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2009年08月12日(水)

沈まぬ太陽

御巣鷹山の慰霊登山の記事に、あーこの季節の事故だったかと思う。
最近『沈まぬ太陽』を読んだので、今年は感慨もひとしお。

全5巻か。多いな。どうするかと思っていたら、ひょんなことで一巻を入手。
読み始めると好き嫌いはともかく吸引力はある。5巻1000円で購入し読む。

・・・力尽きた。むしろ吸われた。

サンプル2つしかない以上、これはずばり偏見なのでしょうが、"関西人。情念が濃し"との感想。
恨みの濃さが半島に似てる。やはり半島の血が濃い(縄文系ではなく弥生系と言ってる)からか?

サンプルのもう一つは司馬遼太郎。

両者共に、膨大な資料を集めることで有名であり、史実、論理を前面にだしてはいるが、
いやいや、そんなもん表皮にもならない薄さで、真皮以下骨髄までみっしり"恨"が詰まっている。

気持ちはわからぬでもない。
が、いかにせん濃い。
読んでてすら疲れるものを、よくまぁ書けるなと。
ペンが折れんがばかりの筆圧に、気持ちは尊敬や感心を超え、異世界の生物を遠巻きに眺める心情に到る。

言い始めても最後は結局ごにょごひょ口ごもる、腰が引けた自己主張の東北の方が肌なじみが良い。
胸はって正論を訴えないところとか。わかる。
これは優劣ではなく、親和性の話。血統なのか育ちなのか。どうなんでしょうねぇ。

主張しないからと言って、わがままでないことはまるで無く、すみませんねぇと低姿勢なくせに、
やることは超わがままという、そこらへんも、凄くわかる。
頭にあるのは、太宰に啄木に寺山修司なわけですが・・・

話は戻る。
『沈まぬ太陽』力作でした。
途中で止められないんだけど、でも、読んでいて辛いし、疲れる。
再読はごめんです。映画も。
あんな暗くて陰惨でどろどろな人間模様を映像で見たらうなされる!


alain

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