陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2010年10月19日(火)      ミセス

先月のこと、ガラス作家のイイノナホさんから、連載して
いるミセスの取材で滋賀の 『おやつ工房むす』 へ行き
一緒に蒸しパン作りをし、11月号にその模様が載る旨の
メールをいただきました。ちょうど我々は7月にお邪魔
して、できたてホヤホヤの蒸しパンをご馳走になってい
ましたので、タイムリーで嬉しいお知らせでした。

 メールの文末は2人とも可愛らしく
 写っていますよと結んでありました。
 ミセスという雑誌に文を寄せる年配
 になってもやはり女性は可愛くあり
 たいものかと、たいへん微笑ましく
 拝見したものの、何ともいえない笑い
がこみ上げてきたのは、古い知り合いであり、お2人が美大
の学生だったころのことを思い出したからだと思いますが、
初めてお会いしたころのお2人は本当に初初しかったことが
思いおこされます。そういった訳で、いつもなら立ち読みで
済ます厚い雑誌を一冊購入し 『イイノナホの夢をかたちに
蒸しパン』 しげしげと見せていただきました。なるほど、
お2人ともたいそう可愛らしく写っておりました。

初めてお会いしたころからもうウン十年が経ち、私どもも
お2人も共に家庭を持ち子を育て、そんな中でもそれぞれに
自分流の工房を持つことができたのはひとえに 『夢』 を
抱き続けたからだと思います。でも、夢は寝ていても見る
ことができますが、現実的に整えるのにはたくさんの努力
と、多少の犠牲を伴うものです。イイノナホさんの澄んだ
ガラスも、大村紀子さんの暖かな蒸しパンもそういった夢
の結晶でありましょう。いつか機会があったら、ウチの器
に蒸しパンを盛り付けて、イイノさんのグラスで乾杯しま
しょう。そして、ご一緒に写真を撮りましょう。 おじさんも
精一杯可愛く写るよう、努力いたします。それまでずっと
お互いに夢を持ち続けて生きていきましょう、 ね。(*^.^*)

文化出版局 ミセス

イイノナホ glass garden

おやつ工房 むす




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