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2007年01月29日(月) 祖母をなんとかしたいのですが無理なのでしょうか

私は23代半ばのフリーターです。
祖母は78。目が全く見えません。
でも、食べる事(作る事はしない)、お風呂に入る事(浴槽を洗ったり、お風呂をわかす事はしない)
トイレに行く事などは一人で出来ます。
また、週3回のデイサービスに通っています。
前は自分の部屋の掃除をしていましたが、今はしなくなりました。

困っているのはズバリ「性格」です。
単純に言えば、常に文句ばかり言っているのです。
家族の事、近所の事、世間の事、
とにかくありとあらゆることに文句を言って止みません。
家ではデイサービスの事について酷く言いますが
デイサービスでは直接デイサービスの文句は言わず家の事を酷く言っているようです。

目が見えないせいか、常に自分中心に物事をとらえているため人の話を聞けません。
自分が質問したとしても答えている人の話は聞きません。
そして平然と失礼な事を言ったりするのです。
(自覚が無いというか、自分が言っている事は常識で、そのことで相手が傷つく分けないと確信しているようです。)
本人は、人一倍神経をすり減らして生きていると言っています。

年のせいか耳も遠くなり、更に頑固になり、忘れっぽさが酷くなってきて
「言った事を忘れた」という事を決して認めないので
「前にあなたがそう言っていたんだよ」と言っても、
「嘘を言ってるとしか思えない」と返されてしまうのです。

何度言っても聞き入れてもらえないので
家族全員泣き寝入りというか、しょうがないなと諦めていますが

私は、完全な祖母の思い込みで言う根拠の無い文句を聞くのが本当に嫌ですから、
一生懸命反論していた事が何度かありました。
最初は解り合えたのですが、結局時が経てばすっかり忘れてしまうので、また振り出しに・・・

家族として、祖母には幸せになって欲しいので
小さな事ですが、祖母の好みに合わせた食事などいろいろ気遣ってたりします。
でも気分が良くても絶対文句は言うので結局同じ。 

共働きとまでは行かないのですが母も仕事をしているため
一週間のうち数日、私がお留守番がてら、家事手伝いすることがありますので、
一人暮らしや、就職するというのはは正直今は考えていません。

文句を言わない(文句が減る)方法ってありますかね
真剣に悩んでいます。どうか皆様知恵をお貸しください。





太字にした箇所を、わざわざカッコ書きにしたことに『責めている感じ』を受けました。
何もしないくせに、文句ばかり言う。
痛いところを突かれる。
フリーターをやめるつもりはないと断言しているので、それについても責められてるのかな。
それを言わせない方法を聞きたかったのかもって、今になって思います。




ボケていると仮定した場合の話です。

昔何かで読んだのか、聞いたのか は忘れましたが、
ボケた人の心理みたいなのを知ったのですが。
それは、『物忘れが激しくなる』
ただし、『感情は忘れない』

もともと女性は、物事を時系列で覚えているのではなく、
感情でソート(並び替え)して覚えているものなのです。
(だから、腹を立てた時には、あの時も・・・という過去の話を持ち出したりするのです。)
同じ感情になった時の記憶が、ゾロゾロ出てくる。
それは、『怒り』や 『悲しみ』や 『馬鹿にされて悔しい』とか、『自分だけ無視されている』とか、『自分だけのけものにされている』とか、『自分だけ軽くみられている』とか...
そう言った感情を持ったなら、過去のその感情を持った時の記憶もゾロゾロと引っ張り出てきて、その感情だけがどんどん増幅していきます。

ボケた人は、『今』『一瞬前』に、自分が何をしたのか、自分は何を言われた(注意された)のか は、忘れてしまって、
自分がその時に感じた感情だけを覚えているんですって。


本気でボケた人は、本当に見事に忘れます。
毎朝、初対面の挨拶から始めるそうです。
自分の年すらも忘れているので、
息子は、自分が結婚する程好きだった夫と同じ顔で、だから自分の恋人だと錯覚したり、
息子の妻の存在は、だから、恋敵(こいがたき)になったりします。
孫は(意識上)子供のまま成長しないので、成長した孫と理解できずに『他人』になったりします。

『伝えたことは忘れるもの』と理解して下さい。
また、小さな子供と同じで、時間の観念がなくなる為に、
『今』しか存在しなくなります。
子供に「まっててね」「後でね」は通用しないように。

アドバイスになっているかどうかは判りませんが、そのシステムだけ覚えておいたら、
少しは心情的に(頭の中では?)理解できるかもと思い、書き込んでみました。




【追伸です】
 
今度は、ボケていない場合の話です。
 
おばあちゃんと、日ごろ、『要求以外の』お喋りをしていますか?
「今日は寒いねぇ。日本海側は雪が降るそうだよ」とか、
「○○では、もう梅が咲いたそうだよ」とか、
おばあちゃんがお風呂に入った時に、「湯加減は、どう?」とか、
「背中洗ってあげようか?」など。
「○○して下さい」「○○しちゃダメ」「○○しなきゃ」とか、口にするのが要求ばかりでは、言うことを聞いてくれないのは当たり前だと思います。
これは、相手がぼけているとか、老人相手とか関係なく、人間関係の基本です。
まずは友好関係を築くことが大切で、要求以外の世間話から初めてみて下さい。
 
また、何か要求や文句を言われたら、その言葉をオウム返しでも良いので、「はい(うん)」「わかった」以外の返事を返すことや、
その要求や文句に対して質問をしてみて下さい。
ただの返事だけよりも、ちゃんと自分の話を聞いてもらっているって気分になって貰えると思います。
これも、人間関係全てに使える会話のコツなので、
最初は大変ですが、適当に聞き流すのではなく、こちら側が聞く姿勢を見せてみると、きちんと会話をしてくれるようになるかも知れません。
 
私は何度同じ話をされても、初めて聞いたように返事をし、少し考えたり(思い出したり)しないといけないような質問をするように心掛けています。
意外に昔の恋話とか聞けたり、楽しめたりしますよ ^^
 
これらは こちら側の心(時間?)の余裕がないとできないことなので、こっちも体調が良い時ばかりではないから大変なんですけどね。
家族で当番制にして、○曜日は誰とか、話を聞く係りを決めて、それ以外の人で余裕がある人は積極的に声を掛けるのが長期介護のコツかも知れないです。




【相談者】
たくさんのアドバイス本当にありがとうございます。

酷いことを言われる前に関係ないたわいもない話をしたり
彼女が好きな音楽を探してきては聞かせてみたりすることはあります
その時はとても楽しいようですが
せっかく楽しい話をしていても彼女自身が一言多いたちなので
なにか必ず嫌なことで話をまとめる癖があります
なので「うんうん」と聞いていても結局「早く死にたい」になってしまうのです・・・

でも、恥ずかしながら今更
自分が思った以上に未熟であることも自覚しました。
今の私では、
彼女の思い込みだけど家族のことを酷く言われたり、
自分のことを全否定し、それが当たり前だという断言をされると、
とてもじゃないけれど「そうだね」「そのとおりだね」とは言えないです。

彼女のことを癒すには、まだまだ心の広さが足りないですね。
ちなみに私以外の家族はその辺心得ているので祖母は文句言いながらも過ごしやすいとは思います。




【相談者】
祖父を3年前に亡くしました。
祖父は私が中学生ぐらいの頃から何故かしゃべらなくなってきて
そのうち寝たきりに近い状態になり
いわゆる介護というものに挑戦することになりました。
下の世話や、抱きかかえての移動など、それはそれでとても大変でしたが
祖父は穏やかな性格だったし、目はよかったので
コミュニケーションがふつうにとれていました
死は覚悟はしていたけれど、いざそうなるとやはり
「もっといろいろしてあげたかったな」と後悔しました。
だからなおさら祖母にはいろいろしてあげたいと思いました。

でも介護生活が始まった頃から祖母は祖父のことを「早く死ねば良い」という言葉を頻繁に言い、亡くなってすぐも落ち込む様子も亡く「死んでよかった。ほっとした」と言った時には本当に悲しくなりました。

祖母のおかげで「言葉」の威力を痛感しました、祖母には感謝しています。
祖母の思考回路がおかしいという事実を少しずつ受け入れているところです。
身内である以上、どうしても解り合いたいという諦めきれない部分もありますが、
泣かされながらも今までいろいろ懲りずに立ち向かってきたので
もうひと頑張りしてみます。




【夏海】
嫁姑の仲は、いかがでしたか?
 
おばぁちゃんの話を拝見していると、とても気が強そうな感じですが、もう少し若い頃はいかがだったでしょうか?
 
気が強い人ならなおさら、自分が人の世話にならないと生きていられない存在であることに苛立ちを感じるのは不思議ではなく、
日常に楽しみを見出だせないのであれば、早く死にたいと言うのは当たり前の感情だと思います。
それこそ、将来下の世話になることを想像すると、老人にだってプライドがあるのですから、不安や焦燥感や苛立ちがあるのが当たり前で、
その『ストレス』解消の場所が ないのですから、そりゃーもう 心の中はえらいこっちゃになってるでしょうね。
 
気の向いた時だけご機嫌を取られても、それは自分(おばぁちゃん)を楽しませる為だとは思って貰えません。
心が乾いた人には、悲しいかな伝わらないのです。
根気よく、毎日声掛けを行い、生きている必要性を伝えてあげて下さいね。
自分が邪魔者であるとか、お荷物であるから、見捨てられてしまうのが怖いのでしょうから。
 
ところで、図書館で、落語や本のテープを貸し出ししているのをご存知でしょうか?
おばあちゃんは、(古典)漫才や落語は好きですか?
本が読めない人の為に、図書と同様に無料で貸し出しをしています。
(予約をすると、人気小説も貸し出ししてくれます ^^
 全国で共有しているので、人気があると待たないといけないですが)
落語を一緒に聞いて、一緒に笑ってみてはいかがでしょうか?
『笑いを共有し合う』ことは、MRKさんにとっても、おばぁちゃんにも良いことだと思います。


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