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2009年12月06日(日)
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Hedwig and the angry inch @Zepp Tokyo 12/06(日)...加筆
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順を追って。
行きのゆりかもめにて、ぽかぽかと暖かい陽気に上着を脱ぐ。 ならZepp内のロッカーではなく、VinusFort内のロッカーに手荷物と上着つっこめるなと思う。 当日の陽気と混み具合を判断条件に何パターンかの選択肢は準備済だい!
話はそれるけど。 昔、占い師に心配性と言われたことがあった。
そうでもないと思うけど。基本深く考えないし。 全然将来のこと建設的に考えないし。 かなり場当たり的な人間という自己認識。
が!AllStandingの場に行くのに、しかもコートの季節のこの時期に。 荷物と上着をどーするかを何も考えずに現場に行くとの行動パターンは自分にはない。 つか、ありえない。
公演中バックを肩から提げ、コートを両腕で抱え、しかも厚手のセーターを着込んだまま、 という人を少なからず見た。 ・・・・うーん・・・。
当日のシミュレーションとかしないのか? やっぱり自分は心配性なのか? 自分把握は自分基準だから、そこいらわかんないのよね。
本筋に戻る。
前回、かぶりつきに近い状態で見たので、今回は俯瞰を狙った。 出入り口より後方の中央部の手すり(と呼ぶのか?)をKeep。時間は13時15分。後は待つのみ。
エリア的にそんなに混んでいなかった。 ・・・・ため、心置きなく踊りまくり跳ねまくってしまった。 (やりすぎかーとも思いつつ踊り好きなもので・・・あー周囲引いたかなぁ・・・ 隣は間違いなく引いてたよな・・・ぶつからないようにだけは注意したんだけどね。 まぁ、落ち込まずに気持ち切り替えていこう! 楽しかったんだからいいや)
11センチヒールでJUMP!JUMP!JUMP! はい。確かに腰にくるねーこれは。
帰宅後、お風呂に入ったら、足指が両足つった。しかも揉んでも揉んでも戻らない! 足裏の筋肉が相当疲れたらしい。(←馬鹿) (まぁ前日ジムでZUMBAで腰振って、さらに、ファイトアタックビート(つまりパンチとキック) で暴れたというのもある)
2時間たっぷり運動しました。(汗) いやぁ楽しかった。
さて、舞台のこと。箇条書きで。
・最終日ということで、ALLStangingでもあり、もう開始前からお祭り状態。
・暑かった。そういや、一人倒れてた人見たけど。 床に顔があったんでびっくりした。意識はあったようだけど。 係員が介助して運び出していたようだが、ちと距離があったので見えなかった。大丈夫だっただろうか。
・コス多し。なぜか和服もいる。(出勤前か?) ・ゴス系、ロック系、モード系。かっこいいカワイイ、気合入ってる、は見てて楽しい。
・その一方。もう少し何とかならんかね。な格好の人もいる。 この服が馬鹿安のご時勢、パジャマにしてもどーかと思う衿の伸びたTシャツ着て来くる奴。 視界に入ってくれるな。 ウニクロでSANWAでシマムラで千円札一枚で綺麗な色のTくらい買えるだろうよ。 (そういうご時勢が良いと思っているわけではないが)
かっこよくなくともコスでなくとも、普通に綺麗なかっこ、 オペラでもあるまいし、普通のお出かけにみすぼらしくない程度の服を何故着れない?!
舞台に限らずホテル・レストラン・SHOPetcに行くのに、その場の雰囲気に合わせた服装をするのは、 作品を商品をその場の雰囲気を、作り上げた彼らの努力に対する一番簡単な敬意の表現方法と思う。
正直ダサいの見ると気持ちがなえる。 (年齢の問題ではない。人は死ななきゃ誰でも年をとる。 時間を経ているほど、容姿・立ち振る舞い・歩き方・服装・雰囲気は自分が作り上げたものになる。 言い訳の余地などあるもんか)
ふぅ。話を戻す。
・「フィルコリンズに歌わせようと、事務所と交渉中」の後の「ほんとよ」の柔らかさに落ちた。 今回のHedwigは登場時から、もう何だか凄く大きな包容力があった。
「あんたたちくらいまとめて面倒見ちゃうわよ!どんと来なさいよ!的な」 懐の深さっつーんですかね。
それが「ほんとよ」でふっと笑うところで、
"儚い嘘"って言ってるほうも聞いてるほうももう判ってるんだけどさ、夢見させてよ
ってな、心弱さと一抹の甘えがあって、なんかこの笑顔に金曜日に見たときもそうだったけど、 今回ももうそこで、待ち構えていたわけでなく、でも同じところで、ぐんっ!と心が揺れた。 もう、可愛くてっ。
Hedwig自体の存在が緩いというかゆったりと構えていて、安心して寄りかかれそうなクッションみたいだった。だからこそ、時折零れる可愛らしさが切ない。一層可愛らしい。
・HeadのWigを取った後の男前度が上がったような気がする。 それは覚悟の太さであるように思った。
・やっぱりMidNightRadioは良い。 金曜日に思った「今年のHedwigの印象を一言で言うと"コクーン"」との言に変更はなし。 でも千秋楽はもう最後の力を余すところ無く、人間として使ってはいけないところまで、 使い切ったような半端無いPOWERを感じた。渾身のMidNightRadioだった。
振り絞るような力強さ。吹き上げる生命力。 マグマのような赤い盛り上がり。なのにエネルギーが一度彼から外に出ると、 何故か白・・・なのが面白いね。
赤い血液が白い乳になるようなものかもしれない。
ただ、コクーンの種が放射される・・・というスピード感を持った志向性はなく・・・、 そうだ、あれだ。マリンスノー。 白くてキラキラとしたマリンスノーが天井から降り注いでいた。
種は人に当たるとふわっと広がって乳白色のシャボン玉のように人を包む。 光は身体にゆっくりと染み入る。細胞が伸びをする・・・・。 暖かく、優しく、許される感じ。
本来の生き生きとした生命感のまま伸び伸びとそこにいて良いのだと。 誰かの基準や、相対評価ではなく、自分の命を生きれば良いのだと。 そんな愛で包まれていた。
登場時から前半の姉御的な佇まいと表現は違っても根は一緒なんだろうが、 今回のHedwigは以前より母性が強くなってるのかもしれん。
・アンコールはSugarDaddyとAngryInchと。ダブルアンコールで、無常の幸せだ!OriginOfLove。 もう言葉は全然正確覚えていないけど、アンコール時のメッセージ。
「よろいをはいで、人を愛して見てください」 の後に「裏切られてみてください」と続けたところに、 山本耕史さんの一貫した人間性への期待の地平を見る。
「よーするに期待値が低いということ?」と言えばそれまでなのだが、そういうことではなく(そうでもあるとも思うけど) 低く持ちつつも、それでも尚人を愛し信じる強さが、彼の一筋縄ではいかない面白さでもあり、 さらには、憧れの強さでもある。
・同じくアンコールの言葉。「この愛を広めてください」(多分表現は全然違う。もう自分脳細胞死んでる) この舞台で受け取った愛を。 自分を愛し、周りの人を愛し、まだ合ったこともない、合うこともないかもしれない、世界の何処かの誰かを愛して生きる。
あぁこれはつまりSEASONS OF LOVEのShare love, Give love,Spread loveだーと。 聞いて真っ先に思った。『RENT』の命は繋がってるよ。と。 『Hedwig And The Angry Inch』にしても『RENT』にしても。 偏屈で身勝手で非情な自分ではありますが、彼の彼らの舞台に掛けた思いを無駄には出来ない・・・。 Share love, Give love,Spread love 心の陣地の1%でも愛を持って過ごそう。
・あ、そーいや歌が上手い!とかHedwigを自分のものにしている!とか書いてなかったね。 他の人の感想読んで気付いた。 最早意識野に上がってすらこないもので。 でも、凄さは充分に承知。他の人の歌をよそで聞く度、承知度は更に上がってる。
・と非常に堪能した舞台でありました。 でも、神様が降りてきたーという感じは今回は無かった。 出来が悪かったというのではなく、もちろんパフォーマンスは最高だったんだけど、 いつも降りてくるもんじゃないしね。 2007のTourFinal、2008の中野サンプラザ。 あの時のあそこには確かに神様を感じた。 でも、それはこちらの状態によるかも知れず、さらには何がどうあれ、神様は人智の及ぶ範囲ではないので、 だからどうだという話にはならん。ただそう感じたというだけ。
観客も含め、むくむくとわきあがるPOWERは一番強く感じた。 地と人が強くて、天が霞んでしまったということかも知れぬ。
・最後に。 やはり「まさにヘドウィグはあなたなのです」よりも「まさにヘンリーはあなたなのです」の方がしっくりくるなぁ・・・・ と思う自分は、頑固なのか感受性が鈍いのかどちらなのでしょうね。
alain
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