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2009年09月16日(水)

『文』 by 堺雅人さん

よく言えばサービス精神旺盛、常にパワー全開。
悪く取ると、余白の無さ。

これが私の思う西の文化のイメージ。(のうちの1つ)
舞台ワークで言うとこの前書いた綾戸智恵とかコロッケとか。
感心はするし、楽しくないわけでないが、全力過ぎて見てて疲れる。

堺雅人さんには今まで九州を感じたことは無かったが、
この度エッセイ集『文』を読んで、おお堺さんもやはり九州人だったか!と認識を新たにした。

思わず魍魎のハコ(by京極夏彦)を連想してしまったよ。
要するにみっしり。

まるで隙間がない。
連載の時は雑誌の1ページだもんで気がつかなかったが、こうして本にまとまると、その密度の濃さがあらわに出る。
本の形の容器に比重の重い水銀がずっしり詰まった感じ。

小さいのに重い。
短文なのに読後に疲労感が残る。

面白いんだけどね。

他の感想としては。
すごく朗読したくなる。
他の人の本でそんなこと思ったこと無かったのに。

まさに、「声に出して読みたい日本語」
きっと推敲の最終段階で堺さんの脳内で堺さんの音声で一度読み上げられてるんじゃないかな。

声に出して読んでみた。
非常に歯切れが良くて、音としての通りが気持ちよい。
かつ、息継ぎのタイミングが絶妙。
そして、頭にちっちゃな堺さんの絵がちらちら浮かぶ。
もちろん、シーンは舞台の上。本(見た目台本)を片手にあちこち動きながら朗読中。

さすが舞台役者っ!と思ったものでした。


alain

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