お彼岸も明けて、めつきり涼しく なり、夜もぐつすり眠れ、食欲も わいて、読書などの意欲も出、空 を眺めれば青々として気持ちよく、 良い秋が訪れました。でもどこか 心の雲が晴れないのは、被災した 地域を思うからではありますが、 天災をいつまで恨んでも詮無いこと、 私にできることといえば、東北の物産を躊躇わず買っ て使うことでしょう。若い方はいざ知らず中高年の 我々は、例え放射線が少々多くても被災地域の米も 野菜もどんどん買って消費で彼の地を応援しましょう。 それでいくばくか寿命が縮んだとしても、いっそ誇ら しいと思うくらいです。人が菌類や地衣類のように 分解者として役立つのもまた、痛快です。
未来は決まっているものではありません。過去は唯、 我々の足跡にほかなりません。前世だの来世だのと ありもしないことに心奪われず、只今この世の地獄 極楽をしかと見つめ、生きることをためらわず、死を 覚悟して、今日の無事を喜びながら、『生』 を全う したいものです。
もうすぐ開くでしょう 彼岸花 手ブレ御免下さい。
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