陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2009年08月12日(水)      げたがき

せんだて買った下駄に字を書きました。陶器の箱と同じ
桐材ですので、箱書きならぬ下駄書きです。暑い時分で
すから薄墨で、右には 『春夏冬』 左には 『二升五合』
と一気に書きました。我乍ら元気良く書けました。
静養の効果がはっきりと字に出た模様です。

 さてこの字、そのまま読めば 『しゅ
 んかとう』 『にしょうごごう』 ですが、
 まさかにそうは読みません。江戸流の
 洒落です。春夏冬は秋がありません。
 で、あきない→商いとなります。二升
 は一升枡二つで、ますます→益々。
五合は一升の半分ですから、はんじょう→繁盛とシャレまし
て、『商い益々繁盛』 と読んでいただきます。万事ひねりを
加えて符牒化する江戸かたぎが字になったような文句です。

台風に地震と、お盆を前にして 『こんにゃくの木登り』 の
ような物騒なことばかりですが、お盆の期間は穏やかな
気候であってほしいものです。私は一足先に休ませてい
ただきましたが、皆様には良い夏休みを過ごされますよう
横浜よりお祈り申し上げます。

『こんにゃくの木登り』 → 『振るえ上がる』




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