陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2011年01月25日(火)      百 舌

鳥達が庭でせっせと餌を探しています。
アオジ、キジバト、ツグミ、アカハラ、そして今年は
雄のモズが一羽、裏庭に居ついています。

 頭でっかちでくちばしが鋭いシル
 エットは遠くからでも良くわかり、
 高いところにとまっては尾をくる
 くる回すしぐさは独特です。雄は
 色合いもきれいで、滑空するよう
 に飛びながらキャキャキャキャと
 連続して鳴く声でも、すぐにモズ
 だとわかります。百舌という名前
が付いたのは、多くの鳥の鳴き声を真似てぶつぶつ
と小言を言うように鳴くからで、そんな声音の効いた
鳴き方を 『ぐぜり』 と呼びます。秋口に虫を木の枝
に刺し備蓄するような行動をしながらもその餌を食べ
ることをしないので、物忘れの多い人をモズのようだ
と揶揄することもあるそうです。この冬を乗り切って
春になれば、近場に巣をかけて繁殖をするのでしょう
が、ホトトギスに託卵されてせっせと他の鳥のヒナを
育てる不運な境涯も待ち構えています。

モズはなんとも憎めない愛嬌のある鳥です。野生の
鳥の寿命は3年ほどといわれますが、裏庭のモズは
まだ若そうに見えますので、しばらくは観察が出来る
ことでしょう。1月も終盤、2月を乗り越えれば虫も
顔を出すでしょう。 気長に応援してやりましょう。

バズーカみたいな望遠レンズがなきゃぁ
鳥の写真は撮れません。だから図鑑の
パクリ画像でどーも済みません。





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