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2010年05月30日(日)

主にDubai&Malta旅行メモ (9)

たまに見ている人のBlog(リアルには知らない人の)で5月のパリ&その近郊の旅行記があった。(まだ続いている)

当然Airはビジネスクラス。
家族へのお土産がメゾン・ドゥ・ショコラの1キロBOX。
自分へのお土産がバレンシアガのThe City!

あぁ何てカッコイイ〜。うっとり。
大人の旅行とはこうありたいもんだ。

売店じゃ高いからと、わざわざスーパー行ってビールのロング缶買ってる場合じゃない!
パン買ってバス停のベンチで食ってる場合じゃない!

何時かそんなセレブな旅したいねぇをと思いつつも、まぁ下々の旅行もそれはそれで楽しいもんですわ。

でも、その人の旅はお金をむやみにばらまくという金持ちの旅ではなくて、
洗練された趣味が良いお金の使い方なので、とっても憧れ。

いつかこれを参考にそんな優雅な旅と思って、楽しみに読んでいる。


一方こちらはとっても庶民の旅行メモ。

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  2010年5月11日(火曜日)
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本日の予定。

・フェリーにのりVallettaへ
・9:00から受付開始という、翌日のハイポジウムの件を購入し、
・9:30始発の路線バスでBlue Glottoへ
・Blue Glottoでボートに乗る
・歩いて近くのハジャー・イム神殿とイムナイドラ神殿に行き、
・そこからバスに乗ってでVallettaに戻り、
・午後はイムディーナに行く。路線バスでValettaから20分ほどと聞いた。

8:30のフェリーでVallettaへ。
地図を持ってくるのを忘れたため、多少迷うも、到着。
一度通り過ぎた場所であった。
Maltaはどの建物も入り口が簡素すぎるのである。国立美術館に気づかないで通り過ぎるって普通ない。

入り口の前には10名ほどの人がたむろしている。
何枚売るんだろう買えるかなー。ちょっと遅かったかな。
この時点でも余り執着はなかったが、折角来たのだから、やっぱり買って帰りたいと思う。

行列の順に受付。
待ち行列の最後だったみたい。
「12:00と16:00があるけど、どっちにする?」と聞かれる。

良かった残っていた。

12:00と答える。直前価格は定価より5ユーロ高い25ユーロ。

Last Oneとあったから、推測するに、事前予約は8名ないし9名で打ち切り、
Last Oneと言いつつも2名で行動することの多いことを考慮し、10名が11名になることまではOKという運用と見た。

いずれにしてもチケットは買えた。
俄然楽しみになる。

さて、本日はBlue Glotto。
バスロータリーは3重円。
命綱はホテルで貰ったバスルートマップのみ。

バスルートと時刻表と言ったらくれたのだ。
路線番号とそれぞれの停止駅(駅っていうのかな?)始発と最終。運行間隔(10から20に一本とか)が書いてある。

A4の両面一枚ぺら。
それがマルタ島の公共交通の全てなんだから何だか表現が難しいが、"凄い"。
このA4の紙がなければ、どこにどのバスで行けるのかがわからない。
マルタ滞在中、お守りのように、命綱のように、とっても大切に大切に持ち歩いていた。

おっとバスに乗る前のこと忘れてた。

バスに乗る前にトイレに寄り、その時に正面玄関奥に国旗とEUの旗が飾ってあることからして、政府機関らしき建物の前を通った。
ガードマンも2名ほどいる。何かのお役所だなきっと。

リゾートっぽい島とは言え、Vallettaは一国の首都。
平日はぱりっとスーツを着こなしたビジネスマンも闊歩している。
政府機関があつまる界隈ということもあり、社会科見学の小学生もいる。

一人のビジネスマンが車を降りた。
小脇に茶封筒を抱えて階段を足取りも軽く駆け上がる。

うーん。ナイスミドル(死語)。
包容力のある知的な雰囲気で、いかにもエリートビジネスマンだねぇ・・・と見送っていたら、何やら小学生がきゃあきゃあと騒がしい。

ん?有名人なのか?
でも、警護の人とかあんまりいないよ。

ナイスミドルはにこやかに手を振る。
あんまり人気者なので、小学生と記念撮影。

次官クラスじゃああんまり顔知られてないよねぇ・・・。
ガードマンに聞く。「あの人誰やねん。」

「首相です。」

えーーーーーーーーっ。
何て無防備な。
確かにMaltaの首相が暗殺されても世界情勢に余り影響なさそうではあるが、それにしても、一人で書類持って階段駆け上がるか?
(一応、秘書官らしきひとのお出迎えもあったけどさ。何かのお役所?と思った建物はまさに首相官邸であった。)


そして、何て人気のある。
何てカッコイイ。

今、今社会科見学の小学生が首相を見つけて、あんな風にきゃいきゃいとまとわりつくだろうか?
いや、首相から手を振っても反応は微妙な気がする。
ちぃーとばかり羨ましくもある。


思わぬハプニングも楽しんだことで、さて、Blue Glotto行きのバスは38番。
ごったがえすVallettaのバスターミナルで、きょろきょろとバスを探す。あったー。あれだあれだ。

いかにも観光客が居て、多分大丈夫だろうと思いつつも、運転手さんに行き先を確認してから切符を購入。
ガイドブックによるとおよそ40分の道中。
遠距離の急行扱いのバスであるらしく、2種類ある運賃のうち高い方だった。
高いといっても、1.16ユーロなのだけれども・・・。

バスはの外観は同じ色(オレンジ色)で塗ってあるけれども、どこかの国の中古バスばかりだそうで、
年式も大きさもばらばら。
ガイドブックによると運転手さんはMYバスの運転席は自由に飾りつけ出来るらしい。

マリア様とかはわかる。信仰心の篤い国ですから。
家族の写真を飾るのもまぁわからなくもない。

が、それだけじゃない。

PEPSIの広告の裏紙で作ったお手製の日よけ。
サンリオキャラクターのステッカー。
PLAYBOY的なグラビアシルエットのマスコット。はどうでしょう。

有線なのかラジオなのか(CDがついているほどのバスじゃないのでCDという選択肢は思いついた瞬間却下)
のりのりのラテンミュージックを掛けているバスもあった。
(そういえばメキシコでは路線バスに流しの楽団が乗り込んできて、濃いムード歌謡を歌いあげていたなぁ)

一番受けたのは、
レイバンのサングラスかけてバイクにまたがるかっこいいオレ
子供の頃のかわいいオレ
MY愛しのバスとオレ
のオレオレ写真をコラージュして飾るってる人。

自由で何よりとしか言いようもない。


飾りつけだけではなく、「どうみても君の家族でしょう」な、赤子を抱いた妻に子供3人を隣席に乗せている運転手さんもいた。
自宅のリビングをそのまま車内にもってきてしまった感じ。
家族だんらんの中、おとうちゃんはハンドルを握る。

ポルトガルでは横に彼女乗っけてずっとLOVELOVE語りをしつつ走る路線バスなんていうのもあったので、驚きはしないが、のどかでええのう。

のどかと言えば、バス会社の制服を着ているのだけれども、何をしているかわからない人もたまに乗っていた。
途中で乗り込んで来たときは検札か?と思い、その後車掌か?ともおもったのだけれども、
切符をチェックするわけで無、切符を売るわけでもなく(たまにお釣り手渡したりしている人もいたけど、仕事と言うより親切との印象)。やることは運転手と仲良くというか元気よく話し続けるのみ。

まさか、眠気覚ましのお話し相手じゃないよなぁ。
この暇っぷりがラテン諸国の良いところだ。

バスに乗っていると、狭い島ながらも、ここは黒人街なのね、ここはわりと高級住宅街ね、とか見えて面白い。

バスは中古の年式にもよるけど、座席が取れてるほどぼろいのもあるし、座ってもスポンジが完全にへたってたりするし、ドアは開けっ放しだし、窓もあけっぱなしだし、揺れるし、運転手は相方と元気よく話し続けるし、地元のおばちゃんは知り合い見つけては話し込むし。
快適とは間逆なところが逆に快適。

おんぼろバスはがたぴしと揺れながらも、明るい日差しを浴びてぶんぶんと元気よく走る。
うとうととしついでに、通路に転げ落ちそうになる。

無事到着。
運転手さんが『Blue Glotto』と教えてくれる。
観光客が10名ほどわらわらと降りる。もちろん自分もおりる。

が、朝から不安ではあった事だが、風が強い。
大丈夫だろうか?

事前情報によると、6人くらい乗れるボートにのって、4つくらいの洞窟を順繰りに20分くらいかけて回るボートがあるはず。
この風でもボートでるかな。

そしてもう1つの不安。
さて、バスは降りたが、ここからどこにいけば『Blue Glotto』なんだ?
見晴らしが良い荒野の一本道で、各国の観光客がおよそ10名。
しばし無言で佇む。

心の声を噴出しでだすならば、各人の頭の上にはぽやぽや〜と各国語で "で、これからどーすればいいんだ?"が表示されるはず。

何となくカンであたりをつけたらしい女子2名の後を、皆無言で、しばし間を置きつつも一列縦隊でくっついていくのが面白い。
とりあえず、海に出るということは下りだろう。
ならばこっちで合っているようなと思いながら、我々もついていく。

海の近くに着いた。
お土産屋さんもカフェもレストランも駐車場もある。
合ってたようだ。

Ticket売り場らしき表示がある。行ってみる。

閉まっている。

どうやら・・・・。
風が強いので本日は営業しないということでは?と思う。
もちろん推測である。何のお断り文言も無。

「今日はやってないみたいね。風が強いもんね。」と同じバスで来たドイツ人(推定)のおばちゃんも言っている。
多分そうなんだろう。

Ticket売り場が閉じていて、ボートが引き挙げられている。
周りの観光客も何となくうろうろとしている。

「やってないみたいだー。」と引き返して、でも何となく未練ありげに、「ほんとにやってないよねっ!」とひきかえしてきたりする。

"本日は強風につき営業休止。再開のめどは立っていません"
などの告知は一切なし。
日本だったら、バスの降り口のほど近くに絶対表示出してるなーと思う。

こういうちょっとした違いが旅の面白さだ。


やってないものはしかたがない。
天気を見て、日を改めてまた来よう。
波頭の写真などを撮って、来た道を引き返す。

道中のレストランには、こんな看板も出ていて心ひかれる。




Lampukiは日本語にするとシイラだそうだ。深海魚であることは知ってる。姿かたちと味は知らないけれど。
11時をまわってお腹も空いている。
ここらで、シーフードをしっかり食べたい気持ちもある。

「Maltaに行くんですか。良いですねぇ。シーフードがすっごく美味しいらしいですね。」

マルタに到着してはや3日。
このままでは「ええ、美味しかったですよ。テイクアウトの巻きずしに入っていたマグロが特に」
としか言えず、それは如何にも寂しい。

ワインもついて8.5ユーロはお手頃価格だし、いいかもー。

レストランの一階には肘掛椅子にとろりんと座ったおっさんがいる。
目が合うと、人差し指を立てて上を指す。

なんだ?と思っていたら、どうやら3階に上がって何か食ってかないか?という営業ポーズであったらしい。
ちょっと興味があるらしいと気付かれたようで、営業トークが続く。
とろりんと座ったままなんで、売上伸ばしたいっつーより、口が暇なんで適当にしゃべってるって気もするんだけど。

「3階にも席があるよ。空いてるよ。
3階にあがると海がぜーーーんぶ(ここで手を広げて海の大きさを表現する)みえるんだ。せーーーーんぶ海。

シーフードもあるよ。パスタもあるよ。カプチーノもあるよ。
とってもきれいなトイレもあるんだ。」


目の前に、こぎれいなトイレが有るのになぜトイレが売りになるのか良く分からないが
(帰りに入ってみたが、そこには日本製のウオシュレットが!ということも無く、あったら確かに名所になるだろうが、ごく普通のトイレであった。)
のどかなおっさんの営業トークに乗っかって入ってみることに。

3階に上がる。
風は強いが確かに自慢するだけのことはある。水平線が180度広がるパノラマビューだ。



何かMalta3日目にして慣れてしまっているけれど、地中海だからね!
地中海を見ながら食事だからね!と貧乏性は折角来たのだから、精一杯感動しようと気持ちを高めるのだけれども、
どうも、そこに自然にありすぎて、ふーん、という気持ちになってしまうのはなぜでしょうね。

でも広い海を見ながらの食事は単純に気持ちがいい。

本日のオーダー
■ 本日のランチ (シイラ)
■ スパゲッティマリナーラ + 白ワイン

本日のランチはシイラのソテー ケッパートマトソースがけ。
スパゲッティマリナーラはトマトソースベースのシーフードスパ。

またトマト味か。
ぺペロンチーノはぁ?ボンゴレはぁ?バジリコはどこ?
ほかの店のパスタメニュー熱心にみたのだけれども、探すことができなかった。
南部は基本トマトソースなのかしら?

パスタメニューのTOPは大体ボロネーゼ、マリナーラ、カルボナーラと続く。
そして大かた最後に来るのはスパゲッティラビット。

ラビット。ウサギはMaltaの伝統料理なのだ。

出てくれば食べますけどね。
食べられますけどね。

「スパゲッティラビットー!」ところさらに元気良く注文する気にはなれない。
もちろんスパゲッティが問題なのではなく、ラビットがひっかかっているわけだけれども。
うさぎっつーと小学校のころ飼育小屋で抱いたあれ、しか浮かばない。

牛や豚や鳥は平気で食べているのだから、ウサギだって出てきたら食べますけどね。
結局、Malta滞在中、ラビットはソテーにしてもグリルにしても、食べずに終わった。
別に後悔はしていない。

話は戻るが、またトマトソースかよと思いつつも、シイラはとてもおいしく、もちろんトマトケッパーソースも良いお味で、ヨーロッパサイズの定食を見事に完食。

お腹すいていたらしい。

腹も満ちたし、腹ごなしに、バス停一つ分歩いて、ハジャー・イム神殿とイムナイドラ神殿に向かうことにする。
海辺に立つ巨石文明の遺物はさぞ晴れ晴れと良い景色であろう。


alain

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