今年春に拵えた糠床は約9ヶ月 を過ぎ、いよいよ冬に入りました。 角度を変えて言えば、春に飼い 始めた菌類も暑い夏をものとも せず、冬越しを経験しようとして います。通年冷蔵庫で管理する 方もいらっしゃるようですが、私は漬け物の眼目はやはり 常温にあると思っていますので季節に合わせた塩加減と 管理法を追い求めています。
人により漬け具合の好みは色々のようですが、私はちょっと よく漬かったくらいが好きです。でも、糠床の凄いところは やはり古漬けに極まるとも思います。例えば画像左奥は大根 の葉の古漬けですがもう何週間も入れっぱなしです。漬かり 具合はもう飽和状態でしょう。しかし、腐敗することも無く いつ食べても良い状態で保存が利きます。糠をかき混ぜな がら入れておくといつまでも持つのではと思います。実際は ある程度のところで食べちゃいますからどれくらい持つのか は不明ですが、 『糠漬け道というは古漬けと見つけたり』 と結ばせていただきましょう。
手前左から時計回りにカブ、 大根葉、大根、ニンジンです。
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