この夏、勝手口の軒下にアシナガバチが巣をかけました。 高い所で小さな巣だったので気に留めつつも特に積極的に 駆除せず、放っていました。ひと夏過ぎて幼虫もほとんど 成虫に育ち、そろそろどこかへ消えて欲しいと思っていま した。ある日巣から姿を消し、やれやれ居なくなったわい と喜んで勝手口を入ると何と、中の照明器具のところに びっしりとかたまっておりました。
ウチの勝手口は洗濯場を兼ねていて、 洗濯場と室内の間の建具には網戸が ありますが、外部と接する勝手口には 網戸がありません。きっと空けている うちに入ったのでしょう。飛び回るで もなく大人しくかたまっているだけな ので暫く静観していましたが、どうにか追い出すべぇと思い さりとて、食べもしないものを無碍に殺すのも殺生ですから 燻り出すことにしました。日が暮れてから外灯を点けて外を 明るくし、下から七輪と生の草でモクモク燻しました。この 作戦は正鵠を射てハチはすっかり外へ出ました。軒下の巣も 撤去しましたので、ハチ達は外壁の一角に集まってじっとし ていました。さあこれでひと安心だわいと勝手口は開け放た ぬようにして昨日は1日外の教室で家を空けました。夕刻に 帰宅すると外壁にもハチは見当たりません。よしよしどこか へ消えたかと勝手口を入ると何と!仲良く照明具にたかって います。げげえっと叫んでちびりそうになるところを土俵際 でよく耐えながら女房の顔を見ると口をへの字にして、済ま なそうに 『掃除に来るっていってた、きっと開けてたのよ』 と、実家の両親の来訪を告げました。
暑い日でしたから無理もありません。ハチのことを知らせて おかなかったのは我々の落ち度です。さても恨めしきは涼し い顔で留まっているキアシナガバチですが当のハチにしてみ ればよくよく居心地のよい場所なのでしょう・・・??? さてさて、どうしたものでしょうか。やはり勝手口に網戸を つけてもう一度燻し出しますか、それとも共存の道を模索し ますか、なんとも頭の痒いことであります。
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