INDEX
prevnext
2011年11月29日(火)

Queen

「作家の成長・方向転換についてこれない読者は、時にやっかいだ。」
とのエッセイをどこで読んだのかは忘れた。

分からんでもないが。

でも、離れていくものがあっても、それが素晴らしいものであるならば、新たな読者も獲得できるのでは?
新たに字を覚える世代はかつてより少ないとはいえ、途切れることなく続いてく。

ということは、先細りというのは、どう、説明付けようとも、要に下り坂ということだろう。
頭に浮かぶのはあの人とかあの人とか。
でも、1つ。魂注いだ素敵な作品が出来ればそれで良いじゃないか。ジョナサンだってそうだ。


もう一つ。
好きは自分の中の何かとの感応であって、ある作家のある時代の一部分だけ好き、というのもあり、と思う。

WOWOWの『洋楽主義』とか『Queen』特集番組を見た。
初めて、しっかり年代を追って見た。

私は初期のが好きなんだ、と知った。
8作目のアルバム『ザ・ゲーム』だと、もう別にQueenじゃなくてもいいや、と言う感じ。
きらきら・ちゃらちゃら。ゴスロリにも通じる美意識 が好きなんだろうな。

日本で受けたっつーのは納得。


改めてQueen聞き直して、ほぉんと再確認。古びないなー。

前に松本人志が"普遍的な笑い"を作りたい のようなことを言っていた。

普遍的は言い過ぎとしても時がたっても流行遅れにならないもの、ファストフードのように消費されるものがあるのはわかる。
自分の身近な例では、服。

デザイナーの趣味嗜好が出ている服は寿命が長い。
何年着ても何時のだかわからん。

逆に。マーケティングの具体化のような服は翌年はOUT。

流行の流れに吹き飛ばされず、永遠に佇むのは、
風を受けて進みつつも、結局自分の行きたいところに行く、わがままな美学者 なんだろうなと思う。


alain

My追加