなくはない、かも。
ゴウくんは、もうちょっと頻繁に見たい役者。中原中也は絶品との評判も聞いていた。 トーマくんのインタビューで「最初から主役が用意されていて、プレッシャーもあった。」との話をしていた。 恵まれているとも言えるが、大変でもあったろう。 「脇役もやってみたい。」と言っていた。 チラチラ見るに、有名にBIGになりたい、というより、演じるのが作るのが好きという人に見えるので、そうだろうなと思う。
ゴウくんもJでなければ、もうちょっと幅広く活動できるのか?と思うと、 有名事務所のグループの一員であるということも、後押し効果ばかりではないのかも、とも思う。 確かに身長は低いが(で女優より小さいとまずいので活動の幅が狭いと言う説も聴いた)、ちびのイケメン枠はないの?
もう、この際松ケンと二人並んで歩いて、「ちっちぃんです!」と周知の前提にしてしまえ。 トム・クルーズだってアメリカ人にしたら、かなり小柄。 ちっちゃくて、カッコ良くて、カッコつけて。そのジャンルを開拓して欲しい。
あ、忘れてた頼長さま。 演出家の意思統一がとれておらず、伏線がうまいこと生きていないという評判がある中、 頼長さまのショットが"横顔から見返り美人"で統一されているように見える。 そこは合わせなくてもいいとこじゃけん。 でも私もそこは合意です。(笑)その角度いいよね!
alain
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