陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2011年09月27日(火)      あきにおもう

 お彼岸も明けて、めつきり涼しく
 なり、夜もぐつすり眠れ、食欲も
 わいて、読書などの意欲も出、空
 を眺めれば青々として気持ちよく、
 良い秋が訪れました。でもどこか
 心の雲が晴れないのは、被災した
 地域を思うからではありますが、
 天災をいつまで恨んでも詮無いこと、
私にできることといえば、東北の物産を躊躇わず買っ
て使うことでしょう。若い方はいざ知らず中高年の
我々は、例え放射線が少々多くても被災地域の米も
野菜もどんどん買って消費で彼の地を応援しましょう。
それでいくばくか寿命が縮んだとしても、いっそ誇ら
しいと思うくらいです。人が菌類や地衣類のように
分解者として役立つのもまた、痛快です。

未来は決まっているものではありません。過去は唯、
我々の足跡にほかなりません。前世だの来世だのと
ありもしないことに心奪われず、只今この世の地獄
極楽をしかと見つめ、生きることをためらわず、死を
覚悟して、今日の無事を喜びながら、『生』 を全う
したいものです。

もうすぐ開くでしょう 彼岸花
手ブレ御免下さい。





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