陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2010年12月15日(水)      SUSPENSE

 時代小説の新刊で面白い物が無く、
 再読にも飽きて、たまたま居間に
 置いてあった家人の推理小説を手
 に取りパラパラと読み始めたら引き
 込まれてぺろりと一冊読んでしまい
 ました。東野圭吾さんの 『新参者』
という本です。文章が丁寧で、小説も上手いなと思いまし
た。それでついつい他の東野本も借りて読んでいます。
時代物と違って会話文体が多く、脚本のようにサクサク
と読めます。この半月ほどに 『容疑者Xの献身』 『聖女
の救済』 『赤い指』 と立て続けに読み倒しました。
東野ファンの方ならこの内の2冊はガリレオシリーズで
あることがお解りだと思います。福山雅治さん主演で
ドラマにもなり、映画にもなりました。

今は画像の2冊を同時に読んでいます。『探偵ガリレオ』は
上記のシリーズの第一弾本、短編ですが読み応えは充分
です。『卒業』 は、最初に読んだ 『新参者』 と 『赤い指』
で活躍する刑事、加賀恭一郎のシリーズ第一弾本です。
同時に何冊も読むのは家人には理解しがたいことなのだ
そうですが、私は5冊ぐらい平気で読みかけます。その日
の気分でさて今日はどれを読もうかなという風に楽しめ
ます。例えれば週間誌の連載物を読む感じでしょうか。

いかんせん推理小説は殺人が起きますし、被害者が子供
であったりするとつらい気持ちを引きずって読むことになり
ますが、サスペンスの語訳は 『不安な気持の宙吊り状態』
という意味合いがあるそうで、正に犯人やトリックが解ら
ずに、やきもきしながら読み進むところに醍醐味があると
言えましょう。そしてラストにそれら全てが解決し、溜飲を
下げるのが病みつきになる由縁でしょう。そういった訳で、
私は今2つの不安で宙吊りです。 ダブルサスペーンス!

ジャカジャカ ジャカジャ ジャー ジャーン  (←Q)

もう3冊ほど手をつけて、さらに宙吊りになりましょうか。

ダブサス

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