陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2009年12月29日(火)      こぞことし

 『去年今年』 とは新年の季語です。
 年をまたぐ瞬間を思う言葉であるととも
 に現代俳句では2年越しの長いスパンで
 物思う感慨の表現にも使われます。私は
 改まった年よりは暮が押し詰まるとこの
 言葉が胸を去来します。年年早まるよう
に感じる加齢が現状への慕情の念を誘うものか、はたまた単に
歳をとって感傷に弱くなったためか、どちらにしても若い頃に
は全く鑑みることも無かった感情です。箱根駅伝に例えれば
往路ではなく、復路の気分とでも言いましょうか。今年もあと
2日、残り少なと思えば大事にも感じますし、たったの2日かと
も感じます。要はこちらの心映え次第、そんなものでしょう。

     泣き笑い紡いだ糸や去年今年




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