先月の芋乃市場にガラス作家のイイノナホさんが三人の お嬢さんと連れ立って遊びに来てくれました。ご縁があって、 古くからの知り合いですが、久しぶりにお会いしたイイノさん はすっかりいいおっ母さまになっていらっしゃいました。
またこのお嬢さんたちが何ともかしましく、 低学年で年が近いこともあって元気いっ ぱいです。しかし、仲良し三姉妹の元気に 負けてはいられんぞ!と、三人の得意な息 を吸って鼻をくっつける技で競いましたが、 あっさりと敗北しました。負けっぱなしで は武士の一分が立たないので、山に籠り、 瀧に打たれキビシイ修行をして再度戦いを 挑む事を心に誓い、その旨をしたためた挑戦状を書きました。 今頃は勝って油断している彼女たちにこの檄文を送りつけて 度肝を抜いてやろうと思います。思うに敗因は鼻毛ではなか ろうかと思います。私がやると何だかしゅーっと息が吸えてし まいます。お子達の鼻はピシーっと吸い付いてそらぁ見事な ものでした。まずは鼻毛をきれいに抜いて、更に鼻梁を柔ら かく良く揉んでビッと吸いつけてやりましょう。その上で ひょっとこ踊りでもひとさし舞えば、いかなかしまし娘達も 「ぎゃふん」 と言わずにはいられますまい。
いいオヤジが何を大人気ないと思われるかもしれませんが、 ああいった敗北は全人格を否定されたも同じこと、このまま 引き下がれば、やれあいつは子らに侮られた奴よと笑われる は必定、家名をかけて果たしあわねば義が立ちますまい。
どんな手を使っても勝ってみせますぞー。 首を洗って待っていたまえお三方、ふふふふふふふ。
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