陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2011年11月04日(金)      釜石ラーメン

 釜石の新華園本店が、営業を
 再開したそうです。すぐにでも
 飛んで行って毎食でもラーメン
 を食べたいところですがそうも
 いかず、昨年秋に生で売ってい
 ただき冷凍してあった麺を食べ
 て、一人静かに営業再開を喜び
 ました。かなりの期間保存して
 あったので冷凍焼けをおこして
 いるかと思いきや、丁寧に解凍
 してほぐしてみるとあの極細麺
 がよみがえりました。40秒ほど
茹でて、(お店では中華鍋にグラグラと沸かした湯で
25秒です) 塩のスープでいただきました。しっかり
熟成した麺は馥郁とした風味を持って、手繰るたびに
幸福感が込み上げます。本店の再興と釜石の復興を
願いながら食べたラーメンは何よりのご馳走でした。

復興を盾に公約を軒並み覆す今の政府には何の希望
も見出せません。そのうちまた首がすげ変わって、その
たびに一からやり直しです。いくら気の良い東北人も
堪忍できますまい。『天は自ら助くる者を助く』 復興は、
他人任せでは進みません。長い時間のかかることですが、
私はせめて、釜石はじめ東北のものをせっせと買って
消費することにしましょう。

心の師と仰ぐ西条公滋氏の打つ極細縮れ麺

スープに絡んで、手繰るごとに快感が走ります。




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