陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2011年04月20日(水)      はまおか

3月11日の地震から、かれこれ40日が経ちました。その
間余震は数知れず、また誘発されたかと思われる内陸
地震もあちらこちらで頻発しています。研究者が言って
きた通り明らかに日本は、いや地球は地震の活動期に
入ったと思われます。関東直下型も東海地震も、いつ
起きても不思議ではないでしょう。

 地震の発生は地球の営みですから、
 恐ろしいことですが、備えて耐える
 ほかありますまい。しかし、原子力
 発電所による二次的な災害はぜひと
 も回避しなければなりません。今回
 の福島第一原発で日本国民のみなら
 ず世界の人間が教訓を得たことです。
 日本にある17箇所全ての原子力発電
所を停めて防災に対する再検証を行うべきですが、まず
最優先して静岡県の浜岡原発を停止せねばと思います。
浜岡原発はその立地が東海地震の震源域にあり、且つ
海岸に面し、津波対策が脆弱です。中部電力のサイト
でも6メートルの津波しか想定されていません。東海地
震が起きて、M9クラスの地震津波に見舞われれば福島
第一の二の舞でしょう。増して浜岡原発は首都圏に最も
近い発電所です。チェルノブイリ級の事故ならば近隣
市町村にとどまらず広範囲に被災し、悪くすれば首都
圏は都市機能を失います。

小中学生でも、この危険は理解できます。多くの方が
デモや署名活動をしていますが、及ばずながら私も中部
電力と原子力安全・保安院に浜岡原発の停止と、防災
再検証を嘆願するメールを送りました。一通のメールが
及ぶ力は微弱ですが、きっと多くの方が同じように電話
やメールをしていることでしょう。一刻も早く停止して欲し
いです。世界唯一の被爆国が、原子力で自滅するのは
愚の骨頂です。中部電力、原子力行政機関、政府は
利害を超えて世界の安全を確保して欲しいです。

亡国の危惧すら覚えます。

薪を積んだらとても心が晴れ晴れとしました。
この平和な暮らしを失いたくありません。





 < 過 去  目 次  未 来 >


陶 房 日 報