陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2009年12月16日(水)      酒 呑

きのう日報を書いた後でさあ晩酌をするべいと女房に芋を煮て
くれろと頼んだら、もう疲れたからと一蹴され、畢竟備前焼の
気分もしぼみました。しおしおといつもの器(吉野家の湯飲み)
に酒を注いでしょんぼりと呑みました。でも今日は炊いてくれる
というので備前を使おうと思います。仕切り直しです。

 これがその中村先生のぐい呑みです。
 手早いロクロで挽いたと思われるぐいっ
 とハリのある腰が座り良く。山道なり
 の口辺は気持ちよくうねり、いかにも
 洒脱です。大ぶりの作行きに低い高台
 がさらりと削られて心憎いばかりです。
箱書きには 『ぐい吞み』 ではなく、『酒吞』 と軽妙な筆で
書かれています。『しゅてん』 と読むのかとも思いましたが、
たぶん素直に 『さけのみ』 と読むのでしょう。

昨日は図らずも意気消沈の酒でしたが、今日は気を取り直して
吞みましょう。幸い、生徒さんから頂いた 『越乃寒梅』 があり
ます。今日こそは芋を肴にいただきましょう。そしていつか中村
六郎先生のような、手数の少ないロクロが挽けるように、じっくり
と作品から学ぶことにいたしましょう。

中村六郎先生在りし日のお姿(備前のたまごさんのブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/o987898/60476683.html




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