先月29日の日報で気にかけていた卵色の靴下はやはり 購入しました。ついでに紫色の手ぬぐいも買いました。 これで 『助六セット』 と相成りました。手ぬぐいの 板締めが菱形で、成田屋さんの家紋三枡を連想させる のも奇遇と言えば奇遇です。
ワルノリついでに白い板締めの染め 抜け部分に墨で助六の台詞を書き ました。歌舞伎十八番、助六由縁 江戸桜、花道を出て河東節を披露 の助六はやんやの喝采に傾城一同 から吸付煙草のおもてなし、得意 満面の助六が言うキレの良い台詞から、『どうでんすな・・・』 と 『キセルの雨・・・』 を散らしました。私は助六のように 度胸も無ければ腕っ節も全く覚えがありません。それでも 男と生れたからにゃぁ一度くらいは助六のようにモテてみ たいものです。ま、叶わぬまでも衣装小物くらいは傾いて みてもバチは当たりますまい。
さて、巷を賑わしている海老様はといえば日に日に当夜の 状況がマスコミに流れ出し、さぞ肩身の狭い心持ちでしょう。 まあ若いうちのしくじりはいっそ芸の肥やし、いっとき謹慎 したら心を入れ替えて酒を断ち、芸の道に精進することで しょう。 ガキんちょから大人になる良い機会ですな。
お酒の上での失敗は誰でもありますもんねぇ。 これから年末年始、私も重々気をつけねばと思います。
画像を拡大 『冷え者です』 は湯屋でのご挨拶 おじゃましますといった具合に使います。
歌舞伎のお話 『江戸紫』 サイトで見つけたこちらの記事がとても わかりやすく助六とその装束のことを解説 しています。 ご参考までに
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