かの北大路魯山人が、味の無いものの 味を感じてこそ本当の美食だ。と書いた ものを読んだ記憶があります。なにやら 難しいことのように思いますが、私は水 の味がそれであろうと思います。無味無 臭でありながら違いがあり、確かに旨い のですから。のどが渇いたときにぐいっと飲む水はまさに美味。 そして、酔い醒めにぐい〜っと呑む水はこれこそ寒露!江戸川柳 にも 『よいざめの水千両と値が決まり』 というのがありますが、 時代が変わってもこの旨さは不変です。
魯山人は美味いものを食う秘訣をコウも言っています。 『腹をすかしておくことだ。』 けだし、名言であります。
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